齋藤ジンのレビュー一覧

  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    遅ればせながら読んだが、非常におもしろかった。特に印象に残ったのは以下の3点。
    ・アメリカを筆頭に起きている社会の分断は、新自由主義のシステム疲労によるものであり、矛盾を解消する時に市場が大きく動く。
    ・新自由主義の恩恵を受けた中国は内外の様々なリスクを抱えており、投資対象とは見なされなくなっている。
    ・その中で、日本は製造業が堅調であり、課題のサービス業の生産性を向上することがさらなる発展に有効である。
    もちろん投資という観点が判断基準の全てではないが、社会を大観できる1つの視座を得られた。

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    2026年10月11日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    アメリカで政治に近いところで働いている筆者が日本人の脳に直接語りかけてくる形式の導入となっていて、よくある悲観的な始まりではなく惹かれやすかった。

    また、地政学がアイデアの根底にはあり社会部部長の書籍を読んでそのコンセプトを理解したあとに読むと、アメリカが考えていることがとてもスムーズに理解できた。

    ただ、氷河期が何かの恣意により発生したと想像すると、自分がもし今40代半ば以降でこの本を読んでいたら、怒りの遣り場がないのではないか…と感じる気がした。

    結局のところ、WWI以降の覇権国はアメリカであり、海洋国家であるアメリカは自国領土を増やすのではなく緩衝国や協力国を、自国を脅かさない程度の経済・軍事力の規模に留めさせることで覇権国としてのポジションを確立しているということを再理解した。

    中東情勢に関しては大きく触れられていないので、その点は自学が必要。

    15万部売れるだけあってシンプルに面白かった。24年12月に第1刷ということで、その頃に出会っていれば色々行動が変わっていただろうな…

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    2026年09月15日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    本書は2021年頃を世界秩序の大きな転換点と捉え、冷戦後の世界を支配してきた新自由主義的なシステムが終わりつつあると論じる。

    もっとも、その兆候はかなり以前からあった。オバマ大統領は2013年に「アメリカは世界の警察ではない」と発言した。私自身が何かがおかしいと感じ始めたのは2018年前後である。北朝鮮の核・ミサイル開発が進み、韓国海軍艦艇による自衛隊機へのレーダー照射問題まで起きた。その後、コロナ禍によって中国と西側諸国の社会体制の違いが露わになり、2022年にはロシアによるウクライナ侵攻が起きた。

    ただ当時私は、これらの現象を法による国際秩序に対する揺さぶりと捉えていた。つまり秩序そのものは健在であり、それをこれらの国々が破壊していると考えていたのである。この世界観が決定的に揺らいだのは第2次トランプ政権だ。既存秩序への挑戦者はロシアや中国だけではない。その秩序を作り、支えてきたアメリカ自身が自由貿易やグローバリズムから距離を取り、自国の産業、安全保障、国益を優先し始めたのである。

    本書を読んでさらに興味深く感じたのは、この変化が経済だけにとどまるのかという問題である。冷戦後の新自由主義は、資本や商品の自由な移動を求める一方、文化的には個人を性別、人種、家族、国家など既存の枠組みから解放する進歩主義と奇妙な共存を遂げてきた。いわゆる進歩的新自由主義である。市場における自由と生き方における自由は、本来別の思想でありながら、グローバル企業、大学、専門職などのエリート層を中心に一つの時代精神を形成した。

    ところが現在、自由貿易から経済安全保障へ、市場から国家へという反転と並行して、DEIなど欧米の進歩主義的価値観にも強い揺り戻しが起きている。もちろん両者は論理的に不可分ではない。しかし、冷戦後の30年間に一つのパッケージとして成立していたものが、いま解体され、再編されつつあるのではないか。本書は経済と投資について書かれた本だが、私にはむしろ冷戦後という時代そのものが終わりつつあることを考えさせられた。

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    2026年08月23日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    日本の行く末について、暗い気持ちになることが多かったけれど、ここまで理路整然と「日本にチャンスが到来しているからちゃんと準備しとこう」と言われると、前向きになれる。

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    2026年08月12日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    多くの経験に裏打ちされた説得力のある著書だった。

    日本の労働力不足が、企業の淘汰を生み、生産性が上がる。
    順風が吹いている、
    トランプの支持者は、今のシステムで一部の人だけ儲けている。これを壊して欲しいと言っている。

    働かないおじさんもいなくなった。

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    2026年07月18日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    ネタバレ

    ダイヤモンドで評価されていた経済書。

    感想。
    とても面白かった。あまりこのテーマの本は読まないのだが。とても視野が広がった。

    備忘録。
    ・冷戦の終結で、戦後最大の敵を葬り去ったアメリカには、これ以上日本を特別扱いする理由がなくなる。それどころかアメリカの矛先は完全に日本に向く。プラザ合意により日本の輸出関連産業は打撃を受けたり、各種の輸出規制や日米構造協議などで日本経済の成長を封じ込めてきた。

    ・デフレを自ら選んだ日本。経済効率を犠牲にして雇用を守ったことで失業率の上昇は止まったものの、賃金が下がり、デフレマインドが強化された。失われた30年は日本が自ら選択した。

    ・世界が新自由主義のもとで、市場原理で物事が決まっている中で、雇用を守るという選択肢を取った。それでも事業を維持するために、人や設備への投資を抑制した。

    ・飢饉に陥ったムラで、全員が我慢して過ごすことを選択した。

    ・日本の代わりにアメリカが下駄を履かせてきたのが中国。カジノのオーナーであるアメリカはなんでも自由にゲームのルールを決められる。

    ・そして今、アメリカの矛先は中国に向かう。アメリカは中国の弱体化が目的なので、弱体化するまで止めることはないから、逃れられない。アメリカのその目的を果たすために、再び日本は下駄を履かせてもらえる機会がある。

    ・ルイスの転換点。労働力が不足すれば値段が上がる。

    ・新自由主義の終焉。大きな政府が自国のために動く。

    ・ヘッジファンドの人を駆り立てる何か。「生きている感」ではないか。極限状態で勝負することで多くのアドレナリンが出て、今、この瞬間を生きていると感じ、それが快感になるのではないか。その裏返しとして、ギリギリの勝負をしていない時に感じる虚無感があり、その恐怖から逃げているようにも見える。勝負をしていないと自分の存在意義がわからなくなる。

    ・日本で最初にアベノミクス・トレードに本気で賭けたのは三井住友銀行の高橋精一郎副頭取(当時)。

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    2026年07月04日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    米中対立の話、という前情報を持って読んだら、日本の未来にエールを送る内容で驚きだった。
    政治と経済の大きな潮流の中で、日本が豊かさを享受できる未来。よくある日本アゲ国威掲揚本ではなくて、筆者の知識と経験と直観に基づいて書かれているので説得力があった。

    インドと日本に投資増やそ〜

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    2026年07月03日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    長年うまく整理しきれなかった歴史観に関して、彼がスッキリと説明しているのを読んで驚いた

    頭の出来が私とはレベチ

    「小さな政府」の整理
    王侯貴族の没落に伴う個人主義の台頭、古典的自由主義(リベラリズム)からのレッセ・フェールは、
    大恐慌で一旦幕を下ろす
    70年代に大きな政府の官僚性、肥大性、経済的非効率化が分かり、再度レーガノミクスやサッチャリズムで台頭、新自由主義(ネオリベラリズム)へ

    「大きな政府」の整理
    ①共産主義型(1990年代で冷戦終結で終わる)
    ② ニューディール政策に代表されるFDR型⇒今、日本の財政主義や既得権益、世界でリベラルと呼ばれるものへ概念的に繋がる?
    ③日本の軍国主義を含んだ広義のファシスト型(第2次世界大戦で終わる)

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    2026年06月27日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    ヘッジファンドのアドバイザーという資産運用業界の黒子として30年間の経歴を持つ筆者による内容は非常に刺激的であるが、説得力もあるものだった。

    小さな政府VS大きな政府のトレンド変遷を時間軸を広げて、レッセフェール(18-19世紀〜、小さな政府)→Fルーズベルト・ニューディール政策(20世紀前半〜、大きな政府)→新自由主義(20世紀末・冷戦後〜、小さな政府)→G2時代?(21世紀現在〜、大きな政府?)、という流れで論じているのは興味深い。

    これはどちらが正しい・間違っているという物ではなく、時代によって主流となる考えが変遷する物であり、1つの考え方で進んで行くと社会の中に歪みが蓄積して行き、ある時その歪みを解放する必要に迫られパラダイム転換が起こる、との事。経済学を含む社会科学においては自然科学とは異なり、普遍的な公式・定理があるというよりは、複数の原則の間を行き来しながら、それでも螺旋状に進化しながら変化して行くというモデルがあるんだろうなと腹落ちした。

    日本が覇権国家たるアメリカに2度に渡り挑戦し、2度とも徹底的に潰されたという歴史(第二次大戦での敗北、プラザ合意以降、バブル崩壊に続く失われた30年)を踏まえ、アメリカに挑戦する中国をアメリカは撤退気的に潰すであろうとの見方も納得感あり。

    ただ、アメリカが安全保障面では欧州・中東における関与を弱め(但しアジアは今の所注力を継続か)、世界の警察たる立場から降りようとしている事も個人的には気になっている。筆者の主張はアメリカが覇権国家であり続ける事が前提の議論である事には注意が必要。その意味では、歴史上の覇権国家の交代を振り返る事で今後を占える部分もきっとあるであろうと想像した。

    日銀のビスビューからフェドビューへの転換がアベノミクスであった、という話も印象的。

    全体として、金融実務の世界に長年身を置いて来たからこその主張が面白く、学問的な精緻な議論ではない事を前提とし、分からない事は分からないとするスタンスも好感を持った。

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    2026年06月20日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    ロシアのウクライナ侵攻の際にswift アクセス拒否をしたのは、中国への対抗策として準備していたからだと言う点が面白い。

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    2026年06月07日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    知的興奮を与えてくれる本でした。現代史を虹のように捉えてその流れを概説し、今が覇権をめぐる大きな転換期にあると説いています。その中で日本は主役となることはないが、道を間違えなければ再度経済的に発展することができるというのには勇気づけられます。最近のホルムズ海峡封鎖の流れでまた環境は変わると思いますが、歴史の流れは変わらないのではと思いました。

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    2026年05月24日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    世界情勢と経済に関する話題の一冊。こういったジャンルの本はあまり読んで来なかったが、なるほどと頷ける内容も多く、興味深い内容だった。他の方の見解も気になったので、同じ題材を取り扱った他の本も読んでみたくなった。特に昨今のAIの台頭がどう影響してくるのか気になるところ。

    この本の良いところは、論理的な部分と感情的な部分のバランスが良く、学びになると同時に励まされるような気持ちにもなるところかなと思う。世界情勢に大きな変化が訪れる中、個人として何をなすべきなのか、日々考えて行きたいと思う。

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    2026年05月21日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    ネタバレ

    今のところ2026年ベスト!
    読めてよかった本No.1です。

    齋藤ジン氏というアメリカのヘッジファンドで長く活躍されている方の著書であるが、
    読み終わると「世界秩序が変わる時」というタイトルが本当に腹落ちする。

    今までも世界は、
    大きな政府(政府の介入範囲が広い、影響度が高い)⇄小さな政府(政府の介入範囲が狭い、市場の需給に委ね国同士の依存度を上げることにより戦争を回避する)
    を繰り返してきており、今は小さな政府から大きな政府への転換点であると。
    また、地政学的な観点で見ても米中の対立が高まっている以上、アメリカから見た日本の重要度が高まっており、日本への投資もかなり増えているとのこと。
    円安、インフレのスタートダッシュが切れた日本は順風が吹いているとのことで、景気が上向きになると書かれている。

    これを読んで、憲法改正反対派や、左派、リベラルに対して怒りに似た感情を持ったが、それは今の一個人の自分には何もできない話なので、
    世界の構造の変化を認識し、今後もキャッチアップし続け、幸福に生きられるポジションを探っていくことにします。

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    2026年05月06日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    原理原則を学ぶことの重要性。マクロで世界の流れを読むことが次の時代を見極めることにつながる。

    レッセフェール(自由放任主義)の崩壊から、大きな政府へ。日本やドイツが採用した全体主義は脱落したが、共産主義のソ連とニューディール政策に代表される大きな政府を採用したアメリカは冷戦の末、アメリカが覇権を握る。その後は新自由主義に突入し、現在その綻びが出ている、と言う話。
    戦争が起こる、なんて想像もしなかった中、ウクライナやイランなど現実に起きている事実の背景には新自由主義の崩壊がある。

    失われた30年に対する分析も単純化されて面白い。人手不足であり、生産性の低さが伸び代となり、特にGDP7割を占める中小サービス業が全体の付加価値を押し上げることで日本はまた強くなる。

    マクロ的な視点非常に面白い

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    2026年05月04日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    地政学、経済、政治、さまざまな観点から主にアメリカ・日本・中国のこれまでの変遷を学ぶことができる一冊。
    先読み力がとんでもない。。

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    2026年08月11日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    マネーゲームの奔流を30年近く見てきた伝説のコンサルタント初の著書。東西冷戦後の世界秩序を支えてきた『新自由主義』が崩壊し、勝者と敗者がひっくり返るマネーチェンジが起きている。

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    2026年10月10日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    格差をなくすことを選んだのでみんなで貧しくなったと。とはいえ相対的には日本はよくなるだろう。とのこと。そうかも。

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    2026年10月24日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    <目次>
    はじめに日本復活の大チャンスが到来した
    第1章新自由主義とは何だったのか?
    第2章私はいかにして新自由主義の申し子になったのか
    第3章失われた30年の本質
    第4章中国は投資対象ではなくなった
    第5章強い日本の復活
    第6章新しい世界にどう備えるか

    2024/12/20第1刷
    2025/8/25第17刷
    2026年には15万部のベストセラーの様相

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    2026年10月17日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    日本が再度良い状態に入るタイミングが今、ということを、過去に起きたことと著者自身の経験から分析し、論じられていました。
    私は地方で中小企業を経営していますが、肌感として著者が述べていることは理解出来ます。
    同じような危機感を持って取り組める経営者や施政者が増えれば、チャンスは自ずと来ると思います。
    ただ読んで良かった良かったと立ち止まるのではなく、読んでどう感じて、どう動くかが大事だと思いました。

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    2026年08月27日
  • 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

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    経済政策分析コンサルティング会社であるオブザバトリー・​グループの共同設立者である齋藤ジン氏による新たな世界秩序に関する初著書。冷戦後続いた「新自由主義」の終焉とともに、アメリカ主導の新たな潮流が生まれ、三度目の日本勃興機会がもたらされると予言する。日銀金融政策の「ビスビュー」「フェドビュー」のような大局観は我々日本人(正確には日本)にはないもので参考になる。
    著者の分析は洞察力に富み歴史に裏付けされた変遷を読み等身大で語り非常に納得度が高い。偉そうな国際政経の事情通のオジサマらよりも数万倍参考になる。フロアに鳴り響く「梶山はボーガスだ」の件はヘッジファンドの臨場感あるエピソードで最前線にいる氏ならでは。
    トランプ政権を支持した国と考えると今後も「カジノのオーナー」足りえるのか、著者のいうとおりアメリカの思惑通り中国は弱体化するのか分からないところではあるが、「ルイスの転換点」にある日本はチャンスにあり、本書発行から約1年、著者の予言どおりに物事は進んでいるように思う。いまの世界事情理解の一助になる一冊だ。

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    2026年08月05日