齋藤ジンのレビュー一覧
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アメリカから見た世界、日本がどう見えるのか、非常に参考になる話だった。ヘッジファンドの代表たが、マクロ経済はもちろんだけど、政治情勢の方にむしろ精通しているように思えた。
主な見立てはこんな感じだった
覇権国家はルールメイクできるから強い
日本は2度覇権国家に愛され、2度脅威認定され潰された
1度目は日英同盟 太平洋戦争敗戦
2度目は朝鮮戦争や米ソ冷戦のパートナー バブル崩壊時の日本式護送船団方式の破壊とハゲタカによる買い叩き
1990年以降は、中国が日本のような位置になり経済成長を続けたが、トランプ政権からは中国は敵視されてきている。今後はその座をインドに譲り、中国は失速。
日本は -
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本書で述べられている世界秩序の転換、すなわち「新自由主義」が崩壊して現在新しい秩序への移行期だという分析に異論はない。
小さな政府のもとで個人の自由を尊重し、グローバリゼーションに開かれた社会を目指した新自由主義的価値観が、格差の拡大によって限界を迎え、アメリカのトランプ現象、イギリスのブレグジット(EUからの離脱)、欧州の極右政党の台頭、米中対立、ウクライナ戦争などで見られるように、大きな政府のもとで国家および自国第一主義を是とする価値観が広がっているという見立てはその通りだと思う。
著者はその結果が日本にとって有利なものになるという予測を立てているが、果たしてどうなのだろう?
著者が日本 -
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複数の友人たちから次から次に薦められていた新書です。「ヘッジファンドをはじめとするプロの資産運用者に助言をするコンサルタント」という著者の生業に、ちょっと引いていてなかなか手を出してきませんでした。去年の5月18日の「NHKスペシャル 米中対立 日本の“活路”は」という番組での彼が語るロジックがまったく理解できなかったのも、理由かも知れません。しかし、今、このタイミングで読むと世界を取り巻くモヤモヤが急に晴れたような気がしました。たぶん、最近読んだ『戦後史1945-2025 敗戦からコロナ後まで』で日本現代史を俯瞰で感じることができた上に、さらに世界的視点での現代史を被せることによって、解像度
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ヘッジファンドに対するコンサルタントである著者の斉藤ジンさんの2024年末時点での国際評価。一言でいうと、これからの世界ちつしの中で日本に順風が吹き、それを活かしていくべきチャンスの時代が到来するというもの。地政学的にも不安定で金利も上昇して終わりの始まりかとも思っていた中で非常に勇気をもらえた書。
本書の基本としてアメリカの覇権国の地位の継続を前提としている。中露EUといった他の大国と比べて、人口動態、イノベーション、統治機構の柔軟さという点から筆者は米国覇権の継続を前提とする。
その上で、目から鱗の視点だったのが、近代・現代日本の歴史の評価。覇権国に2回愛され浮上し、2回敵視されて沈ん -
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ネタバレヘッジファンド相手にコンサルティングをする著者が、アメリカを中心とした、これまでの、これからの経済変化や、その渦中の日本における立ち位置を記した著書。2026年になってから読んだが、著者の想定に沿って変化しているように感じ、現時点での展望を知りたいと思った。
本書の自分メモ。
①小さな政府と大きな政府の変遷。そして今小さな政府から大きな政府へと振り子が揺れ出していること。カウンターエリート達の台頭。世界の構造が大きく変わるとき、勝者と敗者が入れ替わり、日本はカジノのオーナーであるアメリカから勝ち馬の席を用意されていること。
②著者の経歴の紹介。バブル期の日系銀行に入行した著者が、当時の銀行のビ -
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カジノオーナーであるアメリカとその他の国と動き。そして世相を支配する考え方の転換点について、非常に興味深い内容でした。
過去、そして今起きている世の中の事象について点が線で繋がった感覚がしました。
自分が有利な立場に立てるうちは、自分の腹心となり得る人間を育てるが、自分を脅かす存在になったら他の人間を利用して徹底的に潰す…そういう人間の醜くて根源的な性質が、国家間にも現れていることに悲しさと納得感を感じました。
適切なタイミングで適切な鮮度の本を読むことが大切なのだと改めて痛感しました。古本屋で名著を探すのもいいけど、たまには新刊でこう言った本を読むことも大切なのかもしれない -
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覇権国家はいわゆるカジノのオーナー。
常に自国が勝つ様にルールを作っている。
日本の二度の繁栄には覇権国家が不可欠であった。
明治維新は英国、戦後の復興は米国だった。
失われた30年は冷戦が終わり、米国の投資対象が日本から中国に変換された為である。
そして今、新たな地殻変動が起きており、中国が投資対象から外れた。このチャンスに乗れば日本には明るい未来がある。
本書はとてもわかりやすく書かれているのでとても勉強になる。著者はバブル期、都銀に在籍していたが日本の危ない状況をいち早く察知し、早期退職して渡米した。そんな著者がこれからも米国の覇権は続くと述べている。鵜呑みには出来ないが説得力はある。