児玉和俊のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ実在するカチモードという、曰く付きの物件を調査する会社の代表の方が、これまでに経験された数々の物件(と、それを取り巻く人々)についてをまとめられた本作、興味深く読ませてもらいました。
不動産会社の営業の方、管理業務担当の方って、少なからずこういう体験をされてるんだろうか…
病院に勤務していた頃、変な体験をしたことは何回もあったけど、変さのレベルが全然違った…
単独で「それ」と分かってる場所に乗り込んで行く度胸が凄い。
不動産の価値を落とさないために立ち上げた会社なのに、深層の一歩手前で依頼主から「これ以上の調査はお断り」と断られる場面があり、著者の児玉さんと共に読んでるこちら側もモヤッとし -
購入済み
なぜオバケ調査を立ち上げたのか
前半はオバケ調査の会社を立ち上げた理由、それに至るまでの筆者の社会人としての経験や出会い、考え方が書かれている本です。
後半は会社を立ち上げてからの話です。
不思議な話・怖い話はやや少なめですが、オバケ調査に至るまでの具体的な背景や筆者の事を知りたい人にはオススメです。
筆者は氷河期の終わり頃の世代。それを踏まえて読むと筆者の精神的なタフさや機知を強く感じます。
また、厳しい状況にいながら相手を攻撃せずむしろ思いやる、独立するときもお世話になった人と競合せずに共存することを考える、という所に人としての大きさも感じました。
個人的には 例のお札の部屋に招かれたとき、鍵を壊して開ける前日に会社の中 -
Posted by ブクログ
事故物件。
不動産取引される物件で、建物内で不審死が発生したもののことだ。こういった物件には心理的瑕疵があるため、買い手や借り手に対する告知が義務づけられた。
だが、それらの物件の中には心理的瑕疵で済まないような怪異現象が起きているものがあるという。
これは、不動産管理会社の営業マンとして数々の事故物件を内見し、日本で初めて “ オバケ調査 ” を行う会社を起業した児玉和俊氏による実録集である。
◇
噂でしか知らなかった「不思議な部屋」。
そんな物件に実際に出会ったのは、2008年7月末のことでした。
とあるマンションの1室での出来事なのですが、この経験が、