大塚あみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレすごく良かった。
毎日投稿するという形式と、AIへの指示が具体的にどう効いてくるかを一つ一つ確かめていく姿勢が、「学びたくなるきっかけ作り」としてめちゃくちゃ優秀だと思う。正直、自分もプログラミングは結構挫折してきた口だが、これを読んでまた学び直したくなった。間に合っていなくても、とりあえずスクショで出しておくというその人間臭さもいい。
技術的な話で言うと、最初は自分の手でやっていた作業(たぶんGitのPRまわりとか)が、どんどんAIに任せる比重が増えていく。JSONで情報を別管理するデザインパターンなど、初心者でも使いやすい具体的なツールを、筆者自身が出会って学んだそのままの流れで使いこなしていく様子から、「誰でもプログラミングできるようになる環境」が今まさにAIによって生まれているのだと感じた。
AIが良いのは、上流からまず「プログラムが動く」という成功体験を先に得られること。そこからどんどん深掘りしていく、いわば「上から下」への学び方ができる。普通の勉強は下から上、1+1を地道に積み重ねていくものだけど、生成AI×プログラミングに関しては上流から入れるのが大きい。その都度プログラムが動くから、それが楽しくて継続できる。これは語学の勉強と全く一緒だと思った。知ったかぶりでもいいから積極的に外国人と喋ってみる。通じて、笑顔になって、そこからどんどん学んでいく。プログラミングもまさにこの構造で、プログラミングと就活が似ているというのも、なんだかんだ分かる。
本の後半、100日に向かうあたりから、筆者はAIをどんどん監督する立場になっていく。自分も最近似たようなことを思っていて、AIにゼロイチは無理だし、AIが自分を超えることはできない。自分が70点を知らなければ、AIは60点しか取れない。バイブコーディングでアプリが作れるというのはある意味正しいけど、本人が100点がどういうものか知らなければ、AIだけで100点には辿り着けない。
現状のAIは、本当に部分最適しかできない。もう少し人間の力が必要だな、というのが正直な感想。 -
Posted by ブクログ
このGW前半で一番興味深かった本。
内容としては、AIの授業を撮った大学生が、授業中にAIでゲームを作り、
どういうわけか100日連続でAIでゲームを作ったら、何か変わる、と思い立ち、
Xに投稿を始め、、、あとはその経過日記。
その内容がすごい。
挑戦を続けていくうちにどんどんAIに対する、またプログラミングに対する知識は
増す。さらに、それを教授たちがバックアップしてくれる。学会にも連れて行き、
発表もさせる。海外にも行く。
彼女の環境がどんどん変わっていく。
AIにゲームを作らせる、、、
私がいまAIを動かそうとしていることと大して変わらない。
私もはなからプログラムを書かせれば、途中で気が変わるAIをうまく操れるのか?
と思ったりもしたが、それはわきに置いておいて、
彼女が100日で成長するさまは見ていて楽しかった。
別に彼女はまじめな学生ではないのだ。
いかにさぼるか。そのことを一所懸命やっていたにすぎない、のだ。
私もその考え大好き。いかに後で楽をするためにうまく仕込むか。
モジュールを知ったことでだいぶ効率化した、と書いてもある。
記録をちゃんととっていたからこの本が成り立っている。
勉強って、自主性って、そういうことを感じさせるドキュメントだった。
ステップ0 プロローグ
ChatGPTで何したい?
ChatGPTでレポートを書く
ChatGPTでオセロを作る
ChatGPTでオセロを改良する
ChatGPTで論文を書く
ステップ1(Day1~6) チャレンジ開始
最後の秋
1つの投稿
現実の洗礼
ライブラリって便利
ステップ2(Day7~23) チャレンジの意義
何とか動いた!?
バグの正体
軌道修正は柔軟に
私の特徴
しっかりできた!
ステップ3(Day24~31) 作品は私次第
クラスを使ってみる
メモは記憶代わり
私の流儀
数学は必要なのか?
ターン制を追究する
ChatGPTは私を超えられない
ステップ4(Day32~Day50) 私と誰かの未来
私の才能
再利用の重要性
新たな目標
内部構造への気づき
論文を書く意味
望外の成果
ステップ5(Day51~Day65) 理想と現実
正解って何?
正解に近づく
理想と現実
就活面接
データの重要性
ステップ6(Day66~Day100) 最適解を求めて
ひな型と肩書
課題アプリ
牡蠣のせい
やってみる
不本意な受諾
主体者は私
ステップ7 エピローグ
継続の秘訣
8,123個のプロンプト
スペイン -
Posted by ブクログ
さぼり癖がある、好きなことのためにやりたくないことは全力で手を抜きたいと思う大学生が、chatGPTを使って100日間毎日アプリ制作と投稿をする過程を記した本。
YouTube『ゆるコンピューター科学ラジオ』で「人によって受け取るジャンルが違う」と紹介されていて思わず手に取った。
ちなみに、近所の本屋さんではIT関係のエリアに置いてあったが、私は「成長ストーリーだな」と感じた。
そう思った点等を深堀していこうと思う。
本書の中で、chatGPTとのやり取り文、ITに関する専門用語等が出てくる場面が多い。
しかし同時に、プログラムのことだけではなく、
才能とは?
就活とは?
評価される基準とは?
理想と現実のがギャップはどうしたらいいのか?
等、リアルな葛藤が描かれる。
また、100日チャレンジを終えて振り返ったときに
成長について
努力について
本人なりの結論を述べている。
これは1日のほとんどの時間をアプリ開発につぎ込み、試行錯誤をして自身で体験したからこそ出た結論なので説得力が大きい。
最後のエピローグで気になった文があったので、それにも触れていきたい。
100日チャレンジのことを学会で発表した後、先生が不在の2週間を遊んで満喫していた著者。
「一方で、既存のエンタメの消費では満たされない、感情エネルギーの放出先を探していた。」
とあった。
きっと100日チャレンジは大変でありながら、試行錯誤からの成長実感や達成感などたくさんのことを得たのだと思う。
それが終わり、一種の燃え尽き症候群になったのではないかと考える。
これは一生懸命に働いた会社の退職や、一生懸命に取り組んだ子育てからの卒業など、読んでいる私たちにも関係しうることで、そこの課題を頭の片隅に入れて過ごしていきたいと感じた。 -
Posted by ブクログ
授業をサボるためにChatGPTを使い始めた大学生が、AIを使って100日間毎日アプリをリリースし続けるチャレンジに挑んでビッグになっていく話。
day1からday100で筆者も成長しているわけだが「生成AIは使う人の能力を越えない」とは言ったもので、使う側も成長しないと(プロンプトの巧拙の話ではなく)アウトプットも成長しない。その過程を追体験できるのは貴重ではあり、その意味では単純な習慣化や生成AI便利tipsの話としてではなく、AIを使い倒してどう各人のスキルを伸ばすか、持ち味を活かすかの方法論(精神論?)としてエッセンスを吸い取った方がよいと思う。
筆者は地頭や環境が相当恵まれているのであんまり再現性はない気がした...。 -
購入済み
熱く。そして影響を受けました
新卒でエンジニアでした
あれから30年経ち、今の人はこういう手段で開発に触れ、
わからない事を様々な形で理解していく環境を手に入れている
でもそれを能動的に使いこなせるか、受動的になるかで、
学びのスピードは段違いになるはず
改めて生成AIで開発を学び直したいと思う内容でした
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Posted by ブクログ
ネタバレ結局のところ、作者は才能があったんだなと。英語も留学経験無しで話せるようだし。。
もともと読む前は出来損ないのダメ人間が100日チャレンジして成長していく姿を見れるのかと楽しみにしていたのだけれど違った。
いかにして手を抜くかを考えるというのは、仕事ができる人に通づる部分。仕事ができる人って大体サボり方上手だし。
勉強になったのは毎日チャレンジすることによって、エンジニアとしてのコーディング力がどんどん上がっていくのと納期を意識した作業、学会発表などスケジュールが重なったときの優先順位の付け方や自分じゃなくてもできる作業はバイトを使うなどの発想力。
とにかく何をするにしても継続は力なりということですね。習慣化さえしてしまえばいいのだろうけど、そこに行き着くまでが大変。
まぁ、すごい人だわ。 -
Posted by ブクログ
昨年ごろから生成AIが自分の周りでも注目され今年には日常生活に普通に見かけるようになった。そもそも生活や仕事にどうかかわるものなのか、生成AIとはどういうものがあるのか知らなかったのでそれらを知るために読もうと思った一冊だ。
主にChatGPTに代表する生成AIとはどういうものでどう使うのか知りたかったが、そのものずばりの本だった。大学4年生の著者がChatGPTを使い100日間プログラミングをしてアプリを作り続けるというものだ。
久しぶりにワクワクする感じの本だった。読んでいて楽しかった。
小説という説明だが、著作者の内面も含めほぼ実録でありルポルタージュだと思って読んだ方がいい。生成AIの教本ではないので使い方、接し方は読み手の著者との相性が影響すると思う。そういう意味では自分が馬があった。所謂、仕事にも生活にも相棒感覚で活用できることが期待されるわけだ。 -
Posted by ブクログ
たまたま電車で隣に座った、おそらく学生と思われる若い男性がこの本を熱心に読んでいた。どんな内容なのか全く知らないのだが私も読んでみることにした。
著者は大学4年生、4月、レポートを書いて提出するのだが、ChatGPTを使ってレポートを書くことにした。最初はズバリ、課題のレポートをサボる方法を教わろうとしたが、学問には真面目に取り組むべきという返され、すぐに課題を出す側に視点を変えて質問する。その違和感のある回答に自分らしさを追加するよう依頼して回答を引きだす。この一連の流れの切り替えの早さやセンスに、著者の頭の良さの片鱗が伺える(留学をしていないが英語も習得しているし)。その後、授業中にもかかわらず授業そっちのけでChatGPTを使ってオセロのゲームを書き、先生にはゲームを作ってることがバレてしまうが、咎められることなく、それを学会で発表することになる。以後、10月下旬から100日続けてプログラムを投稿するかたわら、学会で発表という流れがありつつ、望まない就職活動へ渋々向かう。
こういう人、いるんだよね。古い言い方だと「コンピューターオタク」だ。海外ではギークとも言うか。彼女は工学部ではなく経済学部なのだが、こっちに適性があって覚醒してしまうと、朝から晩までどっぷり浸かって、時間がたつのも忘れてプログラム書きに熱中する。疲労はあるが嫌にならない。努力をしているという認識はあまりない。
ChatGPTを使ったプログラミング技術習得のプロセスが注目され、在学中に時々学会発表するところまで行ったが、就職後、システム設計などをしたとして、彼女はその後どうするのか。何をする人になるのでしょうか。IT系企業のビジネスに従事するのか、大学へ戻り研究者にとなって教育する側になるのか、あるいはAIを使う側から作る側になるのか。
100件の投稿をする中、投稿に対してどのような反応があったかもこの本に織り込んで欲しかった。一方的に投稿しただけでコミュニケーションはなかったのか?それで☆ひとつ減としました。 -
Posted by ブクログ
大学3年生、経済学部プログラム経験なしの著者がChatGPTに出会い、PythonプログラミングをAIに書かせることにより身近な課題(ゲーム)が解決できることに気づいた。授業でゲームを作った学生が初めてだったということもあるが、著者の独創性に気づいた大学教授から電気通信学会でのプレゼンを打診される。なぜ、ゲームをAIで作り出すのが重要なのか、なぜ初学生がAIでプログラミングができるのが学会発表に値するのか、普通ならそこで埋もれてしまうところであったが、著者はAIのユーザーの要求を取り込むことができるツールだと見抜いていたし、教授は経営工学的に変革をもたらしうるAIの活用手法を初学者が実践している事例として見抜いていた。最初の学会発表でAIが自分の成長ドライバーとして使えると考えた著者は、ChatGPTで100日連続でアプリを作ることを自らに課した。最後までやり切った「やり抜く力」も大切だということも明らかとなる。途中でPythonのライブラリやフォーマットなど技術者レベルの概念に触れ合い、それを活用していくにつれ、プロンプトに何をインプットするかは使い手の能力次第であり、(先人の知恵を借りたとして)AIが与えてくれる本当の価値は、使い手の能力次第であるという発見は、共有されるべきことであろう。