打越正行のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
まさかの訃報に接し、やっぱり本作くらいは読んでおかないと、ってことで。ちなみに、☆は追悼の意味で1つ追加。ヤンキーに対する気持ちと本ルポへの評価に、どうしても分かちがたい部分を感じてしまったけど、実際問題、ここまで体当たりのノンフって、そうそうお目にかかれないわな。氏がここまで切り込んだからこその発言な訳で、当然、通常のインタビューとは一線を画すものと思われる。”思われる”と書いたのは、通常のインタビューに触れたことがないから。とはいえ、本作中の各言動に、そこまでの意外性を感じないのも確かで、とすると、いわゆる勝手なイメージが当たらずとも遠からず、ってことになる訳で。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ本書は、パシリという役割を担った調査者が、地元で生きるヤンキーたちと共に生活を送りながら、彼らの生きる地元・沖縄社会とそこで営まれている人間関係を詳細に描いたものである。
パシリと聞くと、雑用とか、利用されているとか、いじめられているとか、そんなイメージが浮かんでくるため、パシリとして調査するなんてそんなことできるのか?と思われる。だが、著者はパシリとしての役割を担うからこそ見えてくる世界があるとして、調査としてのパシリを肯定的に位置付けている。
通常調査は、外部から観察するか、内部で観察するかの2つが考えられる。前者はアンケートが挙げられそうだ。後者はインタビューや参与観察などが挙げられる