七木香枝のレビュー一覧
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これはすごいガイド本。
少女小説の黎明期から最近の作品までを取り扱っている。
津原泰水氏・若木未生氏のインタビューも読みごたえがあり、間に挟まれるコラムがまた面白い。
それにしてもすごい巻数の作品も多い。
コバルト文庫やティーンズハートなどの紙の本から始まった少女小説は、ジャンルとしての看板は消えていっても、その傾向は個人のweb小説を経てなろうなどの投稿サイトへと広がっていく。
ここで紹介しきれない作品もたくさんあるだろう。
電子版になっていない作品は、なぜあの時代に見つけられなかったのかと悔しくもある。
少女小説レーベルで発表されていない中でも琴線に触れる作品があるに違いない。
第二弾も期 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作からコンセプトを引き継ぎ、少女小説レーベル以外のものからも多く紹介している。おかげで紙版のみでの絶版本の比率も少なくなってガイドとしての役割は向上している気がする。
対談で少女小説の定義を「少女に向けて書かれ、少女の心をすくい上げ勇気づける作品」としているが、今回はそこから外れた作品も多くある。弾数を増やすためには仕方ないのだろうがコンセプトがぶれた気はする。
個人的に、前作で無かった『パニック初恋城』シリーズが紹介されていたのが嬉しい。また、神保いずみ氏による津原やすみ氏の話を聞けたのも良かった。
前作と併せて手元に置いて読書の伴にしたい本。 -
Posted by ブクログ
80年代から2010年代までの少女小説ガイド
リアルタイムでエイリアンシリーズを愛読していた者として、津原やすみのインタビュー目当てで読んだ。その点でまず満足。えらい状況で書かされていたんだなあと。中原涼や風見潤が男性だということは知らなかった。本文中のエイリアンシリーズの紹介には首をひねるが(ヒロインが進学を決意することで結末、ではなく、一浪したのちに合格したところで終わっていた)。
若木未生のオーラバスターシリーズの挿絵の件は、なんだか当時と言ってることが違うし杜氏の話とも違うし…まあ視点の違いと概要はそういうことかと思った。破妖といい後味の悪い挿絵交代劇があったなあと懐かしく思った。 -
Posted by ブクログ
これからもっと読みたい少女小説ガイドを読んだ後に、こちらの本を見つけたので読んでみました。
私の少女小説歴史は80年代の氷室冴子、新井素子から始まり、藤本ひとみ、唯川恵、花井愛子‥と読んでましたので、当時の小説の解説は興味深く読めました。最近でも、村山早紀さんを読んだりします。
冒頭、人気作家さんに独占インタビューを読んで、もっと読みたい少女小説ガイドでも読んだのと同じように、作家業の大変さを知りました。
興味深く読んだコラム
独断と偏見の花井愛子読み
甘やかな夢はどこから生まれる
藤本ひとみの世界
「コバルト文庫」レーベルが2019年をもって休刊に
なっていたんですね。