齋藤ジンのレビュー一覧

  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    歴史書として優れていると思う。
    本名がカタカナで「ジン」だったら凄い。
    ちょっと人脈誇示が鼻につく。

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    2025年12月14日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    論理的な言及に厚みを持たせながらも、感情的にも前向きにさせてくれる一冊で、とても良かった。
    ご自身の優れた判断力に加え、行動力が伴っており、説得力がある。
    いま日本はチャンスであるとの書籍を多く目にするようになったが、失われた30年には意味があったと考えさせてくれる内容。

    ◉新自由主義とは
    ①政府の介入小さく②全てはマーケットを通じて最適化され③個人の能力や個性で勝負する
    ◉マネーが効率的に流れることでビジネスコストが低下する→長期投資に追い風
    ◉トランプにはどう変革するかの明確なビジョンはない。取り残された者たちの「システムを壊してくれ」の声を聞く耳を持っている
    ◉どこまで政治による裁量介

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    2025年12月14日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    わかりやすい。
    世界システムが自由放任(レッセフェール)→大きな政府→新自由主義と変化して、現在。
    システムを修正しながら今に至っているという物差しで見ると色々なものが理解しやすくなる。

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    2025年11月26日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    アメリカから眺めた日本の現代経済史的な。
    なぜ私たちは失われた30年という季節を過ごさなければいけなかったのか、すこしはすっきりした。

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    2025年11月23日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    新自由主義の終焉とその後の世界秩序を「ゲームチェンジ」として描く一冊。著者はヘッジファンドの助言経験を背景に、米中対立やウクライナ戦争などを旧秩序崩壊の兆候と分析。国家主導の産業政策や経済安全保障の復活を予測し、日本にとっては数十年に一度の好機が到来すると説く。ただし、視点は米国寄りで、未来予測には不確実性もある。世界の変化を理解し、戦略的思考を促す羅針盤となる良書

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    2025年11月20日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    1990年代頃から失われた30年を新自由主義の時代だったという。日本は伸び悩み世界でも取り残された。その新自由主義の時代とは何だったのか、というのがこの本の大きなテーマになっている。著者は性的マイノリティとして日本の都市銀行勤務を辞め、自由なアメリカでコンサルタントとして人生を歩むことに賭ける。

    新自由主義の時代の前は、経済が重要だった、新自由主義の後に来る時代は政治が重要となる。日本の失われた30年と中国の台頭、アメリカの覇権国家としてのずるさ、しかし日本はこれから復活し、中国は衰退し、アメリカの強さは変わらないという。

    著者はコンサルタントとしてジョージ・ソロスを大儲けさせたようだ

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    2025年11月18日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    面白くて一気読み!
    経済学の本は難しそうでこれまで手に取ることはなかったのですが、ジンさんの本は投資コンサル目線で日本やアメリカ、中国の情勢を分かりやすく解説。
    次はメモを取りながら読み直したい!

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    2025年11月09日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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     齋藤ジン。ジョージソロスに10億ドル儲けさせたコンサルだという。日本人で、トランスジェンダーで、ワシントン在住のコンサルという触れ込みは、インパクトがある。
     本書を読んで、なるほど、アメリカでナマの政治的潮流のなかで生き抜いているコンサルだと思った。実は、「新自由主義」という正体がよくわからなかった。自由であることはいいことだと思うが、何かがおかしいなぁと思っていた。本書は、実にわかりやすく、歴史的な流れを大づかみにつかむことができる。さすが、著者のさばき方が実に上手いと感心した。
     自由放任主義(レッセ・フェール)、自由主義、そして新自由主義と受け継いでいる。

     齋藤ジンは、歴史的な潮

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    2025年11月08日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    今年一番の新書

    2025年7月に読みました。
    10月の高市総理誕生と日経平均5万円越えの展開を、1年前の出版時に想定していたような内容でした。

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    2025年11月03日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    30年後に読み返したい。
    ここ5年くらいで世界の行方を描く本が多くなった感がありますが、それだけで「見えてきた」もしくは「確度が上がった」ということなのでしょうね。人の世は人が織り成しているということを改めて認識させられる内容でした。
    一種の暴露本としても良いのかな?
    井の中の蛙状態のジモティータイプの日本人に対する世界の常識についての啓蒙書としても良いのかな?
    それとも、ようやく受容、消費できるようになったから出てきた戦略的な教育書でしょうか?
    陰謀論的なエンタメ本とは思えませんでした。
    私の中のジャンルの仕分けに迷います。
    「後悔のない、好きなポジションを取れ!」というメッセージは受け取り

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    2025年11月03日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    ネタバレ

    「新自由主義の下で、日本はまさに最大の敗者となった。」
    日本は失われた30年で敗者だとは思っていたが、最大の敗者であるという筆者の感想にはとても納得がいった。

    「現在のグローバル化した社会とはまるで別世界でしたが、ほんの30年前の話です」
    テクノロジーの変化が、社会に影響を与える力がどんどん強くなっていっていると思う。私が留学をしていた2014年はスマートフォン、SNSが席巻する時代で、個人が情報を発信することが当たり前の時代になってきた。それにより、グローバル化が進んだと思う。
    日本ではコロナ化でビジネス、仕事のビジネス化、DX化が一気に進み出した気がしている。今までは「商慣習」で「リモー

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    2025年11月09日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    ネタバレ

    面白かったです。中世~近世の重商主義時代から筆を起こし新自由主義までの流れを分かりやすく説明していてなるほどと腑に落ちました。そして新自由主義の時代がいよいよ終わるのがここ数年の流れ。それが世界秩序が変わるという表題になっている。我々は好き嫌いに関わらずその流れは抗えないしそこをどうやって上手く生き抜くかというのが要旨だと思う。

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    2025年10月30日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    ジョージ・ソロスの真骨頂は、転換点に全力を傾注する投資方法であること。
    1992年 イングランド銀行にポンド売りを仕掛けたソロス・ファンド
    当時の右腕が、スタンレー・ドッケンミラーであり、そのチームの一員にスコット・ベッセントさんが居た。
    2011年 ベッセントさんはソロスファンドのCIOになり。
    2012年 日本に円売りを仕掛けて大儲けする。その一躍を著者の齊藤ジンさんが担う。
    ⇒その後、ベッセントさんは日本ファンに!
    色々と繋がって見えてきて面白い。

    「変な人には人並み外れた離れた能力がある」って思われているというのも、味のある言葉だと思った。

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    2025年10月28日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    新書でずっと売れ続けている本書だが、本当に素晴らしい書籍だった。星6つレベル。
    時代変化の本質をこれほど明瞭に捉え、個人の性的マイノリティの苦悩とアメリカに移った経験も踏まえて、今の日本人に勇気を与えてくれる。
    あまり頁は割かれていないが、中国とロシアに対するアメリカの今の動きの予想がドンピシャすぎて、本当に斎藤さんの嗅覚というか先見の明には脱帽。
    こういう逸材を受けいれられず、アメリカに追いやってしまった、日本のかつての社会は本当に残念でしかないが、本書を通じて、若い活力が活きる舞台が日本にも整う事を期待したい。

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    2025年10月27日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    ネタバレ

    非常に学びのある本だった。以下、要旨と簡単な感想をまとめる。

    第二次世界大戦後、アメリカは覇権国家として世界の主導権を握り、「カジノのオーナー」のように世界の勝者となった。そのもとで日本はアメリカの庇護を受けながら経済発展を遂げ、その後厳しく打ち負かされた。「失われた30年」と呼ばれる「負け組」状態になった。
    しかし、今日本には新たにチャンスが訪れている。
    現在、世界は新自由主義の時代を終え、新たな価値観へと移りつつある。経済よりも地政学の重要性が高まり、国際関係の構図も変化している。米中対立が冷戦状態にある今、アメリカにとって日本は極めて重要な存在である。
    また、労働生産性の向上にも大きな

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    2025年10月26日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    ネタバレ

    ただの金儲けの自慢話ではなく、著者の実体験に基づく世界経済の流れがよく分かる良書。特に1980年代以降の新自由主義と日本の「失われた30年」の関係については非常に納得できた。
    「トランプ関税」以降の米中対立関係についても言及されており実際どうなるかは分からないが興味深く読み進められた。

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    2025年10月20日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    鵜呑みにしてはいけないが、本質をついていると感じる。
    覇権国家米国の牙城はなかなか崩れない。
    政府支出が大きな流れ。
    米中対立は覇権争いなので続くし、米国が日本を必要としているのは自然なこと。
    労働者の問題で、日本は賃金上昇が続くし、IT化まったなし。

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    2025年10月16日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    副島氏の最新刊を読んだのですが、その中で紹介されていた本です。日本では新しく高市女氏が自民党総裁に選出されて、それ以来、特にゴールドの価格が急上昇しています、メディアでは円安のためと説明していますが果たしてそれだけなのでしょうか。

    そう思っている私にとって、この本に付けられたタイトルは私の興味を惹くのに十分でした。今、世界は新自由主義からの構造変換を迫られているように思います、その「もやもや」としたイメージをこの本の著者である、斎藤氏は解説してくれているように思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・新自由主義的な世界観とは、1930年代以降、世界システムの支配的な世界観となった「

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    2025年10月11日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    わかりやすいです。世界のマーケットの真ん中にいながら、世界の動きを俯瞰し冷静で客観的な視点での論述なので、経済や投資に疎い私でもわかり、腑に落ちる。

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    2025年12月19日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    経済の話は少し難しく感じました。中国の変遷の章はわかりやすかったです。
    筆者の世界情勢を読むセンスは素晴らしいと思いました。
    従業員を切らない選択が、経済的観点では正解でないということは分かりますが、岸田政権への評価、ホワイト大企業への収束、移民労働者の受入れあたりはまだ理解できず、ちょっとついて行けていないです。
    最近近所のお店がどんどん潰れて空き地のままになっていることが多く、個性的な個人経営のお店が成り立つような社会になるといいなと思うのですが…。
    AIは少し使い方を学んでおこうと思いました。

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    2025年11月15日