あらすじ
定番の氷室冴子や折原みと、みんな大好き小野不由美・須賀しのぶ、
直木賞作家の知られざる傑作からマニアックな逸品まで…
目利きが選んだ珠玉の名作が勢揃い!
◎作家インタビュー:津原泰水 若木未生
◎豪華コラム:青柳美帆子・池澤春菜・コイケジュンコ・小池みき・小松原織香・桜井宏徳・髙橋かおり・土居安子・ひらりさ
◎紹介作品
Ⅰ 妖:ゴーストハント/鬼舞/封殺鬼/かくりよの宿飯…他
Ⅱ 宮廷:なんて素敵にジャパネスク/(仮)花嫁のやんごとなき事情/後宮の烏…他
Ⅲ 仕事:伯爵と妖精/茉莉花官吏伝/女王の化粧師/薬屋のひとりごと…他
Ⅳ 謎解き:ルピナス探偵団/宝石商リチャード氏の謎鑑定/まんが家マリナ…他
V SF:星へ行く船/キル・ゾーン/西の善き魔女/ティー・パーティー…他
Ⅵ 青春:丘の家のミッキー/マリア様がみてる/グラスハート…他
Ⅶ 恋愛:アナトゥール星伝/身代わり伯爵/わたしの幸せな結婚…他
Ⅷ 歴史:彩雲国物語/十二国記/炎の蜃気楼/金星特急/風の王国…他
Ⅸ 異世界:影の王国/乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…他大
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
これはすごいガイド本。
少女小説の黎明期から最近の作品までを取り扱っている。
津原泰水氏・若木未生氏のインタビューも読みごたえがあり、間に挟まれるコラムがまた面白い。
それにしてもすごい巻数の作品も多い。
コバルト文庫やティーンズハートなどの紙の本から始まった少女小説は、ジャンルとしての看板は消えていっても、その傾向は個人のweb小説を経てなろうなどの投稿サイトへと広がっていく。
ここで紹介しきれない作品もたくさんあるだろう。
電子版になっていない作品は、なぜあの時代に見つけられなかったのかと悔しくもある。
少女小説レーベルで発表されていない中でも琴線に触れる作品があるに違いない。
第二弾も期待したい。そして読みたい本がまた増えた。
Posted by ブクログ
23/7/20〜8/13
丹地陽子さんの表紙や挿絵が素敵
特に、『歴史』の躍動感ある絵がとても好みだった
津原泰水さん若木未生さんのインタビューは、昔の事情がわかり興味深かった
ジャンルごとに載っているため、新しいものも古いものもごちゃまぜの印象
懐かしい作品に出会えてよかった
それぞれの作品の作者だけでなく、表紙のイラストレーターさんの名前も載っていて親切
Posted by ブクログ
この本の紹介をもとに、いくつかの本を読みました!
1980年代に書かれたものから最近のものまで幅広く網羅されています。
自分で探すだけでは辿りつかなかった本との出会いもあるかもしれませんよ
Posted by ブクログ
これからもっと読みたい少女小説ガイドを読んだ後に、こちらの本を見つけたので読んでみました。
私の少女小説歴史は80年代の氷室冴子、新井素子から始まり、藤本ひとみ、唯川恵、花井愛子‥と読んでましたので、当時の小説の解説は興味深く読めました。最近でも、村山早紀さんを読んだりします。
冒頭、人気作家さんに独占インタビューを読んで、もっと読みたい少女小説ガイドでも読んだのと同じように、作家業の大変さを知りました。
興味深く読んだコラム
独断と偏見の花井愛子読み
甘やかな夢はどこから生まれる
藤本ひとみの世界
「コバルト文庫」レーベルが2019年をもって休刊に
なっていたんですね。
Posted by ブクログ
知らない少女小説多数。小説界隈、わりとアンテナ張ってるつもりだけど、名前を聞いたこともない小説が、こんなにもたくさんあるんだってびっくり。数冊かじったものもあるけれど、映像化されたものや話題になったものは読んでみたい。『ゴーストハント』『薬屋のひとりごと』『これは経費で落ちません!』『文学少女』『マリア様がみてる』『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』『十二国記』
Posted by ブクログ
夢、希望、ドキドキが詰まった少女小説を愛するすべての人へ。
懐かしいものから新しいものまで縦横無尽のブックガイド。どれもこれも読みたくなってしまって困る。ちらりと語られる過去の少女小説世界の厳しさだったり、現代における「少女」「女の子」の定義の難しさだったり、孕んだ問題はあるけれど、読み続けていきたい。そこに少女小説がある限り。
妖、宮廷、仕事、謎解き、SF、青春、恋愛、歴史、異世界というくくりに納得。