ジャックヒギンズのレビュー一覧
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「イギリスのチャーチル首相を誘拐してこい」というヒトラーの無茶振りに従ってイギリスに降り立ったナチスドイツのパラシュート部隊の決死行を描いた名作冒険小説。
登場人物は多いがそれぞれキャラが立っていて、主人公であるパラシュート部隊隊長のシュタイナ中佐はカッコいいし、IRAの革命戦士デヴリンは雲のジュウザを想起させてこれまたカッコいい。
デヴリンを筆頭にアツいセリフも多く、特に「(捜し求めているものを)すでに見つけて、見つけることによって失ってしまったのだ」というのはアツい。「愛を捧げるべき女性(モリイ)」を指すと思われるが、カッコ良すぎてシビレます。 -
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ジャック・ヒギンズの名作冒険小説『死にゆく者への祈り』です
ジャック・ヒギンズといえば『鷲は舞い降りた』があまりに有名なんですが、ヒギンズ本人は自身のベストとしてこちらを挙げたそう
ありがちでシンプルなストーリー展開
そうなんです「ありがち」
でもねこれってとんでもないことなんですよ!
刊行が1971年ですからね
つまりこの作品を「ありがち」って感じるっことは、この後に出版された冒険小説にどんだけ影響与えてるかってことなんですよ!
すごいんです
しかもシンプルなのに奥深い
そして、この作品の最大の魅力はとんでもなく魅力的な登場人物たちなんです
主人公の元IRA兵士ファロウ、彼の殺しを目撃してしまうダコスタ神父、その姪で盲目の美少女アンナ、娼婦のジェニー、敵役となる葬儀屋で裏社会のボスミーアン
それぞれがとんでもない輝きを放ってるんです
特に主人公のファロウがかっこよすぎ!
哀しい!哀しいけどカッコいい
凄いのは登場人物それぞれ、そこまで深く描写してないんですよ
ちょっとしたセリフや行動からキャラクターの濃さみたいなんがブワーっと香ってくるんですよ
一行に三行分くらいの情報が詰まってる感じ
あとあと「雨」の描写が秀逸
THEロンドンです!(なにそれ)
そして結末も哀しい!哀しいけど良い!
そりゃあ何十年も残るわ -
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カッコいい!
出てくる人、みんな、カッコいい!
第二次世界大戦中の1943年秋ドイツ、東部戦線の失敗・イタリアの敗北で戦況は悪化するなか、イギリス首相のチャーチルをイギリス本土から誘拐する計画が持ち上がり、ドイツ軍落下傘部隊の精鋭たちが……。
この小説は「歴史小説」ではない。
チャーチルは誘拐されていないし、ドイツは1945年春に降伏する。
ましてや、この物語にある事柄はどこにも記録されていない。
だからと言って「架空戦記」というわけでもない。
歴史とは「紙もしくはそれに準ずるものに書かれた事柄をもとにして推測され、広く認められた過去の出来事」
「記録されていない(認められていない)こと」が「なかったこと」と同じではないところを、作者は物語の構成で巧みに活用し、「作者自身が取材し集めたレポート」として、巻頭と巻末に挿入することで、とたんに登場人物たちの物語の実存性が高まる。
「もしかしたら、本当にあったかもしれない…」、こう思わせてしまうことですでに作者は成功している。
当時珍しい“ドイツ軍兵士が主役”ではあるが、当然にこの物語も映画化された。
監督は「OK牧場の決闘」「荒野の七人」「大脱走」などで知られるジョン・スタージェス。
この物語も、カッコいい人満載!
ほんと、感想は「カッコいい」に尽きる! -
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“たとえどのようにいわれようと、彼は、勇気のある立派な軍人であった“
もちろんかの悪名高きナチス・ドイツにもいたのです
誇り高く、勇気があり、友情に厚く、公平で、命に真っ直ぐな人物が
そしてもちろん『鷲は舞い降りた』は冒険小説の歴史に燦然と輝く名作でした
3人の主人公とも言えるドイツ落下傘部隊長クルト・シュタイナ中佐、アプヴェールZ部第3課課長マックス・ラードル中佐、IRAの兵士リーアム・デヴリン、この3人がとんでもなく魅力的で、心を鷲掴みなわけです鷲だけに(いらないやつ)
特にシュタイナ中佐はもうめちゃくちゃに格好良くて部下たちが彼のために命を投げ出すのを有無を言わさず納得させられてしまうわけです
またラードルの苦悩とそれによって浮かび上がるヒムラーとゲシュタポの不条理な残忍さ
デヴリンが出会う真実の恋と別れ
もう怒ったり、笑ったり、泣いたりと大忙しなわけです
人の持つ全ての感情を揺さぶる名作、それが『鷲は舞い降りた』なわけです -
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ネタバレ冒険小説の古典的名作.
物語は,歴史に埋もれた驚愕の出来事の手がかりを,作者であるヒギンスが発見する1章で始まり,ヒギンスが主人公たちの後日談を知る20章で結ばれる.
劣勢が明らかになってきたドイツ軍が「チャーチル誘拐計画」を立案する.ここに一癖も二癖もある主人公たちが巻き込まれてゆくのだが,ステレオタイプの「ナチ」的な人物は1人もおらず(いや,主人公たちの”邪魔をする”のはヒムラーやSSをはじめとする典型的な悪党なのだが),彼らはみな血が通った普通の格好いい人たちとして描かれている.オルガンが特技だったり,バードウォッチングが趣味だったり,溺れた地元の子供を助けたりするのだ.
チャーチルが誘拐されたことはない,ということは後の世に生きる我々は知っている.従って,作戦が失敗することは我々みんなが知っているのだが(しかも,とんでもない失敗だったことが20章で明かされる),しかし,プロットの巧みさと,登場人物たちの魅力が,本書を腐朽の名作としている. -
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ネタバレ冒険小説、と言われているが、冒険というより『戦争もの』という表現のほうがやはりしっくりくる本。
そして、第二次世界大戦を扱った小説としての、オールウェイズベスト。星5つ。
なお、評者は「その当時の価値観のとおりに描写してるんだから、女性やら外国人やらへの扱いがアレで何が悪い。ポリコレとかいう歴史改ざんは文化への冒涜」という立場である。
そして本作におけるそういう点は、
「変な改ざんをしてないからGood!」
である。
主人公クルト・シュタイナの「軍人とは何か」という筋の通し方が際立つ。
それはやはり、名脇役リーアム・デヴリンの「俺ぁアイルランド人だから、産まれた時からクレイジーなんだ」という人間味(放埓ともいうw)描写があってのことだろう。
次作『鷲は飛び立った』ではほぼリーアムが主役なので、読むのが楽しみである。 -
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元IRA将校のおたずね者マーチン・ファロンは、逃亡用のパスポートや切符と引換えに殺しの依頼を請負った。仕事自体は簡単にすんだ。が、たまたま現場に居合せた神父とその姪のため、やがて彼は冷酷な依頼主と対決するはめに……。拳銃だけをよすがに血と暴力の世界をさすらう一匹狼の姿を熱く謳い上げる!
ヒギンズ祭りで、再読を続けてきたが、やはりこの作品は完成度が高い。他の作品との差はどこから生まれたのだろうか。
翻訳されていない作品の中に、ニック・ミラーを主人公にした警察小説の三部作がある。勝手な想像だが、おそらく、本作の登場人物と同一ではないか。
92歳で逝去と聞いた。ご冥福をお祈りします。 -
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1973年上梓、ヒギンズの魅力を凝縮した畢生の名作。
冒険小説史に燦然と輝く「鷲は舞い降りた」(1975)のような重厚な大作ではないが、ロマンとしての味わいでは突出しており、恐らく大半のファンはベストに推すだろう。1981年に「ミステリマガジン」が行ったアンケートでは、ヒギンズ自身が最も好きな作品に選んでいる。その理由は、一読すれば納得できるに違いない。デビュー以来、修練を重ねて深化した技倆と独自の美学が結実し、揺るぎない世界観を確立している。
物語は、ヒギンズ節ともいうべき馴染みの情景描写から始まる。
「通りのはずれから警察の車が姿を見せると、ファロンは本能的にいちばん近い戸口に身を寄せ、車の走り去るのを待った。……彼は折りから降り出した雨に襟を立てて、そのまま歩きはじめた。……川を下りはじめた船が、奇妙な、気を滅入らせるような霧笛の音を響かせ――最後の恐竜がすっかり様変わりした世界にただ一頭とり残され、あてもなく太古の湿原をさまよっているかのように思われた。それは、ファロンの現在の心境にぴったりだった」
文体はシャープで律動的、滲み出るような感傷が漂う。舞台はロンドン。冒頭数行で男を取り巻く情況を伝え、第一章が終わるまでには、その人間性まで的確に描き出す。
マーチン・ファロン、IRA有数の元闘士。過去にイギリス軍の装甲車を狙った破壊工作で誤ってスクールバスを爆破、罪無き子どもたちの命を奪った。以前から不毛な闘争の行く末を悲観していた男にとって、無残な失敗は〝最後の仕上げ〟となり、その日を境に組織を離れた。今ではロンドン警視庁特捜部や軍情報部のみならず、昔の仲間にも追われる身となった。
人目を避け埠頭の倉庫へと入ったファロンは、事前に話をつけていた闇稼業の男に会う。英国脱出用の偽造パスポートを要求するが、足元を見られ新たな条件を飲まされた。暗殺。依頼人は暗黒街のボス、ジャック・ミーアン。標的は寂れた教会ホリー・ネームの墓地へ決まった日時に現れるという。
後日、ファロンは難なく事を終えるが、狙撃した瞬間を神父ダコスタに目撃されてしまう。彼を消すことは容易だったが、そのまま立ち去った。後にそれを知り激怒したミーアンは、ダコスタを殺すことを命じるが、ファロンは拒否した。既に手は打ってあった。カトリックの信仰儀礼。ファロンは同教会で人を殺したことを「告解」し、守秘義務によってダコスタの口を封じた。だが、ミーアンは納得できず、即刻暴力的手段に出た。元テロリストは、図らずも巻き込んでしまった者たちを守るため、ミーアンとの対決を決意する。
粗筋を追うだけでは、本作の魅力は微塵も伝わらない。
罪と悔恨を抱え、己を「歩く死者」と自嘲しつつ死に場所を探し求めている男/ファロン。物語は、この主人公を軸にして激しく動くのだが、主要な登場人物それぞれにドラマがあり、彼/彼女らがファロンと絡むことによって、より一層劇的な展開を辿る。
まず、元空軍特殊部隊員として戦場で人を殺めたことを悔い、神の道へと救いを求めた男/ダコスタ。この神父とファロンは深層で繋がっている。罪禍に囚われ続けているダコスタは、ファロンと出会うことで呪縛された過去を解き放つ。
そして、貧困の中から這い上がり暴力を生業にする一方、葬儀屋を営み老いた者への憐れみと施しを授ける男/ミーアン。貧しい少年期を送り、ルサンチマンに囚われたこの男は、薄汚れていながらも矜恃を崩さないファロンを挑発し、再び無為なる世界へ引きずり込む。
この常に「死」と隣り合わせの路を歩んできた男三人に加え、「闇」の中で生きてきた薄倖の女が二人。
ダコスタの姪で無垢なる盲目の女/アンナ。幼い子どもを抱えながら娼婦として暗い人生を歩む女/ジェニー。彼女たちは、危険な匂いを放ちつつも、紳士的で限りない優しさを見せるファロンと出会い、刹那的な愛情を芽生えさせる。ファロンの孤独を見抜き、アンナは「わたしを忘れないで」と死に取り憑かれた男を引き戻そうとする。少女時代からミーアンに囲われ、売春婦となったジェニーは、初めて人間としての尊厳を認めてくれたファロンに対し、叶わぬ恋慕を抱く。
引き締まった構成、ウエットな色調、臨場感豊かな活劇、淡いロマンス、闘う男の武骨なストイシズム。繰り返しとなるが、本作は長い模索期を経てヒギンズが辿り着いた集大成だ。再読する度に新たな輝きを放つ。人生経験を経るほどに味わいが増す。つまり、大人の小説なのである。とにかく、痺れる。この芳醇な香りを放つ本作に魅了されない読み手がいるのだろうか。単純に冒険小説、ハードボイルドと括ることなど出来ない。原題「A Prayer for the Dying」の直訳となる「死にゆく者への祈り」という哀切なカタストロフィーを感じる邦題の語感も素晴らしい。優れた作品は、内容は勿論のこと、記憶に残るタイトルを持っている。
物語の起伏に沿って、降り続く雨が静かに激しく呼応する。
全てにケリをつけるべく、決着の場へと赴くファロン。熱く、静謐なラストシーン。
頑なで甘美なヒギンズの世界を味わい尽くしてほしい。 -
Posted by ブクログ
もう何十年前になるのでしょうかその位前からお気に入りの一作です。
舞台は第二次世界大戦のドイツとイギリスです。戦局が思わしくない事から英国首相チャーチル氏の誘拐もしくは殺害を企てます。しかし、それはヒトラーからの指示ではなく親衛隊長官による秘密の作戦となります。
国防軍情報部に務める隻腕・隻眼のベテラン士官ラードル中佐は親衛隊ヒムラー長官によってこの突拍子もない作戦を実施するよう強要されます。
計画を遂行する為には優秀な指揮官が必要ということで白羽の矢が立てられたのはクルトシュタイナ中佐です。彼も開戦から戦って来たベテランです。本国へ帰国する際に立ち寄ったポーランドにてユダヤ人少女を助けた事から軍法会議に掛けられてしまって懲罰部隊に配属させられます。
国防軍の士官であるシュタイナを親衛隊が好き勝手に出来るのは実は物語的な演出です。実際には軍は親衛隊の告発から身内を守って引き渡さない事が多々ありました。主人公となるシュタイナの悲劇性の演出というべき箇所となります。
懲罰部隊にいるシュタイナをチャーチル誘拐作戦の指揮官とすべくラードル中佐が勧誘に動き生き残りと共に捕獲した輸送機を使ってイギリスへ潜入します。
何もしらないイギリスの田舎町。首相が週末をゆっくりと過したいという事からごく少数の関係者だけが首相の来訪をしっています。
果たして作戦は成功するのでしょうか? -
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文句なしに面白い!とはこの小説のことだろう。
第二次世界大戦中のドイツ軍落下傘部隊による英国本土でのチャーチル誘拐、という暴挙とも言える作戦に、
作戦を指揮するドイツ軍将校も落下傘部隊の歴戦の勇士も諦観の域で死に場所を求めるかのように、士気高く遂行していく。
抗いきれない立場であろうとも、自分の意思に信念を持って行動することこそが人間の最も優れた価値であることを極上に面白い娯楽小説の形で明朗に伝える。
なんといっても魅力あふれる登場人物の面々。男も女も皆とにかくヒロイックで、自分の思っていることを闊達にシニカルに語る。そして例え獄中であっても決して信念を曲げない。
また航空機、船艇、小火器などの武装から服装や酒、タバコの銘柄までディテールにこだわることでリアリティを演出することに一役買っているが、描写がくどくどしくないのでスピード感に影響させない(もはや馴染みのない機種名や銘柄が登場しても、Google画像検索が楽しみを後押ししてくれる)。
なかでもカバーアートにも描かれているダグラスDC-3がなんといっても印象的。
夢中で読んで「あ!面白かった!」と声に出るほど感嘆した。 -
Posted by ブクログ
冒険小説を読みたくなって、とりあえず傑作といわれる本書を読んでみた。第二次世界大戦中にドイツ軍が英国のチャーチル首相を誘拐(または殺害)を企てて実行するまでの物語。登場人物が実在の人なのでとてもリアリティーに満ちた展開となっている。一方で、史実ではチャーチル首相が誘拐されたり殺害されたりしたことはないので、作戦が失敗することも分かっている状態で読み進めることになる。普通は結末が分かっていたら楽しく読めないものだが、本書は登場人物の内面を含めて丁寧に描写することで、その結末に至った過程をドキドキさせながら読ませてくれる。ドイツ軍と英国の人びとをどちらが敵かという観点で描いていないのがいい。純粋に冒険小説としてフェアに書かれている。戦争なんて悪も正義もないと訴えているようにも感じた。本作品に登場するドイツ軍は当時の論理的な正義で作品を実行したにすぎないのだから。とにかく読みやすくて面白い。傑作といわれる理由は分かる気がする。
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Posted by ブクログ
ネタバレ第二次世界大戦の最中、ドイツ軍は落下傘部隊を英国本土に降下させ、時の首相チャーチルを誘拐する作戦を立案します。
この荒唐無稽で無謀な作戦に参加することになったのが、シュタイナ中佐率いる部隊。
歴戦で活躍した英雄ながら、ある事件でユダヤ人少女を庇った格好になり、部隊ごと危険任務につかされ冷遇されていたシュタイナは、「自分は冒険家だ」の言葉とともに、この空前絶後の任務に挑みます。
作戦決行のその日まで、厳しい訓練を繰り返し結束を固めるシュタイナと部下、作戦に関わる他のメンバーの姿に、手に汗握り胸を熱くしながら「がんばれ、がんばれ」とエールを送っている自分がいました。
「鷲は舞い降りた」
部隊が予定どおり、本土への上陸を成功させたという暗号が打電された場面では、思わずガッツポーズを取ったほどです。
ただ、フレデリック・フォーサイスの「ジャッカルの日」で描かれた、フランスのドゴール大統領の暗殺計画同様、チャーチルがドイツ軍に誘拐も暗殺もされなかったのは歴史的事実です。
つまるところ、身も蓋もない言い方をするなら、ここからは「いかに計画が失敗していくのか」という物語なのです。
それでも、彼らの作戦を最後まで読み終えて、どこか清々しい気分で拍手を送りたい気持ちになること請け合いです。
スリルあり、ロマンスあり、人間ドラマありの彼らの冒険を、ぜひとも、多くの方々共有してほしいと思います。 -
Posted by ブクログ
私は冒険小説は嫌いだと信じ込んでいた。
そんな思い込みを覆してくれたのが、同じくドイツ在住で私のミステリファン仲間のY子ちゃんなのであります。
今回、手術後、家で療養すると聞いたY子ちゃん。「いいから何も言わず読みなさい!」と送ってくれたのであります。(感謝してるよん、Y子ちゃん)
それにナチが出てくるし、著者はイギリス人でしょ~っていうことはどうせドイツ人が悪者で・・・と思いながら読み始めると~メチャ面白いのよ!
ナチかぶれの非人道的なドイツ人ばかりじゃないということを書いてくれて、私はとってもうれしかったのであります。
極秘で遂行されたチャーチル誘拐作戦。
念には念を入れて計画されたことだったんだけど、ホンの些細なことから計画に狂いが生じてきます。
登場するドイツ兵たちがいい人ばっかりで・・・泣けますよん。
言うまでもありませんが、ヒギンズ作品は初挑戦であります。
続編「鷲は飛び立った」を読まなきゃ~!