井上慎平のレビュー一覧

  • 強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考

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    強さを、成長を、求められる社会で、ふと足を止めて周りを見渡すきっかけになるような、そんな本だった。

    特に響いた言葉は以下

    ひとつの行為にだって億の「原因」がありうるのだ。

    たくさんの原因がある、というのは聞くけれど、これを具体的に「億」ということで一気にリアルなものとして自分の中に受け入れられた。この言葉は使っていきたいと思ったり。

    「結婚する運びとなりました」もあながち間違った表現ではないのかもしれない。確かに。


    弱いまま生きていくために
    →休むのではなく「別の行為をする」
    休むことは大事だ。だけど、自分が活動的だと自覚がある人は無理に休もうとするのはあきらめて、目の前の「有意義

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    2025年11月14日
  • 強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考

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    ★★★★★ 今年1かも
    ★★★★☆ 読んで良かった
    ★★★☆☆ 悪くない
    ★★☆☆☆ 途中でやめた
    ★☆☆☆☆ クソ

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    2025年11月12日
  • 強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考

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    いろんな悩みが吐露されていたが、1番つらいのは、未来のために現在が消費されている感覚なのではないかと思った。ゴールは必要だけど、そこに辿り着いた時に、犠牲にしてきたものを振り返りゾッとするような気がする。プロセスも目的に出来ればよいのだろうが、それもどこか自己欺瞞を伴っている気がする。
    良く生きて、良く働いて、幸せになりたい。

    しかし、プロセスエコノミーなど新しい考え方が生まれている昨今、共鳴するキーワードが、散りばめられていた。

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    2025年11月09日
  • 強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考

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    今の自分がまさにこういう姿なのでどんぴしゃにはまりました。
    本当、著者のおっしゃる通りで、いくら資本主義で生きることがつらいとか苦しいと思っても、それがあるからこそ私たちは戦争のない平和な世界で高い文化的な生活を送れているし、そこで生き抜いていく強さが求められている部分がある。

    そのなかで、それなりの生活を目指してあがき続けるしかないというのはまさにその通りだと思うし、そこは折り合っていかないといけないと思わされました。
    現代社会で生きていくことが心苦しいと感じている方、必見です。

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    2025年09月17日
  • 強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考

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    普段小説ばかり読んでいるから、何となく身構えてしまっていた上に最初はビジネス業界についての説明があってしばらく寝かせてしまってた。
    けれど、中盤からは社会で求められる強い人間って厳しすぎない?という話題からは自分についての話になったから読みやすかった
    (途中『「論理的思考」の文化的基盤』が引用されててゆる言語学ラジオでやってたやつ!ってテンション上がったり、趣味の話になった時脳内で積読チャンネルの飯田さんが「趣味を持とう!」って言ってたりして楽しくなったのも大いにある)
    むりやり何者かになろうとせず、仕事に依存するのでもなく、今の自分を引き受けてやってみようと思った
    途中で出てきた自分は記憶で

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    2025年09月15日
  • 強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考

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    すごく参考になった。
    自分が弱いって言っていいんだ。
    僕も弱くて、いろいろ辛い。
    素直に生きてみよう。

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    2025年09月12日
  • 強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考

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    ネタバレ

    強くなろうとせずにいることが難しい時代を生きている。しかし、「強い人間」になろうと頑張るが、どこななり切れず、かといって「弱いままで良い」と開き直ることもできず、苦しんでいる。

    弱さとは「自己コントロール」や「自律」の問題で、規範を守り、「社会に求められる人間像」の幅に自分をコントロールできる人は強く、それができない人は「弱い」

    「何もできない」時期を通して学んだことは、「理性は幸運の副産物」「買い解決思考の問題点と待つことの大切さ」「自分の中の上から目線」

    未来からの逆算なんて不可能。だが、逆算を強く意識し、未来へと続く一本道を選びがち。その引き換えとして、目標達成に関係しないものはノ

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    2025年08月23日
  • 強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考

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    「意識高いの向こう側」
    人間って音速で走ったら燃えるよね、確か。
    多分そういうこと。早く走るだけが全てじゃない。

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    2025年08月11日
  • 強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考

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    あとがきにある、
    いい本はいい問いを与えてくれます。
    ページをめくる手がしょっちゅう止まる。
    頭の中はまとまらない思考でごちゃごちゃです。

    まさにその通りな本で、
    この読み方でよかったのだと最後に安心させられた

    また読まねば…!

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    2025年11月28日
  • 強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考

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    双極性障害を患った著者の実体験と哲学的思考。

    ビジネスパーソンとして成功の道を歩んでいたはずの道が、突然、苦難の道に変わってしまった。

    著者に直接お話を聞いたわけじゃないから、ただの憶測だけれど、おそらく働き過ぎたのも、双極性障害の症状の現れだったかなと思う。

    躁状態になるとエネルギーに満ちあふれて、凡人にはできない偉業を発揮する人もたくさんいる。

    私が好きな夏目漱石も何らかの精神疾患を持ちつつ小説を書いている。
    『こころ』は、夏目漱石の「こころ」が小説になっているのだろう。

    そんな才能の一方、双極性障害の気分の波は、どうしようもない辛さ、苦しさ、悲しさを与えて、これでもかと心をぐち

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    2025年11月20日
  • 強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考

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    ■今と未来
    「未来志向」は目的達成という結果を通して、プロセスと結果に充実感を見出すという考え。
    一方で「今が幸せであればそれでいい」という考えは、プロセスとして人生を深く味わうという考え。

    未来は不確実性が強いため、100%未来を意識して今を生きるよりも、50%未来を意識して今を生きる方が気楽でいいんじゃないかと思った。

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    2025年11月11日
  • 強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考

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    強いビジネスパーソンになるためには❓他人の事を思いやったり いかに不快にさせないで場をおさめるのかを教えられてきた日本人には真逆な事をビジネスの世界では求められている❓ポジティブに未来に向けて自分が今何をすべきか考えて行動する 未来思考も実は又社会に出て強く求められる事 上手くそれに乗れない人を弱い人だとは思えない むしろ共感できる

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    2025年10月06日
  • 強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考

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    人の生きづらさを、仕事や経済、自己成長のような社会の常識の観点を中心に、どのように関わっているかが語られている。共感できるが今まで整理できていなかったことも多く、面白かった。

    頑張ってる人を否定するような趣旨はこの本にはまったくないのですが、ただ頑張れることもいろいろな状況の積み重ねであり、優劣ではない、という話が本の中にあります。
    物事は積み重ねという考え方は好きです。何事も因果関係が強くあるという考えを聞くと、私は懐疑的に思うタイプです。
    なので言いたいことは理解できるのですが、一方でちょっともやもやするのが、それでも頑張った人や頑張っていない人はいて、頑張った人が褒められる世界はあって

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    2025年09月28日
  • 強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考

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    著者と同じ病気で休職し、復職する頃に読み始めた。原因と結果を分析して改善するという仕事での思考を人生にも当てはめて生きづらくなった自分にとって、「今の自分はたまたまこうなった、受け入れ難いけど」と開き直るには至らなくとも弱さも含めて仕方ないと思えるような防具になった。

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    2025年09月07日
  • 強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考

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    思索、内省が深く、メンタルダウンした身としても共感するところが多くあった。

    「時間ができると「何か役に立つことに使わなければ」と考えてしまい、しんどいです」
    は、まさに自分のことだ。

    「仕事」が自分から消え去っても生きていけるように、依存先を増やしておく。
    とは、よく聞くけど中々むつかしい⋯

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    2025年09月10日
  • 強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考

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    弱さの哲学について、仕事を頑張りすぎて鬱病になってしまった著者の人生経験からまとめた本。
    誰もが陥る可能性がある著者の経験談(言語化)はとても貴重で考えさせられる。
    著者が考え抜いた弱さの哲学は、色々考えさせられる事ばかり。まだ自分の解釈まで至ってないが、もう少し時間をおいてから読み返して自分の考えをしっかりと持ちたい。

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    2025年08月31日
  • 強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考

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    会社も人も、なぜ成長を求められるのか、なぜしんどいのかを哲学、社会学、文化人類学など、色んな視点で説明していて分かりやすかった。最終章にめちゃくちゃ共感。

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    2025年08月27日
  • 強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考

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    余白と優しさに溢れた一冊

    自分を過大評価して負荷をかけすぎた結果、心と体を壊したあの頃の自分に読ませたい

    頑張ることは好きでやってるけど、それすらも自分で選択したことじゃないかもしれない
    と気付かされた

    たまに来るどうしようもなくしんどくなったときに読み返したい

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    2025年08月11日
  • 強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考

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    自分は2025年4月から外資系企業に転職し、強い人間にならなければと1日1日を大切に、飲み会=時間の無駄と思っていたが、考え方が変わった。自分が強い時に相談できる人を増やす事を特に大事にしたい。

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    2025年08月06日
  • 強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考

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    現代社会で働き、その中で生きづらさやしんどさを抱える人に、ぜひ第7章だけでも読んでほしい一冊です。

    この本では双極性障害となってしまった筆者の経験や哲学・歴史・経済学など幅広い視点から、なぜ現代社会で働くことはしんどいのか、その中でどう生きればいいのかを考察しています。

    第7章ではそれまでの経験や論文・書籍でみた内容を踏まえて、資本主義社会のしんどさの正体とどう自分を守るのかを論じています。
    私がなんとなく感じていたしんどさの原因がこの本を通じてわかり、少し救われた気持ちになりました。

    全体的にエッセイのように書いてある本なので、ビジネス書や人文書が苦手な方にも読みやすい一冊かと思います

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    2025年07月23日