増永菜生のレビュー一覧

  • カフェの世界史

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    韓国に向かう機内で読んだためか1〜2行しかない韓国、中国への言及がめちゃくちゃ記憶に残っている
    本著で言ってた通り韓国のカフェ(コーヒースタンド)の密度は日本に比べて高かった

    世界史の知識が皆無のためしんどいところもあったがカフェの成り立ちを理解するうえでは必要であると感じた
    発祥は酒なしの語らいメインの場ということで時代背景と相まって流行る理由がわかる

    コーヒーはよく飲むけどエスプレッソはあんまりだがヨーロッパでは主流ということで少し試したい気持ちが沸いた

    スタバがイギリスで全然流行ってないの背景考えるとかわいそうだけど笑ってしまう

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    2025年04月25日
  • カフェの世界史

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    全く個人的な嗜好なのだが物事のルーツを辿るのに感心がある。本書は文字通りカフェの成り立ちから始まっていてありがたい。イタリアにおけるスターバックス事情など現代にも筆が及んでおり大変面白かった。情報量は申し分無いが世界史そのものが関わってくるので読んでいて中盤に疲れたのも正直なところ。ケチをつけている訳ではなく著者の知識がそれだけ深いという事。
    買ってはいないが1冊手元にあっても良い本。

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    2025年04月22日
  • カフェの世界史

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    全6章、各章全3節で構成されており、それぞれの節は特定の時代とカフェ・コーヒー文化を絡めたテーマが設定されている。
    節の序盤は教科書的な歴史の説明がなされ、続いて例えばイスラムからコーヒー文化がやってきた、とか、インスタントコーヒーが誰々によって発明された、とかのコーヒー豆知識が解説される。
    実在するカフェ(スターバックス)やメーカー(ネスレ、森永)が登場するので興味を持って読めた。

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    2025年06月24日
  • カフェの世界史

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    主に、イタリア、フランス、イギリス、オーストリアを軸にカフェ文化の歴史をまとめていて、非常に興味深かった。一口にカフェといっても国々によって成り立ちは異なるし、カフェで提供されるコーヒーやケーキなども異なる。オーストリアのザッハトルテ、イタリアのエスプレッソは早速味わうことにする。モロゾフと日本との関係、バームクーヘンが日本で流行した理由に、戦争が深く関わっていることに歴史の奥深さと非情さを感じた。

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    2025年04月03日
  • カフェの世界史

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    カフェの世界史
    カフェが侃侃諤諤の議論の場になることで、カフェがなければ、フランス革命も起こり得なかったと言うのは、言い過ぎかなと思いましたけど、コーヒーやカフェのない世界もやはり考えにくい。
    フランスのクロワッサンのルーツがオスマントルコとの戦いにルーツがあるという話も興味深いです。
    イタリアで、発想を得たスタバが、イタリアでなかなか受け入れられないというのは、面白いなと思いました。それだけ、エスプレッソやコーヒーに拘りがあるということでしょうか。
    イタリアでは、1.5ユーロで、気軽にエスプレッソが飲める値段設定。カウンターとテーブル席で値段が異なるのは、同じ飲み物でも、面白いと感じました。

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    2025年03月27日
  • カフェの世界史

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    カフェという場所の歴史やそれにまつわる飲み物やお菓子などの歴史について書かれた本
    イタリアのバールやエスプレッソについてはイタリアという国が世界史の中で見ても局地的にしか大きく注目をされないこと、カフェ的な立ち位置のバールの成り立ちはその世界史のなかでは存在感が薄かったタイミングで発展していったことなどについて紐解かれている。またシアトル系カフェや日本の純喫茶、なぜ京都ではカフェやパン屋が多いのかなどについても書かれており、カフェという場所が好きな人はおもしろい一冊だと思う

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    2025年03月19日
  • カフェの世界史

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    本書の冒頭で川北稔さんの『砂糖の世界史』が出てくる。
    自分も1年くらい前にこの本を読んで、とても楽しかったのを覚えている。

    モノから世界史を見るというコンセプトは本書も同じ。
    著者はイタリア史を専門とする、まだ若い研究者のようだ。
    大航海時代、コーヒーがヨーロッパに渡ったところから説き起こし、産業革命、市民革命の時代を経て、喫茶文化として根付いていくところを追っていく。
    第一次世界大戦下では、コーヒー豆の流通に影響を与える。
    ヨーロッパが戦場となることで行き場を失ったコーヒー豆を安く買い取ったアメリカが北欧で売りさばいて巨利を手にしたり、戦後世界恐慌時のコーヒー消費量激減に直面したブラジル政

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    2025年08月10日
  • カフェの世界史

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    ネタバレ

    ずっと気になっており、本屋でばったり会ったため読むにいたる。コーヒーやカフェ、お菓子の歴史が当時の社会状況と共に書かれている。著者がイタリア史専門ということで、歴史的な背景に関する記述がものすごく細かく、逆にカフェの話の方が少し抽象的なような気がした。世界史好きにはおすすめ。
    1番読んでよかったと思ったのはカフェの成り立ちと機能について知れたこと。カフェの前身であるコーヒーハウスはイギリスで誕生した。当時はコーヒーを楽しみつつ談笑ができる場として店を開いたらしいが、実際はただの飲食の場ではなく、政治や文学・哲学などの議論が熱く交わされていたとのこと。この場ができたことにより政府は「世論」が大き

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    2025年08月06日
  • カフェの世界史

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    カフェの世界史と題されてはいるが、どちらかといえば世界史を辿るなかでカフェやコーヒーの文化に寄り道するような構成になっている。
    あとがきを読むと、カフェを入り口にして歴史学への興味を持ってもらいたいという思いを込めて本書を書いたそうなので、世界史が主、カフェが従となるような形になるのは当然なのかもしれない。

    世界史の記述は高校生レベルのものなので、目新しく感じることは少ないと思う。ただ、コーヒーやカフェに関しては知らないことも多かったのでおもしろい部分も多かった。イタリアのバール文化をモデルにしているスターバックスが、イタリアではなかなか受け入れられなかった話などは良かったと思う。

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    2025年06月26日
  • カフェの世界史

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    3.5かな。イタリアやフランス、ウィーンなど幅広くヨーロッパ史を網羅しつつ、最近のスタバやコスタ進出の流れも言及されていて、新書ながら読み応えはあった。もう少し軽妙な文体だと読みやすかったと考える。

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    2025年05月24日
  • カフェの世界史

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    カフェの歴史を世界のさまざまな国について述べられているが、どちらかというとコーヒー文化を切り口に世界史をひもといているかのよう。そう思っていたらあとがきにそのようなことが書かれていた。
    カフェについても面白く読んだが、それに纏わる各国のお国事情が興味深かった。

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    2025年05月02日
  • カフェの世界史

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    カフェの歴史をテーマにしているが、ルネサンス期イタリア史を専門とする筆者があとがきに書いている通り、カフェを入口に歴史に興味を持ってもらうことが本書の狙いの一つだけあって、大航海時代以降の世界史を現代に至る迄概観しつつ、ヨーロッパ各国・日本等の文化の時代背景や、その当時の政治や社会情勢をカフェの歴史と関連付けながら理解できる一冊。

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    2025年04月30日
  • カフェの世界史

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    砂糖、コーヒー、紅茶、カカオと世界史でよく取り上げられる「世界史を動かしたモノ」と様々な歴史的できごとを結びつけていて、まさに歴史は多面的にとらえるものということを感じました。ちょっとしたエピソードも多くて、歴史好きには興味深い本かと思います。ただ時折文章が読みづらい(いちど文章を読んだだけでは意味がわかりづらい)ことがありました。読点の位置や助詞の使い方のためかと思います。初の著書ということもあるのかな。テーマは面白いので次作に期待しています。

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    2025年02月23日
  • カフェの世界史

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    【現代人が知る歴史はほんの数ページだけ?】
    カフェと一言に纏めるには歴史を紐解くとかなり長い歴史がそこにはあった。
    難解な歴史を読みやすく書き綴った本書は歴史が苦手なあなたでも読み進めることができる。
    これを読むと"カフェ休憩の味わい方も変わる"かもしれない。
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    2025年02月24日
  • カフェの世界史

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    ネタバレ

    想定よりかなり分厚い本だったので手に取ったとき驚いたのだが、読んでみて納得。
    カフェの歴史についてのみ記した訳ではなく、ヨーロッパ史、ロシア史を解説した上でカフェの話をしているので、そりゃ話も長くなるわなという。
    確かに背景の歴史が分かった上でカフェの歴史を読まないと理解しづらい部分はあるが、本題に入るまでが長いのが難点。
    カフェの歴史を知りたいのに世界史の授業が延々続くので、途中で投げ出す人が増えそうである。
    カフェの話がしたいのか、世界史の話がしたいのか、読んだ印象としては後者である。
    特に第一次世界大戦に入るまでの前半は、その傾向が強いように思う。
    事実、あとがきに「カフェを入口に歴史学

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    2025年02月17日