昼食をとってしばらく経過した、4時頃に会社で仕事をしているとお腹が空くことがよくあります。間食は肥満の元、という言葉を思い出して我慢するようにしているものの、少し食べてしまうことがあります。その時に一種の罪悪感を感じながら食べていたと思います。
そんな私にとって、この本のタイトル「太らない間食」は
...続きを読む、興味をそそられずにはいられないものでした。この本の著者によれば、食と栄養に関する常識は、科学の進歩とともに変わる(p5)とのことで、それらをベースに、普段は管理栄養士として活躍されている経験に基づいて書かれています。
私が心に残ったポイントは、1)200キロカロリー以下を気にして摂取する、2)良い組み合わせでたべる、3)間食を我慢しすぎると、夕食や飲み会で過剰摂取となる、4)毎日決まった時刻に体重チェック、でした。すぐにできそうなことが多く書かれているのも、この本の素晴らしさでした。
以下は気になったポイントです。
・長い間隔が空きがちな「昼食と夕食の間」に、上手に間食をとることで、病気や不調・肥満・老化の原因となる「夕食の食べ過ぎ」を防ぐことができる(p21)
・太るかどうかは、1日の総摂取カロリーによる(p24)
・間食では栄養補給をする、ビタミンC(フルーツや生野菜)、カルシウム(乳製品、小魚)、鉄(プルーン、レーズン)、マグネシウム(ナッツ類)(p41)
・糖尿病で問題となるのは「食べること」ではなく、「食べた結果、血糖値を急激に上げてしまうこと」にある(p51)
・間食を我慢するのではなく、食べたいモノを200キロカロリーに収める発想である(p64)
・間食用のお皿を決めておく、両手の人差し指・親指を合わせて輪っかをつくった大きさ(p71)
・間食する場合、糖質に、たんぱく質をプラスする。(p80)
・ビタミンB1、B2(ほうれん草、パプリカ等、色の濃い野菜、豚肉赤身)が不足すると、糖質や脂質が有効活用されなくなり、体内に蓄積される(p84、91)
・パンを食べるときには、カツサンドやソーセージロールを食べるほうが、甘いパン(メロンパン、チョコパン)を食べるより太りにくい(p84)
・クッキーと和菓子を比べると、バターや卵、牛乳に含まれる、たんぱく質・脂質を一緒にとれるので、クッキーのほうが良い(p88)
・おかきは、チーズ・ごま・豆などのたんぱく質や脂質がはいっているものが、血糖値の急激な変化は起こりにくい(p89)
・おやつの時間に、パンやおにぎりを食べられない場合、卵(80キロカロリー)・ナッツ(1日20粒まで、ノンフライ・無塩)・乳製品・フルーツの間食がおすすめ(p94)
・フルーツに多く含まれる糖のうち、40%のショ糖が血糖値を急激にあげる。食物に含まれるパイナップルは、肥満抑制・血糖値乱高下の防止に役立つ(p102)
・サクサク、ポリポリ、バリバリ、といった食感のお菓子は食べ過ぎるので良くない。堅焼きの「おせんべい」「ナッツ類」が良い(p115)
・昼食から6時間以内に夕食を食べる人は、間食をしないほうが良い(p120)
・間食を食べているときは、間食を食べる以外のことはしない、食べ物に集中すると食べた満足感を得やすくなる(p129)
・GI値の低い食品:春雨、ビターチョコ、ゼリー、野菜(かぼちゃ、ニンジン以外)、肉魚介類、ナッツ・豆腐、フルーツ、乳製品、海藻類(p143)
・糖質は少な目に、その代わり、お肉・魚、大豆で、たんぱく質と脂質をしっかり摂取する(p155)
・今夜は宴会という場合には、昼食をしっかり食べて、間食しないのがベスト(p157)
・間食をする前に、まず、水等をしっかりと飲む(p160)
・間食のおすすめ:ヨーグルト、6Pチーズ、プチトマト、インスタントスープ、キウイ、寒天、ビターチョコ(p179)
・ゴボウ、カボチャ、ニンジン、レンコン、を薄切りにして、オーブントースターで加熱するのみで、野菜チップスができる(p181)
・栄養補助食品のおすすめは、ソイジョイ・カロリーメート(p190)
・クッキーよりもチョコレート、ミックスナッツ、プリンよりもヨーグルト、ウエハチョコよりもアーモンドチョコ、メロンパンよりもシュークリーム、ショートケーキよりもフルーツタルト、モンブランよりもチーズケーキ、お饅頭よりもロールケーキ
2016年11月12日作成