レーナ・スコーグホルムのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私は仕事の立場上人の悩みや相談を受けることが多い。最近は何回も面談をしても全く話が進まないことが増え、次第に自分も疲弊してしまい「いい加減にしてくれ」と思うこともあった。今思えば態度に出ていたかも。
でもこの本から脳の構造からタイプが異なるため、それぞれに合わせた話し方で対応すると信頼関係が生まれることや、受容の方法について詳しく書いてあり「確かにそうかも」と思える内容がぎっしりあった。
次の日から実践できるストレスへの対応もあり、現在実践中。聞く側の気持ちの持ちようや態度が変わるだけで、面談の質が向上すること、それに伴いストレス値も大きく変わることを理解した。
また、そのような仕事でなくても同僚や家族とよりよい関係を築くためにも必要なスキルでもあると思われる。 -
Posted by ブクログ
まさに今の自分が困っていたことで、目から鱗!
日本語で話しているのに、全く話が噛み合わない人がいた。それだけじゃなく、上司の立場なので、自分が理解を示さないと行けない立場だったけど、本当に難しかった。
業務のことを打ち合わせたいのに、突然自分の人生について語り出したり、質問しているだけなのに急に怒り出したり。
私はヒト脳で話しているのだが、相手はほとんどサル脳かワニ脳だった。
私がヒト脳で話すことが気に入らない感じで、私の振る舞いがそうさせてしまったかもしれないが、こっちが病むのでコミュニケーションを諦めた汗
こう言うタイプの人に出会ったら、ちゃんと使い分けよう。 -
Posted by ブクログ
ストレスによって、ヒト脳→サル脳にもやがかかり、ワニ脳になる。それを知ったとき、これまでの自分の経験の原因が解明された感覚があり、非常にすっきりした。あのときの自分は、あのときのあの人はワニだったのか。あのとき彼女は私にサル語で話してくれていたのか。あの場ではヒトとサルとワニがそれぞれ違う言語で話していたのか。そんな風に自分に当てはめながら読んだらすごく面白くて楽しかった。これらの事実を知ったことで、自分と相手の状態を客観的に捉えることができ、会話や対話における解像度が抜群に上がった感覚がある。
また泥酔とストレスが同じだという話も非常に興味をそそられ、面白いと思いながら先を読み進める一助となった。 -
Posted by ブクログ
社会は、人間関係で成り立っている。その人間関係が難しく、摩擦が起こりやすい。どうコミュニケーションを取るかが重要となる。行動科学者の著者は、太古から人間の脳内にある「爬虫類脳(ワニ脳)」が優位になると人は建設的にコミュニケーションできないと説く。
人間は1つの脳を持っているようでいて、実際には進化の過程が異なる3つのタイプが共存している。ポール・マクリーンが提唱した脳の3つの層で、「脳幹(爬虫類脳)」はワニ脳、「辺縁系(ほ乳類脳)」はサル脳、「新皮質と前頭前皮質(大脳皮質と前頭葉)」はヒト脳だ。
第一に、「ワニ脳」である。これは脅威を感じたときに作動し、「自分が正しい!」と怒鳴る、あるいは黙り込んで無視するなど、極端な行動をとる傾向がある。論理的な議論は一切通じず、むしろ生存本能に基づく反応である。
第二に、「サル脳」である。感情が優位に立ちやすく、「自分だけ損をしている」「あの人に嫌われたかもしれない」といった不安や、グループ内の序列に敏感に反応する。この状態では、感情的な行動や反応が多くなりやすい。
最後に、「ヒト脳」である。これは、客観的に状況を判断し、相手の立場に立って考えることができる理性的な部分である。
相手の脳の状態に合わせて対応を変えるという手法が重要だ。
著者はいう「いま、この人は何を考えているのか? どんな言動をとるつもりだろう? その言動に、私はどう対応すべき? その対応によって、この人は私をどう思う? 好意的に思ってくれるだろうか?
相手がこちらの発言に耳を傾け、尊重してくれていると感じると、自己肯定感や自信が持てる。反対に軽視されたり、まともにとりあってもらえなかったりすると、自分を肯定できず、自信を失う。」
どうコミュニケーションをとるのか?
相手がどの「脳」状態で話しているのかを見極めることが、良好なコミュニケーションの第一歩となる。
ワニ脳の人への対応(安全確保が最優先)
ワニ脳が作動している場合に、正論(ヒト脳の思考や言葉)をぶつけることは、火に油を注ぐことにほかならない。何よりも刺激しないこと。相手をさらに追い詰めないよう注意する。相手を落ち着かせること。 相手の生存本能を安心させるために、低いトーンで、ゆっくり、短い言葉で話す。
話すときに時間を置くこと。 脳が「安全だ」と認識するまで、物理的・時間的に距離を取る。
サル脳の人への対応(感情のケアが最優先)
サル脳は「認められたい」「仲間でいたい」という欲求が強く現れる状態である。相手に共感を示すこと。「それは大変でしたね」「お気持ちわかります」など、まずは感情を受け止める。相手の存在を肯定すること。 相手がグループにとって重要な存在であることを伝える。話すときには否定から入らないこと。「でも」や「しかし」は避け、まずは肯定する(Yes, and法を用いる)。
ワニ脳には、ワニ脳でシンプルに。 サル脳には、サル脳で。 人間としてきちんと話す。
「子どもは、大人の言うことは聞かないが、大人の真似はする」ジェスチャーが重要。
実際には素晴らしいと思っていないのに、それを常に言うことで、関係を保つ。ヒト脳の論理的思考で対応できるのは相手もヒト脳でなければ通じ合えない。つにに相手をリスペクトすること。それが利己的遺伝子の働きであり、そのことで自分を守ることができる。
あなたが、飼い犬にとてもやさしい声で言ったとしよう。
「まあ、なんてみっともないイヌなの」。それでも、イヌはうれしそうに尻尾を振るだろう。イヌには声の調子しか伝わらないからだ。飼い主として、あなたが持っている最大の武器は声のトーンである。
「何を言ったか」―つまり言葉は、ヒト脳で解釈されるが、これは重要ではない。
「どのように言ったか」―ボディランゲージと声のトーンで発信されたシグナルは、ワニ脳とサル脳で解釈され、理解される。
コミュニケーションの手段は、言葉・声のトーン・ボディランゲージ・顔の表情である。非言語パワーがある。
「人は愛されることを望んでいる。それが叶わなければ、称賛されることを望んでいる。それが叶わなければ、恐れられることを望んでいる。それが叶わなければ、憎まれ、蔑まれることを望んでいる。[中略] 人は忘れ去られることを身震いするほどに恐れ、どんな代償を払ってでも人とのつながりを求める」ヤルマル・セーデルベリ著書『ドクター・グラス Doctor Glas』
ガンジーはいう「私たちは世界を映している鏡にすぎない。外の世界のあらゆる傾向は、私たちのうちなる世界である。そして、自分をかえることができれば、世界もきっと変わる」
右脳が感情脳で、左脳が論理脳である。それは、ロゴストパトスを使う。お日さま脳とどんより脳。お日さま脳にスイッチを入れる。ポジティブになる言葉とネガティブになる言葉がある。
コミュニケーションスタイルは、どんどんやろうのドリス、和気あいあいのアイダ、フィーリングのフレディ、アナリストのアレックスがいる。生存本能がとる態度を決め、前進モードは青、脅威モードは赤、鎮静モードは緑であり、緑を増やすことだ。赤、青、緑で、光の三原色なんだね。
そして、心のトゲを抜こう。
話が通じないのは、相手の性格が悪いのではなく、脳の状態が悪いだけだと思わせる。それにしても、こんな単純なレッテル貼りで、コミュニケーションがうまく行くのだろうか?でも、本書を読みながら、つくづく、私はワニ脳で生きていると思った。 -
Posted by ブクログ
脳科学からコミュニケーションを考える本。
酔っぱらいの態度から、今彼の脳はどういう状態で、どんなコミュニケーションをとればいいのか、ヒト脳、サル脳、ワニ脳にわけて考える。
ヒト脳はいちばん新しく理性的に判断する脳。
サル脳は感情を司り、後先がどうなるかなどよりも感情を優先する脳。
ワニ脳は原初の脳で、ここまで来ると『凍結』『逃走』『闘争』のどれかしかない。
何も酔っぱらいでなくとも人はストレスをうけると理性的なヒト脳は機能しなくなる。
バッドニュースを人に伝える時、相手はストレスに寄って一時的にワニ脳まで後退してしまったりする。
そんな時、つらつらと理由などを述べても理解はして貰えず、相手とコミュニケーションが取れなくなってしまうため、
ワニ脳にはワニ語で話す必要性が出てくる。
短く、簡潔に安心させることが必要だ。
そこから機能を取り戻すと、今度はサル脳が現れる。
感情的になり、激情を吐露するかもしれない。
ここはサル脳なので、根気強く、感情を受け止め、理解しているという姿勢を見せなければいけない。
落ち着かなければヒト脳に移行せず、理性的な話し合いは不可能だからだ。
人によっては、そのミーティング内でヒト脳に戻らない場合もある。
話が通じない時は、相手の脳によって語りかけを変えるべきである、との言葉がとても納得できて、
基本的にはビジネスの場面のお話なのだが、これは子育てにも使えそうだなぁと思った。
ミラーニューロンや、性格分けなど、面白い話がたくさんあり、役に立つ本だと思う。
ただ、全てを実行できるようになるには相当な訓練が必要そうで、理論はわかっても常におひさまではいられないよ〜
という感想も、ある。
脳の働きについてかなりわかりやすく書いてくれているので、興味のある人にもおすすめ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分にとっては学びが多すぎる良書でした。
ワニ脳、サル脳、ヒト脳という捉え方とその仕組みは本当にわかりやすく、目から鱗モノでした。
ワニ脳の人に出会っても、そういう人なのだと決めつけるのではなく、ただその時たまたまそういう状態になる条件が揃っただけであり、誰でもそうなる可能性はあるのだという視点は自分にはあまりなかったので非常に良い視点をもらった気がする。
ワニ脳には簡潔に、サル脳には共感を、そしてやっと具体的な解決策などの話をするヒト脳にというステップが必要だというのは、何においても誰が相手でも使えそう。
学校では教えてくれない本当の対人関係のやり方としてこの本は必読書のような気がしました。
大学生ぐらいの時に読んでおきたかったが、とにかく学びの多い本に出会えて良かったです。 -
Posted by ブクログ
本を読むと脳などが良くなると聞いたので本を途中で読むのをやめることが多い私にとっては、2月22日から今日に至るまで久しぶりの完読しました。
この本で感じたことは、自分が感情を相手にそのまま顔や言葉で伝えると、相手にも同じ感情をうつしてまう。との事です。自分が怒りで怒ってる風に話すと相手も嫌がるし笑って話すと相手も安心できるかと思います。いかに空気を自分から作るのかが大事だと思いました。
他の本になりますが、この本を読みながら進むと自分の好きな漫画(ワールドトリガー)の台詞や自分の経験したことが頭の中で思い浮かび、本をそのままで読むのではなく、自分の頭の中で勝手に作り出した方が納得できやすいです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ外部からの情報を処理する際、本人の心理状態や身体状況によって脳は3段階(ワニ、サル、ヒト)に分けられる。
その段階に応じたコミュニケーションをとることの重要性&論理的な話が通じないワニ、サル脳(これらにつながる「どんより脳」)にさせないコミュニケーションの具体方法がまとめられている◎
対人関係の本をそれなりに読んできている人にとっては、見知っていることのまとめ本にもあたるかもしれない〜
ただ知識としてはわかってたけど扱えてなかったなっていう会話方法、発言方法も意外と多くあって、対人の仕事をしている自分にとっては具体事例に置き換えながら日常で反映できそうな点で読む価値はあった!
でも、導入が長くてすぐ筆者の知人を出す&アメリカンジョークなパートが多い語り口は相性良くなかったな、多分私がそういう洋書に慣れてないから…
【良好な対人関係のための前提・howto】
===個人的に結局これだよな〜と感じた3点===
●自分の心の状態が良好だと、ごく自然に他者のためになる行動が取れる
●その人が望むような接し方をすることで、相手はありのままでいられる
●私が責任を持つべきは私自身の人生や感情であって他者の期待には応えなくていい
===そのほか前提の理解===
●脳の情報処理状況に応じた会話の必要性
サル脳=感情を共有、整理したい段階。その段階を飛ばして、解決策などロジック的な路線に進んでも相手には伝わらない。
●悪い知らせを伝えた時
相手がネガティブな反応をしたとしても、私のせいではない。相手が悪い知らせを受け入れるときのプロセス(ワニ→サル→ヒト脳)なのだ、と理解して備える。
●あなたが会う人はみんな、あなたが考えもしないような何かと戦っている、ということを知る。
===相手に受け入れてもらうための話し方===
●相手の状況を理解したことを伝えるには
①自分の考えや問題の解釈を一旦手放す。相手の世界に意識を集中して、たとえ理解できなくてもただ受け入れる。そして自分も相手の立場、前提に立って話をする(村人の寓話など参照)。
② 自分の気持ちは「私」の立場で伝える。「あなたは○○すべきだ」と伝えても人は変わらない。
例:相手が遅刻ばかりする場合「もっと早く準備すべきだ」ではなく、「時間ぎりぎりだと私が落ち着いて仕事できないから、時間通りに始められると助かる」など
*人の相談に乗る時陥りがちなのでとくに気をつける。
●相手に「否定された」「制限された」と感じさせないために
①「でも」や「だけど」で言葉を区切るのではなく、「私になにかできるとしたら…」と自分を主語にする。
②まず「イエス」と答えてから、そのあとに解決策やして欲しいことを伝える。
③「○○しない」「できない」ではなく解決策、打開策として「どうすればいいか」を伝える
例:「プール行きたい」に対して、「今日は忙しいからダメ!」ではなく「いいね!じゃあ土曜日に行こう」
===受け入れられやすい問いかけ・お願い===
●クローズドクエスチョンを挟み、相手に耳を傾けてもらうきっかけを作ると、提案や質問が会話の中で流れていきにくい。
例:「私が考えている案を聞いてもらていいですか?」「一つ質問してもいいですか?」
●選択肢2つのクローズドクエスチョン
例:「宿題は夕飯の前にする?後にする?」「○○の件ですが今ここで話しますか?後で話しますか?」
●相手の視点を変える問いかけ
例:「問題を教えてくれてありがとう。あなたが・・・ということはわかりました。どうすればこの問題を解決できると思いますか?なにか考えがあれば聞かせて」
●お願いをするとき、その理由を伝える
例:「数枚ほどコピーしたいのでちょっと割り込んでもいいですか?」
↓上記を満遍なく網羅した提案だと思う↓
「私としては今これを確認したいと想うがどうだろう?」
===そのほか相手に伝わる情報について===
●表情やボディランゲージなどの非言語情報
言語以上に情報を伝えてしまう要素なので、本当に送りたいシグナルが送れているか意識する。
●お世辞
その言葉にふさわしい人間になりたいと言う気持ちを呼び覚ましてくれるもの、という解釈もできる。
【自己の見直し】
●「もっと楽な方法で、同じ結果を得られないだろうか」と常に自問する
●脳はそのとき重要なものに注目するので、達成したい目標やイメージを意識として定着させる
●自分の見ているものが目まぐるしく変わると、エネルギーを奪われストレスを受け、注意力が低下する。