クレアキーガンのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ちょっと、西の魔女が死んだを思い出した。
子供にとってひと夏という短い時間が、一生の中でどれだけ大切なものになりうるかが、さらっと描かれた文章の中に詰まっている。
楽しいときを留めておけないくらいなら、いっそ素っ気なく振る舞う感じ。
願望や喜びの感情をあえてセーブすることで、避け難い現実からのダメージを大したことではないかのように、やり過ごす感じ。
そんな子どもならではの心の防衛反応が、あぁ分かるなーと思う。いろいろと思い出す。
だからラストの一言が、ぐっとくるね。
ここは、クレア・キーガンがうまい。実に鮮やか。
映像やセリフでは、この一言に込められた想いの半分も伝えられないのではないだろう -
Posted by ブクログ
1985年、アイルランドの小さな町。
クリスマスが迫り、寒さが厳しくなるなか、
石炭と木材の商人であるビル・ファーロングは
ある日、石炭の配達のために女子修道院を訪れる。
そこでファーロングは「ここから出してほしい」と願う娘たちに出くわす。
修道院には未婚で妊娠した娘たちが送り込まれているという噂が立っていた。
隠された町の秘密に触れ、決断を迫られたファーロングは
己の過去と向き合い始める。
そんなあらすじ。この物語を読むまで存在すら知らなかった。
1996年まで存在したマグダレン洗濯所。
婚外交渉により身ごもった女性ばかりでなく、
堕落する可能性があると恣意的に判断された女性、
身寄りのな