青依青のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
それにしてもとんでもない過去を色々と持っているものだな斉藤ナツ。
長編と呼ぶには少しヴォリュームが足りないかなという限られた紙幅の中、細かく張り巡らされた数々の伏線がことごとく効いており、あたかも職人技を見ているかのよう。
全体をまとめ上げるスキルという点においては、明らかに前作よりパワーアップしている。
あるいは出来過ぎの感もあるぐらい良く出来た話でありながら、しっかり情緒に訴え掛ける要素も持ち合わせており、読後は構成に対する感心とともに、なんだか物哀しい話だったな…という感慨も同時に抱く。
これだけの実力を持つ小説家がメジャーの舞台に上がることなく、本シリーズ2作の発表だけに留まってい -
Posted by ブクログ
さんざんな目に遭ったにもかかわらず、キャンプへの情熱が冷めることのないナツ。安全だと紹介されたキャンプ場で、彼女はかつての友人に再会する。しかしそこにはやはり不穏な気配が……今回もノンストップで楽しめるホラーミステリです。
今回、ナツの小学生時代が語られますが。ああ、たしかに彼女は扱いづらい子供だったんだろうな、というのは予想通り(笑)。とはいえそのぶれなさは気持ちよくもあります。なかなかできるものじゃないよねこの態度。憧れられるのもわかります。
今回も予想外の展開と、序盤からの細かな伏線にやられました。そうくるか、そうくるのか!!! 今回もとんでもない目に遭ってしまうナツだけれどやはりかっこ -
Posted by ブクログ
キャンプをしたいだけなのにシリーズ二作品目!
前作で出会った頭が半分無い幽霊の妹で美容師をやってる美音や自殺願望のあった紗奈子と、本作の主人公で人嫌いのソロキャンパーの斉藤ナツはいつの間にやら友人関係を気づいていた!
今回は前作で散々な目にあったにも関わらずソロキャンプを敢行するナツ!
→友達が出来てもソロに拘るのが・・・
しかも今回は冬山!!?
今回のキャンプ場は美音が安全そうなキャンプ場を見つけてくれたのですが、何も起こらないわけがない・・・
寡黙な老人、謎の少女、不審な動画配信者、そして夏にとっての懐かしい人物!!?
ナツは幽霊が見えるので誰が幽霊なのか気になってしまいます・・ -
Posted by ブクログ
人づきあいを疎み、気ままなソロキャンプを楽しむナツ。人気のないキャンプ場で彼女のもとを訪れたのは、顔半分がない女性の幽霊だった。初めて見てしまった幽霊には怯えることもないナツだったが、やがて彼女は現実の恐怖に向き合うことになる。ぐいぐい読める痛快なホラーサスペンスです。
他人に関わりたくないナツの考え方は、たしかに人によっては「冷たい」と受け取られるだろうけれど。とことん正直で好感が持てます。コミュニケーション能力はむしろ高いしね、彼女。そしてそのそっけなさが幽霊に対してまで発揮されるとは……ちょっと笑っちゃう。
そして迫りくる殺人鬼との対決。知力と体力、そしてとあるものを利用して殺人鬼を迎え