松田いりののレビュー一覧

  • ハイパーたいくつ

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    最初はナニコレ?ってわけわかんない始まりから、どんどん転がるスピードが上がって止まらなくなってく。短いからすぐ終わるし。
    主人公は32?歳くらいの女性、会社のお荷物。
    最初は被害妄想が激しい人なんかな?と思ったら、思ってるより酷い(笑)
    トイレの個室で寝てサボる、そのやり方に嘘でしょ!って驚愕。
    トイレの床に一応トイレットペーパーは置いてるけど直に寝る?まさか!と思ったらHowtoし始めるし。その後の展開も訳分からんくていいんですよね。

    チームリーダーというキャラがいるんですが、この人が物語に出てくるとこは全部面白いです。
    なぜか主人公ちゃんをめちゃくちゃ可愛がるんですよね。迷惑がってるけど

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    2025年06月21日
  • ハイパーたいくつ

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    これはいい。
    脳内麻薬出っ放しの文学。
    久しぶりに、「この作家の次作も読みたい」と強く思った。
    ジャケットのくだり最高。

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    2025年05月11日
  • ハイパーたいくつ

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    普段何を考えていればこの話がかけるんだろう。
    表現の仕方が少しまわりくどいけどなぜかスピード感があって、理解するのは難しいけど途中ふふっと笑ってしまうところもおもしろかったです

    感想を書き終えた時は普通に面白いなと思ったけど、日が経つにつれて何度か読み返したくなる衝動に駆られたので⭐︎3から⭐︎5に変更
    時間が経ってから本当の面白さに気づけた気がします

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    2025年01月10日
  • ハイパーたいくつ

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    嫌いじゃない。理解しないで感じろ的な話なのかも。映像化したらおしゃれでおもしろくてちょっと怖い感じで良さそう。

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    2025年08月21日
  • ハイパーたいくつ

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    なんだこの本は。
    が、読み終わった直後の感想。
    幻想なのか空想なのか訳がわからない。
    わからないけれど読み進めてしまう、中毒性。
    後半にかけて駄洒落が加速。
    この人の頭の中狂ってる、いい意味で。
    次はどんな本を書くのか楽しみ。

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    2025年08月05日
  • ハイパーたいくつ

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    「大人にならなきゃいけないの?」
    踊り、暴れ、読んでいる自分の脳が揺さぶられる様な文体に引き込まれました。自分の犯したミスにより職場での人間関係がこじれにこじれ、最後にはトイレで横になる始末。シンプルなプロットではあるものの現実!?空想!?振り切った情景描写に主人公の心情がドバドバと流れ込んできます。現実ではチームリーダーも長髪さんもそこまで主人公を意図して追い込んでないのかな?とも思います。でも、だからこそそこに含まれる無邪気な悪意。ゆっくりと、締め付けられる様に追い詰められ主人公は最後に…。ラストシーンは個人的に『主人公は結局チームリーダーを支えることを選んだ。けれども心の中では人であるこ

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    2025年07月18日
  • ハイパーたいくつ

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    帯に笑撃と書いてあったけど、やっぱりそうだよね。不条理ギャグまんが?それを言語化して、さらに面白いところがすごい。何ヶ所か声出して笑ってしまったわ。
    深読みしたら、現代社会の生きづらさとか人間関係の繊細さとか読み取れそうだけど、常に困ってる主人公の突き放した視点が渇いてて、湿ってないというかあっさりしてて、(子どもっぽいといえばそう、コロコロっぽくもある)嫌いじゃなかった。

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    2025年05月05日
  • ハイパーたいくつ

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    通勤中に読むんじゃなかった……と思ったけど、逆に元気出てきて、行きの電車で読んで正解だったかも。私はちゃんと化粧してるし、1000倍の値段ミスもしてないし、上司にジャケットめちゃくちゃにされてないし、殺そうとした疑惑もない。まだ頑張れそうじゃん。

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    2025年05月01日
  • ハイパーたいくつ

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    装丁と背表紙の「アルティメット文学」に惹かれて購入しました。(アルティメット文学とはなんぞや。)
    「可笑しい」の比較級じゃなくて最上級があれば真っ先にその言葉を当てはめたいと思います。

    描写がデフォルトで狂っているのに、目を瞑ってる隙にぶっ飛んでいることになるんです。

    スウーっと読んで、「あれ?なんかすごいこと起こった?」で戻る、一歩進んで二歩下がる読書でした。

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    2025年02月08日
  • ハイパーたいくつ

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    なにがなんだか。
    なにも理解できないままに終わったけれど、不思議と一気読みしてしまった。

    この本を読んで私は…
    こわかったのか?
    面白かったのか?
    ペンペンが可哀想だったのか?
    感想もうまくでてこない。
    まともな人がいない物語。

    なのに、ちょっとクセになる感じ。

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    2025年11月14日
  • ハイパーたいくつ

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    ?????助けてくれ、私は何を読んだんだ…。最初は躁鬱状態の女性が四苦八苦しながら仕事に揉まれて日々を過ごす話かと思いきや終盤になっていきなり話がめちゃくちゃになった。妄想なのか??彼女はおかしくなってしまったのか?とにかく訳の分からない展開になったが、最後はなんか彼女は人間をやめたらしい。まぁ支払いミスや会社の行動なんかみたら人間やめたくもなるわな…自暴自棄のスパイラルに陥ってる感じがしてもはや呆れ笑いって感じです。

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    2025年11月02日
  • ハイパーたいくつ

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    3.8/5.0

    ユーモア溢れる独特の文章と、カオスな世界観。
    だが、好みかと言われれば、また話は別。

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    2025年09月26日
  • ハイパーたいくつ

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    様々な作品や作家の影響を随所に感じつつ、それ以上に突き抜けてくるのはハイパーオリジナリティ。まるで予想できないぶっ飛び具合なんだけど、同じところを何度も徘徊しながら気づいたら地中に埋没していたような、何とも言えない読後感。Audibleも必聴だった。

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    2025年06月17日
  • ハイパーたいくつ

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    ネタバレ

    職場にいる迷惑系給料泥棒の私をどこまでも庇うチームリーダー。チームリーダーは私をペンギンのようだと言い始め、私がそれを受け入れると、どんどん人間性を失っていく。ヒナから大人になりかけて、頭にふさふさの毛を残した状態で海に落ち、溺れたペンギンのように、私も全身毛量が増していき、ますます社会に入れなくなっていく。
    どんどんシュールレアリスムが加速していって、小山田浩子みが増してくる結末だけれど、大人になれない私、人になれない私の姿がグロテスクに描かれていた。最後は、大便の「大」よろしく首から血を噴き出すチームリーダーの血を止めて「人」とすべく首を押さえる私が、結局それをやりきれないまま毛玉となり、

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    2025年06月13日
  • ハイパーたいくつ

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    なるほど、言語の破壊感たるや凄まじい。。言葉遊びのような破壊感が、まさに退屈凌ぎ、という感じを醸し出していて、世界をハイパー化するとこういう言語になるんだな、と。ボリスヴィアンが好きなので、そういう感じかなと考えもしたけれど、破壊して繋ぎ合わせた言葉の連なりの後に残る微かな切なさみたいなものがないから、面白いけれど小説としては少し物足りなく感じてしまった。

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    2025年06月01日
  • ハイパーたいくつ

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    面白いというか何というか
    読んでいると映像が浮かんでくる
    宮藤官九郎と蜷川実花を掛け合わせたような映像
    わけのわからない本だけど何故か最後まで読んでしまった

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    2025年05月25日
  • ハイパーたいくつ

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    『わたくし率〜』みがあった。スラップスティックシュルレアリスム、「大」の字を思ったより擦る。ややバッドに入っていたので、これ読んでなんか全部どうでもよくなった。反省して次へ進むこととする。

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    2025年05月10日
  • ハイパーたいくつ

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    第61回文藝賞受賞作 
    文体にびっくりして読めるか不安になったけど、どうにか必死に追いかけて読んだ。スピード感あり。
    個性的な小説でした。
    改行がほぼ無いので区切りが分からす、現実と妄想の中で随分と迷子になった。
    最後に、どう見られるかという自問自答、という著者の文章で腑に落ちたような気も、、、するのでした。

    「たいくつ」予想外に意味多い言葉だった。

    たいくつは、することがなくて時間をもてあますこと、飽き飽きして嫌になること、疲れて嫌になること、困難にぶつかってしりごみすること、といった複数の意味を持つ言葉。
    ・古語では、気力を失うこと、気落ちすること、うんざりすること、困りきることといっ

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    2025年05月02日
  • ハイパーたいくつ

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    最初のラップ調の冒頭をじっくり読みたくなる。どこまでが現実でどこまでが主人公の頭の中なのかが分からなくなってくる混乱さが面白かった。ペンペンの動画を見た後の会社の若者のコメントが辛辣で耳を塞ぎたくなった

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    2025年04月20日
  • ハイパーたいくつ

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    最初はヒップホップみたいな文章だなと思って読んでいた。意味不明なんだけど続きが気になり、意味不明が加速して一気に読み終わった。
    ジャケットを着たチームリーダーを盛り上げるべく財務係が音楽に乗る?場面がカオスすぎて面白かった。長髪のキーボードが特に(笑)

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    2025年03月25日