井上慎平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
現代社会で働き、その中で生きづらさやしんどさを抱える人に、ぜひ第7章だけでも読んでほしい一冊です。
この本では双極性障害となってしまった筆者の経験や哲学・歴史・経済学など幅広い視点から、なぜ現代社会で働くことはしんどいのか、その中でどう生きればいいのかを考察しています。
第7章ではそれまでの経験や論文・書籍でみた内容を踏まえて、資本主義社会のしんどさの正体とどう自分を守るのかを論じています。
私がなんとなく感じていたしんどさの原因がこの本を通じてわかり、少し救われた気持ちになりました。
全体的にエッセイのように書いてある本なので、ビジネス書や人文書が苦手な方にも読みやすい一冊かと思います -
Posted by ブクログ
経済的合理的価値観にどっぷりとはまり、そのせいで鬱となり、そこからどうにか抜け出そうともがき、人と出会い、考え抜き、自然体でいることに答えを見つけかけそうになって、それでもふとした瞬間にともとのビジネスマン的考えが頭をよぎる。そんな著者の苦闘をエッセイ。哲学書では無いと言っているが、生きるとはかくも苦しいものか、それを体現する本書は立派な哲学書に思える。
「他のあり得た自分について思いを馳せることをやめないと、ここにいる自分という偶然を引き受けないと、1回きりの自分だけに固有の生きるが始まらない。」
頭では理解しても、そう簡単には体現できない。それも分かったうえで、楽に生きるために、心持ちと -
Posted by ブクログ
仕事で目標を立てることが辛い。仕事以外でも、目標に向かって活動をしている時は、辛いことのほうが多かった。
それは成長し続けることが辛かったんだと思う。成長が悪いことだとは思わないけれど、成長しなくちゃいけない。成長し続けないと止まってしまう。というプレッシャーが辛い。
合わない人には、本当にこういう環境は良くない。私が勤めている会社は比較的緩い方ではあると思うが、それでも半期に一度は目標設定しないといけないし。
もちろん意図があることはわかるけれど、目標のための目標になっているし、この文化どうにかしてほしいな。もはや国レベルの話になってくると思う。
とにかく周りに流されないこと。そして、流され