齋藤ジンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ今のところ2026年ベスト!
読めてよかった本No.1です。
齋藤ジン氏というアメリカのヘッジファンドで長く活躍されている方の著書であるが、
読み終わると「世界秩序が変わる時」というタイトルが本当に腹落ちする。
今までも世界は、
大きな政府(政府の介入範囲が広い、影響度が高い)⇄小さな政府(政府の介入範囲が狭い、市場の需給に委ね国同士の依存度を上げることにより戦争を回避する)
を繰り返してきており、今は小さな政府から大きな政府への転換点であると。
また、地政学的な観点で見ても米中の対立が高まっている以上、アメリカから見た日本の重要度が高まっており、日本への投資もかなり増えているとのこと。
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Posted by ブクログ
原理原則を学ぶことの重要性。マクロで世界の流れを読むことが次の時代を見極めることにつながる。
レッセフェール(自由放任主義)の崩壊から、大きな政府へ。日本やドイツが採用した全体主義は脱落したが、共産主義のソ連とニューディール政策に代表される大きな政府を採用したアメリカは冷戦の末、アメリカが覇権を握る。その後は新自由主義に突入し、現在その綻びが出ている、と言う話。
戦争が起こる、なんて想像もしなかった中、ウクライナやイランなど現実に起きている事実の背景には新自由主義の崩壊がある。
失われた30年に対する分析も単純化されて面白い。人手不足であり、生産性の低さが伸び代となり、特にGDP7割を占め -
Posted by ブクログ
著者の熱い思いが伝わってくる力作である。新自由主義という思想・価値観が今や凋落の淵にあり、再び市場ではなく政治や地政学的状況が経済を動かす時代がやってきたと著者は訴える。つまり、小さな政府観から、大きな政府観への転換が起きているというのだ。
齋藤氏は写真を見ても分かるように、トランスジェンダーだそうで、その苦しみもあって、日本の大手都銀を早々に辞めて、アメリカに渡ったとか。今はマクロ・ヘッジファンドに各国の経済政策について分析し、レポートを提供するのが仕事だそうで、アメリカや日本、中国などの政治家、官僚、学者などの発言を非常に詳しく紹介しながら、ここ30~40年の政策観などの変遷を説得的に -
Posted by ブクログ
会社の上司に勧められたため手に取った1冊。
過去から現在にかけての経済の変遷が、著者の独自の視点からまとめられている。かなり的を射た分析となっており非常に興味深く読むことができた。
一点、著者は今後は日本企業は賃上げの流れとなり、ゾンビ企業が淘汰され賃上げに耐えうる企業のみに収斂される、とのこと主張であった。
マクロ的には異論は無いのだが、自分に置き換えて見ると、徐々に健全化は図られつつも、社内のゾンビ社員(働かないおじさん)は生き続けるのだろうな、と感じる。
ベースアップはされつつも、ゾンビ社員の雇用を守るために昇格はしづらくなっている。
結果として、「頑張ること」はコスパが悪く、(企業 -
Posted by ブクログ
三宅香帆さんのYouTubeから
「ソロスを大儲けさせた”伝説のコンサル”」
ドーンとおびにあります
このおびを見た100人中130人はこう思うでしょう
「ソロスて誰やねん」
はい、わたくしもそう思いましたよ!
よっ!平均的日本人!
あー、焼き魚の脇に載っててね
醤油をちょっと垂らして、魚の身と一緒に食べると美味しいよね
わいはあんまり辛いのは苦手なんだけどねってそれは大根おロス
はい、調べました!
世界三大投資家に数えられるハンガリー出身の大金持ち
「ヘッジファンドの帝王」ですって
和食の定番の薬味じゃなかったです(そりゃそう)
いや、ソロスはええねん
齋藤ジンさんやねん
う -
Posted by ブクログ
アメリカから見た世界、日本がどう見えるのか、非常に参考になる話だった。ヘッジファンドの代表たが、マクロ経済はもちろんだけど、政治情勢の方にむしろ精通しているように思えた。
主な見立てはこんな感じだった
覇権国家はルールメイクできるから強い
日本は2度覇権国家に愛され、2度脅威認定され潰された
1度目は日英同盟 太平洋戦争敗戦
2度目は朝鮮戦争や米ソ冷戦のパートナー バブル崩壊時の日本式護送船団方式の破壊とハゲタカによる買い叩き
1990年以降は、中国が日本のような位置になり経済成長を続けたが、トランプ政権からは中国は敵視されてきている。今後はその座をインドに譲り、中国は失速。
日本は