【感想・ネタバレ】強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考のレビュー

あらすじ

「成長し続けなきゃ」
「仕事と感情は切り離そう」
「自責であれ」
「時間を何か有意義なことに使わなきゃ」
「◯◯力をつけよう」
「ポジティブ思考で生きよう」……

「強いビジネスパーソンを」目指して鬱になり、考えた、「資本主義のしんどさ」から自分を守って生きる法。

がんばりたいのに、がんばれなくなってしまったのは、なぜだろう?

これは僕だけの話じゃない。

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Posted by ブクログ

資本主義を生きて、ある日障害を発症しそれまでの論理生き方ではいられなくなった自分をどう受容するのか。年が近いこともあり深い共感と感心を持って読みました。
自己受容の物語として切り取るには一面的に過ぎる気がするけど、何者にもなれない大多数の大人達にも届くとてもいい内容だと感じました。

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2026年08月27日

Posted by ブクログ

著者の人生の苦しみを表現されており、読み進めていく中で私の中の苦しみとのズレを感じた。それが何か?ということに割と考えさせられた。最終的にはポジティブな方向な結論になるところは同じだが、ベクトルの違いはあった。そう言う意味では意見の相違があり、すごく新鮮だった。
そのズレというのは、合っているかわからないが、弱さと言うのは、著者は自己否定の戦いであり、私の弱さは従属するとなる。あまり自信はないが、現象としての弱さと構造としての弱さの違い。うまく説明できない。
私の弱さはミルグラム実験やアイヒマンのような、悪の凡庸さ。ここに屈しるかどうか。魂まで受け渡すかどうか。悪意ある行為に対して、私はただの部品です、と言って従属するかどうか。その境界線に立たされた時に、その人の弱さが試される。
ただ、同意した結論としてはプロセスとして引き受ける、まさに責任を取るでなく、負う。ここはいまこの瞬間瞬間の判断を引き受けることに対しては同じ。
弱さへの考え方の違いはあるが、結論は同じと言う意味でとても考えさせられた本であった。
最後に私がどこかで聴いた話。地雷を作る会社で働いている人が週末の教会で平和を祈る。こういう生き方はまさに従属。人生の最後に後悔すると思う。

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2026年06月28日

Posted by ブクログ

躁鬱大学ver.2.0というようなかんじでした
弱さのままに生きるというのはなんだか難しいようでいたってシンプルなのかもしれない。時間の使い方もうちょっと見直せば楽に生きられる気がしました。生産的にならずともいいのかなあとか思いました。

京大の人はやっぱ面白いなあ

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

一度鬱になった人って似た考えにたどりつくのかな。私と同じような考え方をしていた。レールから外れた人の生存戦略って感じだわね

社会人になってから友達を作る方法として、敢えて「友達になってください」っていう発想はなかった。参考にしたい

会社は負債と競争から成長を強いられ、人間も成長を強いられる。

コミュ力などの能力は、誰を相手にするかということでしか測れないのでモノではない。外部からリソースを持ってきてどう活かすかっていう点に焦点を当てるべき。

評価というテストがあることで、未来のために今をどう使うか、今の自分を手段としてしまっている。

著者なりの生存戦略を書いた本ですね。輪るピングドラム好きな人は好きそう

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2026年04月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

働き過ぎで双極性障害を負った著者だからこそ、それまで自分が描いていた「ビジネスパーソン」たるものの像から、それは偶々がもたらした像だったと気づくまでの軌跡。実感がこもっており、共感した。

結論として、(1)人生とは偶有性に翻弄されて続ける中で生きること。であるならば、自分の理想と現実が合わなくても、それをまずは引き受けるしかない。あがらうのではなく、偶々そういう役回りが自分に振られた と淡々と受け止める。(2)そうであっても、口惜しさは残る。なんで自分なんだ。そのプロセスを、一瞬一瞬を生きる。

と書かれていて、竹田青嗣の解釈によるニーチェの永劫回帰思想。「もしこれが永遠に繰り返されても、私はこの人生を愛せるか?」と自分に問い続けることで、「一瞬の喜びのために、全宇宙を肯定する」。
この強烈なまでの生の肯定が、ニヒリズムを突き抜けた先にある「超人」のあり方だとされています。

ニーチェの超人思想との差が感じられた。

キュブラー=ロス「死の受容の5段階モデル」とも似ていて、人生のままならさを受け入れることの大変さを感じた。

ヴィクトール・フランクルのロゴセラピーの「私が人生に何を期待するかではなく、人生が私に何を期待しているか」と同じ変換が起きて、こんな私だからこそできることをやる。それで十分という思いも伝わってきた。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

弱さを自覚しながらも生きるっていうのは開き直っていて過ごしやすいか、というとそうでもないと思う。逆に、弱いことに気づかずに「こういうものだから」って生きている方が楽な気もする。
ただ、その「こういうもの」に違和感を感じてくると、そこからいろんな物を上手くはめ込むのに力がいるよね。

この本は「こうだからこうだと思う」といいつつも、でも自分も実践できてないけどね、と言ってくれることがとても優しく響く。

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2026年04月04日

Posted by ブクログ

それほど期待せずに手に取ったのだけれど、自分にとって非常に重要な本の一つになった。

自分という人間が、いかにほくらの時代特有の経済的な価値と自分の価値を同一視するという短絡的な価値観に囚われているのかに気づくことができた。自身の中に内面化している偏った価値観の存在に気づくことができた。これはとても大きなことだと思う。

また一つ大きな気づきだったのは、能力主義に囚われている自分の価値観と、そのあやふやさ、そしてもし能力主義を手放したとして、他の価値観を尺度として持ってきた場合には、結局能力主義と同じ過ちを繰り返すことになるのだということ。つまり、能力主義を全面的に否定すべきではないということだ。

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2026年03月01日

Posted by ブクログ

とてもよかった。ビジネスパーソンには、調子のいいうちに読んでおいてほしい1冊。
メンタルの話なんだけれどもふわっとせず、タテヨコの視点を使って辻褄合う形で説明してくるので、確かにいまの日本人としての私ってこうだなあ、と納得させられた。それに考えが浅くない、鬱になって何度も何度も自省したんだろうなと、その時間の長さに思いを馳せた。
著者の井上さんは編集者をやってたことがあるそうで、担当の『転職の思考法』読んだことあるあるー。この本のタイトルもいいよね、手に取っちゃう。
そして本書内で引用される本、厚さの割にとても多いので、本当に本をたくさん読んでるんだなあと思った。
いろいろと考えたり思い出しながら読んでいたけれど、途中からホグワーツレガシーのセバスチャン・サロウのことを思い浮かべていた。彼、目的のためにひたすら一生懸命で無力な自分を責めるキャラクターなので、この本読んで楽になってくれよと思った。

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2026年02月04日

Posted by ブクログ

早くも今年一に出会いました。
経済の論理と個人の思いとのアンバランスさをとても分かりやすく書いてくれています。

読むと救われる人しんどくなる人いると思います。
そこに「弱さ考」の弱さがあります。弱いから書ける、弱いから言える。ある章にも書かれていましたが、双極性障害を発症したからこそ言えることがあります。

そしてそれに共感できるからこそ、感じたことを言えることがあると思いました。

本気でノートを書きながら読んだからか、身に染みている感覚がある。これほどまで自分に浸透している本はいまだなかった。と言うか、浸透させようとしてなかったのかもしれない。

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2026年01月17日

Posted by ブクログ

仕事でプレッシャーを感じて心がつぶれそうになっていた時に読みました。ビジネスパーソンとして成長し続けなければ、期待に応え続けなければ!という考えや、自己責任の考えにとらわれすぎていたことに気づけて、少し楽になりました。
固まった考え方を違う方向にずらしてくれる本。また定期的に読み返したいです。

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2025年12月14日

Posted by ブクログ

この本は今後もたくさん読む事になると思います。現に3回ほど読み直しました。
井上さん、というよりかは、この原稿を書いている時の井上さんが、何度も警鐘を鳴らしてくれているように感じます。

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2026年02月24日

Posted by ブクログ

うつを経験した著者が経験を元に社会や経済について俯瞰した考察をしていて、自分ももやもやする考えを言語化してくれた本。
一部同感した部分を紹介
・強い人になる「未来」のために「今」を使う…
・流動性が高い市場で同じことをしてはいけない、流れについていける人が強さにつながる社会
・能力は固有ではなく、環境とのマッチングによる
・日本のムラ社会では、生存するための衝突回避が必要。いつでも「出ていける」文化とは異なる
・「相手の気持ち」を考えると「目的達成」にねじれが生じる(日本)。「結論ファースト」の効率重視(アメリカ)。
・自由と責任、自由意思をコントロールできているのは思い込み
・ネガティブ感情は誰にもある、でも、その感情が存在する自分をダメと二度傷つくことは避けたい
社会的に強いと思っていた筆者が病気をきっかけに自分と社会を関係性を深掘りしていく。流れが早すぎる社会に対応できなくたって大丈夫。もはや、対応なんてしきれないんだから。国際化による統一化だけではなく固有化するものも尊重し合える世界になればいいよね。

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2026年08月24日

Posted by ブクログ

タイトルや目次の印象と、実際に文章を読んでみての感想が大きく異なる本。
ニュースピックスのエリート社員としてバリバリやっていた著者が、
燃え尽き症候群的な?躁状態の限界からか?ドーンと落ち込んでしまった、
というエピソードから始まる本。
まずここで違和感。
もっとその躁から鬱への切り替えを語ってほしかった。
なんだか急に鬱になっていた。
そしてそのあと。タイトルはなぜそうなってしまったかの分析のように見えるのだが
書いてあることは、よくある話ばかり。働く上での。
こういう体験をした著者ならでは、というものではなかった。教科書的。
まあ敢えて、自分の体験を裏付ける文章を綴ったのかもしれないが、
よそいきな気がした。
いまいち

第1章 強さを求めて、弱くなった
・「優秀なビジネスパーソン」になりたくて
・「経済」という言葉のもどかしさ
・「弱さ」とは、「社会に求められる人間」になれないこと
・ガードレールを殴りたい
・「うつになる」とはどういうことか
・「能動的」に悪くなる
・「何もできない地獄」で学んだ3つのこと
・ある末期がん患者との出会い
・人生は逆算できない
・復職に向けて

第2章 成長のレースからは降りられないのか?
・完治していない障害の日常
・なぜ会社は毎年成長しなければいけないのか?
・投資家を魅了し続ける終わらないゲーム
・「脱成長」は実現可能なのか?
・時代の加速と定年まで勤め上げられない僕たち
・「成長には興味ありません」なんて言えない
・いつどこにいても安定できない時代
・「強いビジネスパーソン」と市場価値
・市場経済は厳しいが、その恩恵はもう手放せない
・お金がないと何もできない世界に生まれて
・それでも、役に立たなくたっていい
・なぜエッセンシャル・ワーカーの給与が低いのか

第3章 なぜ「時間を無駄にしちゃいけない」と思ってしまうのか?
・未来のために「手段化」される現在
・「前のめり」の強迫意識
・「分配される時間」と「生成される時間」
・僕たちはもっとゆったり生きるはずだった
・コスパやタイパを無意識に考えてしまう理由
・ちょっと、いったん落ち着こう
・努力とは「癒し」である
・そして勤勉とは「逃避」である
・日本の「努力はいいことだ信仰」はいつから始まったか
・大人になったのにずっと「試験」が終わらない

第4章 能力主義って苦しくないか?
・「敗者」にしか言えないこと
・「コミュ力」など存在しない
・能力は所有できない
・能力は評価もできない
・点ではなく面で考える
・能力は「人と人の間」に生まれる
・そして能力は「移ろう」
・能力主義は「成長」の促進剤である
・正しくはないが「効果的」
・「個人に成長を求めず競争力を高める経営」の可能性
・老いて必ず「能力」は消えゆく
・誰かが生きやすくなった世界は、きっと誰かが生きづらい

第5章 「理想的なビジネスパーソン像」は強すぎないか?
・ビジネスの世界はどんな個人を前提としているか?
・僕たちが強くなりきれない理由
・「いつでもどこでも誰とでも、私は私」な強い個人
・「個人」という概念の起源
・「個人主義」こそ例外的
・個人主義と能力主義は相性がいい
・なぜ日本で「根回し」の文化が発展したか
・「いいえ」とはっきり言えない僕たち
・日本の国語教育に見る「共感のすり合わせ」
・アメリカの国語教育で叩き込まれる「結論ファースト」
・アメリカの歴史教育に根付く「強い個人」の世界観
・日本の教育とビジネスの論理の決定的な違い
・「パチンコ玉的自分」と「ウツワ的自分」
・どこより自然に翻弄されて育った受け身の文化
・「おのずから」と「みずから」
・「やりたいことがある人はえらい、って空気やめてもらえます?」
・ウツワ的に働く

第6章 自分を責めすぎないために
・「誰になるか」を選び続けるしんどさ
・愛ってなんとなく冷めるよね
・「たまたまこうなった」だけの自分
・人は「物語化」しないと世界を理解できない
・この風船がどこに飛んでいくかを誰も知らない
・みんな話をでっちあげながら生きている
・間違ったことを信じるほうが幸せでいられる
・泣くのに理由なんてない
・私とは記憶である
・私は誰かの中にいる

第7章 弱いままにどう生きるか
・休むのではなく「別の行為をする」
・「詩人の目」で見る
・むき出しのネガティブを他人にどう伝えるか
・「戸惑っていること」をそのまま伝える
・「仕事以外の依存先」を増やしておく
・あえて「しがらみ」に飛び込む
・大人になってから友だちをつくるシンプルな方法
・友達づくりに「コミュ力」はいらない
・あらゆる存在と「関係性のセーフティネット」を張る
・逃げられるうちに逃げる
・「よりよい明日」を目指さない

最終章 弱さの哲学
・「わかること」がわかってなかった
・回復の物語から再び転げ落ちる
・理性には限界がある
・学ぶ者の「上から目線」
・「愚かさ」でつながる可能性
・愚かさとは「理性の失敗」である
・傷つけてしまったら「ごめん」
・「余裕がない人」のための思想を
・僕は犯罪者だったかもしれない
・人には人の地獄がある
・悟ったフリはしないでいい
・人生が怖いけど

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2026年08月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ビジネス社会の規範と価値観を自分と同一化していた作者が、多忙の末にうつを発症した話。理性的だと自負していた自分が、障害を抱えたことで、いかに幸運だったかを知り、行き着いた弱者の生残り戦略。
異常なゲームには参加しない、他人のルールで戦わない、時には逃げるーーというのは大切だが、普通な結論だなとも思う。ただ、そこでは終わらないんだよね(エモい。

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2026年05月16日

Posted by ブクログ

5歳違うが同じ時代と似た環境にいたからか、同じ臆病だからか、著者と同じビジネスの世界への違和感と成長への強迫観念日々感じていたので、前半は同意することが多く、よく言語化されているなと、感心した。だけど後半から少し理屈を考え過ぎだと感じ、読みづらかった。自分も中高生のときに色々考えていた日々があったが、自分は辛かった。考え過ぎると人間は幸せにならない。ただの動物の1つに過ぎないと今は自分は考えるようにしている。※著者は、考えずには居られないのかもしれないが

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2026年05月03日

Posted by ブクログ

現代の資本主義経済に組み込まれてしまったヒトが抱える矛盾、苦しさ、などについて書かれています。おそらくこの本は、勅使河原真衣さんの一連の著作と通底するものがあるな、と思います。

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2026年04月21日

Posted by ブクログ

休職中に知った認知行動療法アプリからのメルマガでこの本について知る
ユーザーベースの人、絶対"強い"人じゃん、、、ほんまに弱いんか…?と疑ってしばらくカートに入れるだけになってたが会社の図書購入補助期限が切れそうなのもあって買ってみた

想像は半分当たって半分外れていた
この量の本読んで噛み砕いてるの頭良〜〜〜
スピノザとか決定論とか自分でもかじってるのがちょいちょい出てくるのがまた「価値」を感じる自分が出てきて、まあ、おいそれとはシフトチェンジできないよね、と思った

ライトハウスに置いてかれるくだり、私も100万円と苦虫女?かなんかで同じことになったので辛いよね〜!となった、のめり込んでればのめり込んでるほどつらい、自分の一部が切り離された感覚

睡眠について、重要であるということは重々承知だけど、"「眠っている時間は何もしていない。できていない」という考えは間違っている、ただ働く部位が違うだけで脳は活動している"という話は、「有意義なことやらなきゃ病」に罹患している著者ならではの切り口でめちゃくちゃ納得できた、寝てばかりいる時ってほんとつらいよね〜

都市が大変とかしがらみも一概に悪くはないよね、みたいな話は自分でもなんとなく考えていたところだったので、「やっぱそうよな?!」と安心に前のめる。
もう選択するの疲れた、東京も楽しみ尽くしたとはとても言えないが、対象年齢というか対象キャパシティをオーバーしてしまっている感じがある、いつ出るかなあ

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2026年02月11日

Posted by ブクログ

しんどいなあと感じていた直近の感情に対して、何かヒントになれば、きっかけが得られればと思って、この本を取った。

正直目新しいことは書いていないのだが、このタイミングでこの文章に出会えたことには価値があると思う。結局戦い続けなければご飯を食べていけない。そして、その社会の中でどう生きていくのか?そして、どう距離を取っていくのか?短距離走ではあるが、長距離走の様子も多分に含まれるこの人生で、どう息を抜いて行くのか。

労働者が食べていくために、そして社会が循環して いくために、企業は右肩上がりの成長を目指すしか ない。
「今日より良い明日。昨日より成長した自分」という前向きなポリシ 一は、人の自然体に合わない。

そのようなプレッシャーの下では、ヒトは弱みや愚 痴を表面に出さないと心のバランスは保てない。

他者に対してパブリックな態度、よそ行きの振る舞い を四六時中キープすることは出来ない。

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2026年02月11日

Posted by ブクログ

自分自身が弱っているから、これは読むべきと思っていた本。
あえて2026の読書初めに選んだのは、自分の弱さとどう付き合うかという問いのヒントにしてこの一年を乗り切ろうと思ったからでもある。

著者・井上慎平氏の「弱さ」は自分のモノよりずっと重く、ずっと深かったが、頷けるところはたくさんあった。

分の「弱さ」はビジネスの荒波とは無縁でありながら、「なぜ弱ってしまうのか」というプロセスは通ずるものもあった。

改めてnoteに書評としてあげようと思う。

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2026年02月03日

Posted by ブクログ

社会に出ると、ポジティブで理性的で高い志や向上心があって努力することが求められる。
その環境で頑張れるうちはそれで良いが、そこに適合できない人がいたり、できていてもできなくなる状態になることもある。
それができなくなった著者が社会的に見たときに「弱い」と見なされる状態に向き合っている葛藤や、強さだけが全てではないと気付いた話がかかれている。

ポジティブな時に読んで「共感」を得たが、メンタルが落ちている時に改めて読んで、少し「救い」のようなものを得られた。
自分の弱さと素直に向き合ってみたい。

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2025年12月14日

Posted by ブクログ

あとがきにある、
いい本はいい問いを与えてくれます。
ページをめくる手がしょっちゅう止まる。
頭の中はまとまらない思考でごちゃごちゃです。

まさにその通りな本で、
この読み方でよかったのだと最後に安心させられた

また読まねば…!

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2025年11月28日

Posted by ブクログ

自身と重なる部分が多くありました。
特に、「頑張ることができなくなった」という地獄のような苦痛や、頑張ることは精神安定剤であったのだという気づきが印象的でした。

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2026年08月22日

Posted by ブクログ

ベンチャー企業へ転職し管理職となり頑張り過ぎて鬱病、双極性障害II型になり一年間休職する。

社会が文明がより良い明日の為に人の成長を求める時代背景があることを理解して、どうするか考えよう。

加速する社会
成長意欲が高く、変化を歓迎する強い自分

デキるビジネスパーソン、経済的に望まれる強い人間像
理性的な人間、社会的に望まれる強い人間像

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2026年07月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

独身未婚中年男性の自分が読んでみました。
いや~、自分も大概面倒くさい思考の人間なので生きづらいのですが、ここまで難しいことは考えません。これだけ物事を難しく考えずにいられないのであれば、そりゃ生きづらいだろうなと。もっとも、メッキであれ一瞬でも「強い人間」を演じられたから、妻子を得られたんでしょうね。それだけでも十分強い人間だと思います。
強い人(元、でもないと思う。本書いて出せるんだから強い人です)が、弱いってなんだろうと、すごく難しく考えた内容をそのままストレートに書いた本ですかね。

「働く場所で求められる「強い人間」になろうと僕たちはがんばるが、どこかなりきれず、かといって「弱いままでいいんだ」と開き直ることもできず、苦しんでいる」(p7)のはまさにその通り。弱いままでいたいわけじゃなく、強くなりたいんです。

タイパだコスパだという人についてつくづく思うのは、本当に現代人って、待てないんだな、ということ。著者の井上先生もそうだったみたいです(p41)。休まなきゃいけないときぐらい、スマートフォン見なけりゃいいのに・・・。
といって、自分が待てるかというとそうでもないのですが。「なお、本書は「引用部分の飛ばし読み」をしてしまうと全体の意味がつかめなくなるのでご注意を」(p42)とあって笑ってしまいました。なので、天の邪鬼な自分は、引用部分はしっかり読んで、本文を飛ばし読みしたら、全体の意味はだいたいつかめました(笑)。

どなたかかこの本を、賢い人が頭の中に出てきたものを殴り書きしたようだと評していらっしゃいましたが、まさにそんな感じ。おそらく、この方が若い頃の感覚があれば、この本で言いたいことは半分の分量で済んでいたかもしれません(タイパ・コスパを求めすぎ?笑)。

自分もできれば、仕事は「「手持ちのお金で、やれる範囲で、のんびり商売します」と言えれば」(p61)と思っています。経済成長はしないと困るけど。

働けなくなった場合の生きていく道は3つしかないというのはたしかにそうで、裕福な家族親族がいるか、救ってくれる共同体に属せるだけのコミュ力か、福祉を頼れる勇気ということになる(p81~82)。
最終的には、コミュ力(勇気もコミュ力)になると思う。そこで、井上先生は以前職場にいた、無口だがニコニコ話を聞いてくれるFさんは、コミュ力があるとは評価されないだろうが、こうした人が職場で必要と説く(p124)。でもこれって、自分はFさんの立派なコミュ力だと思う。

もっとも、昔は技術があれば無口でも職人などが成立しましたが、今はダメですよね。今の高収入職種は、コミュ力がないと就けない。なので、仕事からこぼれ落ちるのはコミュ力のない人。そうすると、仕事以外のリソースでもつまづくので、どんどん貧困・孤立化していく。結婚できる高収入の人は男女ともにコミュ力オバケのハイスペパワーカップル。どんだけディストピアなんだか(笑)。

最終的にこの本の結論は、これまでの、他の著者が言うような弱者生存スキルと同じ所に着地していると思います。それは間違いではなく、本質をちゃんと捉えているということ。もっとも、それがゆえにこの本を読まなくても得ることのできる知見です(自分は現在うつの症状がやや出てきており、この本を読むのはもの凄く疲れました。なので、うつの人にはお勧めできない)。
「「仕事以外の依存先」を増やしておく(p234)、「あらゆる存在と「関係性のセーフティネット」を張る」(p248)、「逃げられるうちに逃げる」(p252)、など、本当に重要。自分も「「こんなことでストレスを感じる自分はダメなんだ」」(p255)と思っていましたが、自分はキャパが小さいと自覚できたので、身の丈に合った環境への移動はできるならしてもよいのだなと思えるようになりました。「「よりよい明日」を目指さない」(p258)、人生、後退することもあります。でも、進む日もあります。

40代の過ごし方。芸能人の星野さんと若林さんの対談番組の話、お二人とも40代でも悩みやストレスが尽きないと言います(p262)。結論は、120歳でも「俺はこんなもんじゃねぇ」って言っている気がする、というもので、井上先生はその頑張ることが自分にはできないと落ち込みます(p264)。その気持ち、すごくよくわかります。嫉妬です。でも、井上先生も、20代30代で舞台に上がったじゃないですか。自分なんて、中年になりましたが、今まで人生でスポットライト浴びることはなかったですよ(笑)。まあ、井上先生より下層の自分と比べられてもお嫌でしょうけど・・・。

「「学ぶ者」の上から目線」(p269)は、しっかりと井上先生からも感じ取れました。「傷つけてしまったら「ごめん」」(p278)という項目タイトルは、ちょっと気になりました。自分もこの言葉を言われたことがありますが、言った本人から謝罪の意図は感じられませんでした。「傷つけてしまったら」ではなく、自分は確実に傷つきました。だから、そこは四の五の言わずに「ごめんなさい」と言ってくれないと、こちらはおさまりません。でもその相手にはもういくら言っても通じないなと思ったので、矛をおさめました。

この本読んでよかったと思ったのは、大人になってからの友達づくりに、「友だちになりたい人に「友だちになってください」と伝えている」(p243)ということ。他のレビュアーさんも書いていましたが、この発想は自分にもありませんでした。さすがに、自分は井上さんみたいなハイスペなバックボーンがないので、KKO(気持ち悪くて金のないおっさん)の自分が言ったらかなりドン引きされそうですが、ある程度信頼関係が築けたら、言ってみようかなと思いました。

自分も十分難しく考えてますね(苦笑)。

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2026年06月23日

Posted by ブクログ

弱くなっていく流れ、思い出して心が痛くなった
何か有意義なことに時間を使わなきゃで身体を壊した
逃げは長期的に見ると勝ちなこともある、死ぬよりマシ

理屈マッチョは多いし、私もその1人かもしれない
だからこそできないことは、できないと受け入れたい

市場価値とは別軸で価値を持つ、依存先を持っておくことは
かなり重要。幸い家族にも、友人にも恵まれている

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2026年03月31日

Posted by ブクログ

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現場があり、肉体という物理的制約があるエッセンシャル・ワーカーはそうはいかない。本当にくらしに必要な仕事ほど、一気に多くの人を相手にできない。

大事なことだが、「社会的価値の高さ」と「給料の高さ」はなんの関係もない。その仕事がどれだけ世の中を支えているかは、給料に反映されない。給料は粗利率の高さや稀少性など他の要素によって決まる。労働市場の大きな欠点の1つはここにある。
井上慎平(2025)、弱さ考、ダイヤモンド社
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自分が、「生産性を上げる」ことを考え実践することにやりがいを感じるのは、現場があり物理的制約がある業務の一人当たりの人件費を高めることに貢献できるからだったりする。(経営学ってそのために使う道具だという信念がある)そういうことに没頭してただけに、その機会を奪われたことの喪失感は未だに埋められてはいない。
「弱さ考」を読んで再確認したことは、その「喪失感」があるからこそ、言えることできることもあるということ。

#備忘録

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2026年02月24日

Posted by ブクログ

資本主義による、どんなに便利で効率的になっても、商品もサービスも選びきれないほどできても、それを消費する人口が減っていても、まだまだ成長を求められるシステムにはうんざりしていた。資本主義に変わる新しいシステムが生まれない限り続くし、新しいシステムに変えるのは1人の力では出来ないから、仕方ないのだろう。社会のルールが変わらないのであれば、そのルールの中でゲームのように楽しむしかないんだろうと頭では分かったつもりできた。だけど、成果が出ないと、これでもかというくらい追い詰められる、不安、逃げたくなる、メンタルも体調もやばいなって思う。ギリギリのところで踏ん張ってる私と、同じ気持ちなのだろうか、何か突破口があるのか?とヒントを求めて読んだ。
斜め読みしてしまったので、正確に理解できたわけではないが、分かったのは2つ。
みんな同じことで悩んでいる、一人ではないということと、
人と比べた成果主義で苦しまなくても、プロセス主義というか、自分だけのプロセスを愛する視点を忘れずにいようと言うことかなと受け止めました。

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2026年02月05日

Posted by ブクログ

仕事で目標を立てることが辛い。仕事以外でも、目標に向かって活動をしている時は、辛いことのほうが多かった。
それは成長し続けることが辛かったんだと思う。成長が悪いことだとは思わないけれど、成長しなくちゃいけない。成長し続けないと止まってしまう。というプレッシャーが辛い。
合わない人には、本当にこういう環境は良くない。私が勤めている会社は比較的緩い方ではあると思うが、それでも半期に一度は目標設定しないといけないし。
もちろん意図があることはわかるけれど、目標のための目標になっているし、この文化どうにかしてほしいな。もはや国レベルの話になってくると思う。
とにかく周りに流されないこと。そして、流されていることに気づけることが、今の世の中を生きるために必要な能力なのではないか。結局、最終的に自分を守れるのは自分しかいないんだよねぇ。

p.158
どの会社からも引っ張りだこの人材にならなくては、と思っているとしたらその思い込みはやめておこう。この瞬間、自分を必要としてくれる場所がたったひとつあれば、それでいい。どのみち身体はひとつしかないのだ。
(略)
自分はどんな人たちと、どんな雰囲気ならば気持ちよく働けて、逆にどんな環境だと息苦しく感じるのかを、直感も十分に交えつつ考えてみる。

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2026年01月25日

Posted by ブクログ

努力とは「癒し」である。
不安から逃れる為の、束の間の癒し。

これは、まさに私がずーっと引っかかっていたことで、私は自分の周りの人よりコツコツ物事に取り組めるタイプのため、よく周りの人に感心されるのだけれど…
結局の所、不安だから日々コツコツと努力しているのであって、まさに、その努力をすることにより、日々の不安を和らげている、まさに自分へのセラピーなのだと言語化されて、何かこうスッキリしました。

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2026年01月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

著者は、NewsPicksパブリッシングを立ち上げ、編集長として成果を上げてこられたのちに、精神の健康を崩し、何もできなくなってしまい、そんな経験からあらためて今日の社会の「強さ」と「弱さ」について問い直す考すことになった思考の旅を綴られています。

編集長など、多く本に関わってこられたこともある中で、読書が思考を形作る基盤となってきているようで、数々の本や著者の議論が参照され、読書遍歴のような側面もありました。

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2025年11月23日

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