齋藤ジンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ヘッジファンドやグローバルな機関投資家に情報提供する齋藤ジン氏の著書。
自分の出自などプロフィールについてが余計に見えるが、だからこそ内容に深みを感じた。
日本の金融危機をはじめに予見したとされ、政府の経済政策の分析などは、自分のような下流の人間が見てもエンタメ的に興味深かった。
ヘッジファンドという耳慣れしている言葉も、レバレッジをかけて投資を行う大口投資家(機関投資家)であることも当著を通じて理解できた。
多忙なヘッジファンドのオーナーから、「あの人が言うなら...」という人間関係を築くための、膨大な情報と仕組み理解に脱帽。
引き続きアメリカの覇権は続くとしながら、強い日本は復活すると -
Posted by ブクログ
あの意見を持ったのは、私が世界で最初です、の圧がすごい。
それだけで、そういう世界で生きてこられた強さを感じまくって、
出世はほどほどでいいやな僕にはガッツリ刺さる。
・小さな政府で市場に任せてきた新自由主義は終わった
・市場も地政学で動く時代になりつつある。
・ルールの変わり目ことチャンス。
・日本は労働需要に追いついてないのたから給与アップ物価アップ、市場価値アップしかない
・不動産がGDP30%の中国、もはや若年失業率の高さを吸収するのは軍と戦争。台湾有事不可避。
ってことらしいです。
ってことはこの本出て1年。
現金比率は上げておくで良いんですかね? -
Posted by ブクログ
ネタバレ前に読んだ本の要約を掲載します
1) 全体要約(本文)
『世界秩序が変わるとき』。新自由主義の長期的優位が揺らぎ、政治の裁量復権・ブロック化・価値観対立の深刻化が同時進行する中で、米中対立(冷戦化とホットスポットのリスク)とグローバル・サプライチェーン再編が進む。これにより、日本にはリショアリングや労働市場の構造的変化、AI導入の加速を追い風にした再起機会が生じうる、という骨子です。
2) 章立て(本文)
新自由主義の揺らぎと「反乱」
歴史的振り子:小さな政府 ↔ 大きな政府
欧州統合・グローバリズムの加速と反動
格差・分断・ポピュリズムの力学
米中対立シナリオと台湾リスク
サ