佐藤章夫のレビュー一覧

  • 乳がんと牛乳  がん細胞はなぜ消えたのか

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    バセドウ病をきっかけに高タンパク高カロリーな食事を続けていた。 週に2L牛乳を飲み、毎日肉を食べていた。 食後のスイーツも欠かさなかった。 1年ちょっとで乳がんの宣告をされた。 著者は乳がんの再発を何度も繰り返していたが、動物性タンパク質を一切摂らないようにしたら、再発が止まったという。 著者にならい、転移・再発を防ぐためにヴィーガンになり、スリムになった。 半年ほどで挫折し、リバウンドした。 今は糖質制限の本を読んでいるが、両者の意見を合わせると、食べれる物が葉物野菜だけになってしまう。 困った。

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    2018年10月11日
  • 乳がんと牛乳  がん細胞はなぜ消えたのか

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    読む価値のある本。読んだ上で、牛乳を摂取するか否かは自己判断でよいと思う。

    筆者は下記理由から、乳・乳製品・乳牛の肉を摂取する事は、発癌リスクを高めると言っている。
    ・インスリン様成長因子(IGF-1)は細胞の分裂・増殖を刺激。ガン細胞の増殖にも関与→乳・乳製品・乳牛の肉に含まれる。
    ・IGF-1とエストロジェンは乳ガンや前立腺癌の培養細胞の分裂・増殖を促す。乳ガン細胞にはこれらのリセプターがある。
    ・牛乳はカゼインによりIGF-1が消化管内で分解されない
    ・分子生物学によれば、乳ガンの場合、細胞増殖を促すシグナルは細胞膜に近い細胞内液の浅いところで発信されている

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    2011年07月24日
  • 乳がんと牛乳  がん細胞はなぜ消えたのか

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    乳製品に警告している本で、著者は地質学者であり再発乳がんを克服した人です。ここに書かれている内容は乳がん患者としてはかなり衝撃的でしたが、その理由について自分の体験を交えながらも学者さんらしくデータを揃えきっちり説明してくれていたので、納得しながら読めました。著者自身が実践した乳がん克服法も具体的で参考になりましたし、なによりこの本を読んでいちばんよかったのは、食事や生活を改善したりすることで、自分の力でがんを押さえこむことができるかも~という希望が持てたことです。ここに書かれていることをどう判断するかはおいといて、乳がんが気になる方にはぜひ読んでもらいたい一冊です。

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    2011年02月21日
  • 乳がんと牛乳  がん細胞はなぜ消えたのか

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    昔から牛乳を飲むとお腹ゴロゴロ、においも苦手でしたが、健康食品の代表のような牛乳が苦手というのは悪いような気がしてがんばって飲んでいました。大人になってからは「あんな大きな牛の乳をありがたがっておいしいと飲む方がヘン」と、おいしいと思えない(けど飲まないといけないような気がして)ときどき負け惜しみを言っていました。直感的に言ってたことが科学的にも正しかったんだ、ということがわかり目からウロコ。遺伝的にがんになりやすいわけでもないイギリス人の科学者である著者が片方の乳房全摘後も悪夢のように何度も再発するがんのため闘病しながら研究し至った結論は、乳製品は体に悪い、という衝撃の事実。たばこを吸う人全

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    2009年10月07日
  • 牛乳は子どもによくない

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    牛乳神話ともいえるものが、ほとんど疑問を持たれることなく築かれている日本に於いては、本書の内容に拒絶反応を示す人が数多くいるだろう。
    また、本書が「ブランチ」等のメディアで取り上げられることもないだろう。
    それ程、我々にパラダイムシフトを求める内容だ。
    反論も勿論あるだろうが、離乳期を過ぎてからも飲み続けている女性ホルモンたっぷりの牛乳がどのように生産されているかを知れば、これからの“付き合い方”を再考せざるを得ないはずだ。

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    2015年03月01日
  • 乳がんと牛乳  がん細胞はなぜ消えたのか

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    ネタバレ

    著者は英国の科学者であり、元乳がん患者(再発4回)です。科学者の視点から乳がんの原因を研究した結果を、乳がん患者の立場から綴っています。
    この本の要旨は以下の三点。
    ・著者の乳がん発病から完治までの経緯
    ・乳がんの原因の研究結果と見解
    ・「プラントプログラム」

    「プラント・プログラム」とは、著者が考案した 乳がん克服&予防方法 です。至ってシンプルなこのプログラム、つまるところ、
    ・乳製品と四肢動物のお肉を食べない!
    ・お野菜をいっぱい食べる! 
    に言及されます。実際に著者が実践し乳がんを克服したそうです。(15年間再発なし。)また、抗がん剤による脱毛を防ぐ方法や、放射線治療の後遺症を緩和す

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    2011年09月19日
  • 乳がんと牛乳  がん細胞はなぜ消えたのか

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    データとつき合わせて自分自身のがんと向き合いつつ牛乳が原因で乳がんになるという話は、説得力がありかつ恐ろしい。
    自分も牛乳の摂取を控えようと思いました

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    2011年03月23日
  • 牛乳は子どもによくない

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    カルシウムの摂取量を増やしたことで骨粗鬆症や骨折が予防できるわけではない。ましてや牛乳を飲めば骨折が予防できるわけもない。恐るべきことにカルシウム摂取量の多い国ほど骨折が多い。無駄に摂取するから骨が脆くなってしまうと考えられる。すべての栄養素に言えることであるが、食べるものが乏しければ人間は少ない栄養素を効率よく使って生き延びるという生物学的能力を働かせる。骨以外のところで存在するカルシウムは1グラム程度。余分なカルシウムはほとんど糞便となって排出されているのが実態。加えて牛乳は乳癌や前立腺癌の原因となっている可能性が極めて高い。牛乳は決して健康食品などではない。嗜好食品にすぎないのである。し

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    2015年04月03日
  • 乳がんと牛乳  がん細胞はなぜ消えたのか

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     速読の研修で「牛乳は体に悪いから飲むな。この本がよく書いてある。」と言われ、本当かどうか読んでみた。
     乳がんになりながら牛乳・乳製品のすべてを絶つことで克服に成功した体験と、他分野ながら研究者としての見識を交え、非常に論理的に「牛乳は飲むべきでない」ことを解説している。牛乳だけでなく、一般的には勧められているものが、実はダメなものだということをいくつか紹介しており、それは畜産協会だったり医師会だったりといった既得権益者たちによるモノである点まで切り込んでいる。英国の話ではあるが、訳者が解説をきちんと添えていることで日本に置き換えて読める。否、利権という点では英国も日本も構造は一緒なので、違

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    2013年01月02日