サイトウマドのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
科学漫画に属する作品なので、科学が苦手な自分には理解が難しいこともあった。
でも、怪獣という未知の生物を通して、科学への好奇心、科学の功罪、そして環境問題など、どちらかと言うとそこに携わる人間を描こうとしている作品だと思った。
地方に負担を押し付ける都会の人々の図とか…。
研究とか、探究とか、言葉だけだと前向きに感じるのだけど、それを進めるためにたくさんの人々が関わることになる。
怪獣という大きな、架空の存在を通して、知るということの面白さ、罪深さ、恐怖心を伝えてくれる漫画である。
進んでいくのは常に葛藤があるけれど、それで正しいのだと思った。科学は人の営みだからこそ、探究の中にはさまざまな思 -
Posted by ブクログ
怪獣が日常的に出現し、人々がその被害と共存するようになった世界観がまず面白い。災害としての怪獣が“当たり前”になった社会で、突然現れた規格外の怪獣“トウキョウ”。その存在は、怪獣という概念そのものを揺さぶり、人間側の理解を大きく超えていく。
本作の魅力は、怪獣を単なる脅威として描かない点にある。
怪獣をよりよく知ることは防災につながるのか。
生物としての怪獣を研究することで、人間社会に役立てる未来はあるのか。
こうした問いが、物語の根底に静かに流れている。
そして何より、本田昭女史の存在が強い。
彼女は“被災者”でありながら“科学者”でもある。その二つの立場が常にぶつかり合い、揺れ動く。その葛 -
Posted by ブクログ
ネタバレ上下巻まとめて読んだ感想です。
元々こういうジャンル(怪獣やSF的なもの)を読まない者としての感想です。
説明やセリフが多すぎる…。
怪獣のいるリアリティを感じたい人にとっては大事な要素かもしれないけど。
絵があまり上手ではないのでキャラクターの荒れや背景の狂いが気になってしまう。
キャラデザもやや古臭さを感じる。
セリフ疲れを起こしてる中で、下巻の緊急速報が鳴るあたりはグッと引き込まれる。
3.11の時代を経験した者に発動する仕掛けみたいなものがあるんだなぁ、としみじみ感じた。おそらく10代の人には掴めないだろうと思う。
怪獣の生々しさも感じたかったな。