天沼春樹のレビュー一覧

  • ウィッチャーI エルフの血脈

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    ネタバレ

    種族入り乱れた政治と戦争の話だ。ゲラルトの言う中立は単なる傍観者というニュアンスではないようだ。綺麗事なのかもしれないが、みんなが憎しみや欲を捨てられたら戦争はなくなるのだろう。
    シリが運命のために、周囲から命を狙われているのが不憫でならない。
    イェネファーとゲラルトの間に「切望」があったというのは、「愛」よりも強い結び付きを感じて好きな表現だった。シリを守り育て導くことが共通の責任となり、表面的な諍いとは裏腹に深度は増していくように見える。
    シリにとってイェネファーは魔法使いの先生であり、友人であり、姉のようでも母のようでもあったらいいな。
    ドラマとリンクさせながら読んでしまうので純粋に小説

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    2022年12月30日
  • ウィッチャーI エルフの血脈

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    Netflixのドラマが面白かったので原作がどんな感じなのか知りたくて読んだ。

    スラブ神話を元に創られた壮大なダークファンタジー。シントラの姫・シリラ、白髪の魔法剣士・ゲラルト、魔法使い・イェネファーの三人を主役に物語が進む。

    エルフやドワーフ、ハーフリング、魔法使い、魔法剣士、人間とのいざこざが会話の中からわかってきて面白い。ドラマ版は国と国との関係性や魔法院の立場など政治的な部分が理解できないところが多かったけど、原作でそこらへんが補完された。

    ゲラルトの怪物との闘いは思ったよりもない。ドラマ版の良い所はアクションや魔法の迫力なんだなと再認識した。

    トリスの印象はだいぶ違う!かなり

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    2022年02月12日
  • ウィッチャーI エルフの血脈

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    ゲームのほうのウィッチャー3をたいへん楽しくプレイして、すっかりキャラロスになってしまったので原作を読んでみることに。

    ゲームの時代よりもう少し前なのかな。

    イェネファーはゲームそのまま。(逆なのだろうけど敢えて)
    ゲラルトはゲームよりもうちょっと厭世的な様子に見えます。
    他のキャラたちもなかなか再現度が高くて、アインシーデのエルフ達の登場が待ち遠しい!

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    2019年06月15日
  • ウィッチャーI エルフの血脈

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    ゲーム Witcherシリーズの原作小説の翻訳書。
    Witcherシリーズにのめりこんだ口なので、その延長線上で購入。

    時系列としてはWitcher 1より前の時期の物語で、Witcher 3の物語の背景となる、主人公ゲラルト(Geralt)とシリ(Ciri)との出会い、ケィア・モルヘン(Kaer Morhen)での幼きシリの日々、一方で暗躍を見せ始めるニルフガード(Nilfgaard)や北方諸国(Northern Realms)の国王や魔法使いたちの策謀を描いている。

    Witcher 3の前日譚、あるいはWitcherシリーズの設定資料としてみると非常に楽しい。
    ゲームで駆け回った世界で

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    2017年08月27日