齋藤ジンのレビュー一覧

  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    ヘッジファンドやグローバルな機関投資家に情報提供する齋藤ジン氏の著書。
    自分の出自などプロフィールについてが余計に見えるが、だからこそ内容に深みを感じた。
    日本の金融危機をはじめに予見したとされ、政府の経済政策の分析などは、自分のような下流の人間が見てもエンタメ的に興味深かった。

    ヘッジファンドという耳慣れしている言葉も、レバレッジをかけて投資を行う大口投資家(機関投資家)であることも当著を通じて理解できた。
    多忙なヘッジファンドのオーナーから、「あの人が言うなら...」という人間関係を築くための、膨大な情報と仕組み理解に脱帽。

    引き続きアメリカの覇権は続くとしながら、強い日本は復活すると

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    2025年11月10日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    トランプ政権下での日本のこれから、日本に住むものとしてのこれからについて考える良いきっかけとなった。ルールチェンジを繰り返しているアメリカは、これまではアメリカがグローバリズムという枠組みのカジノのオーナーであったから。それがこれからも不変であるとするならば、日本のこれからは期待できるのであろう。

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    2025年11月09日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    おもしろかった。あまり表で語られないようなお金の話もあって良い本でした。
    ただ、次に日本が良くなるのは、アメリカがマネーゲームのディーラーの地位を存続できればなので、そこが怪しいような気もしました。
    ただ、アメリカが世界のお金のディーラーという前提が崩れなければ、確かに、2位の国をたたくために、3位の国に肩入れする構造で、これから日本は伸びるっていうのは確かになと思います。

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    2025年11月02日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    派遣国アメリカの都合というか事情次第で世界中の国々の趨勢が左右されて来た事という事が、様々なデータや著者の分析に基づく見解が正しかったという事実をもとに説得力ある形で述べられている。この100年、特に第二次対戦後の30年単位での日本経済の盛衰が、アメリカの戦略によってもたらされたものだと納得させられる。
    同じ時代を生きながら、著者の様な歴史を踏まえて時代の動き、流れを、大局的に俯瞰的に捉えることが出来る人は、やはり稀有なのだろう。でないと、大物投資家も納得する的確なコンサルタントとして名を馳せる事は出来ない筈。

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    2025年10月27日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    あの意見を持ったのは、私が世界で最初です、の圧がすごい。
    それだけで、そういう世界で生きてこられた強さを感じまくって、
    出世はほどほどでいいやな僕にはガッツリ刺さる。

    ・小さな政府で市場に任せてきた新自由主義は終わった
    ・市場も地政学で動く時代になりつつある。
    ・ルールの変わり目ことチャンス。
    ・日本は労働需要に追いついてないのたから給与アップ物価アップ、市場価値アップしかない
    ・不動産がGDP30%の中国、もはや若年失業率の高さを吸収するのは軍と戦争。台湾有事不可避。

    ってことらしいです。
    ってことはこの本出て1年。
    現金比率は上げておくで良いんですかね?

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    2025年10月18日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    田中渓氏がオススメしていたので。著者はアメリカの大手ヘッジファンドのアドバイザーとして活躍するエコノミスト。ややアメリカに肩入れし過ぎている感はあるが、アメリカが今後も覇権を握り続ける理由、その中での日本の復活の兆しについて、納得感のある解説だった。

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    2025年10月13日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    経済の予想をする本はたくさんあるけど、とても納得感が高くて一気読みした。

    世界の振り子は、「レッセフェール(小さな政府)」→「ルーズベルト型(大きな政府)」→「新自由主義(小さな政府)」とシステムが変わってきて、また大きな政府に振れようとしている。
    新自由主義の流れに乗れずに「失われた30年」を耐えた日本だが、次の新しい世界システムでは追い風が吹くだろう。

    世界のゲームオーナーであるアメリカは、新自由主義で大きくなった中国を牽制するため、地政学的に強い日本を望んでいる。

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    2025年11月25日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    難しかった。要は、「世界のパワーバランスとルールが大きく変わる“転換期”に来ている」ということ。日本も対策が必要。

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    2025年12月08日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    アメリカに全てを賭けている人がアメリカの優位性を疑えないのは、それはそうだろう、、との感想なんだけど、違うのかな…

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    2025年11月26日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    ネタバレ

    前に読んだ本の要約を掲載します

    1) 全体要約(本文)
    『世界秩序が変わるとき』。新自由主義の長期的優位が揺らぎ、政治の裁量復権・ブロック化・価値観対立の深刻化が同時進行する中で、米中対立(冷戦化とホットスポットのリスク)とグローバル・サプライチェーン再編が進む。これにより、日本にはリショアリングや労働市場の構造的変化、AI導入の加速を追い風にした再起機会が生じうる、という骨子です。

    2) 章立て(本文)

    新自由主義の揺らぎと「反乱」

    歴史的振り子:小さな政府 ↔ 大きな政府

    欧州統合・グローバリズムの加速と反動

    格差・分断・ポピュリズムの力学

    米中対立シナリオと台湾リスク

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    2025年10月30日