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首相チャーチルを誘拐せよ! ヒトラーの密命をおびて、シュタイナ中佐ひきいるドイツ落下傘部隊の精鋭はイギリスの片田舎に降り立った。使命達成に命を賭ける男たちの勇気と闘志を謳いあげた戦争冒険小説の最高傑作――初版刊行時には削除されていたさまざまなエピソードが追加され、より完全になった決定版。
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Posted by ブクログ
カッコいい! 出てくる人、みんな、カッコいい! 第二次世界大戦中の1943年秋ドイツ、東部戦線の失敗・イタリアの敗北で戦況は悪化するなか、イギリス首相のチャーチルをイギリス本土から誘拐する計画が持ち上がり、ドイツ軍落下傘部隊の精鋭たちが……。 この小説は「歴史小説」ではない。 チャーチルは誘拐さ...続きを読むれていないし、ドイツは1945年春に降伏する。 ましてや、この物語にある事柄はどこにも記録されていない。 だからと言って「架空戦記」というわけでもない。 歴史とは「紙もしくはそれに準ずるものに書かれた事柄をもとにして推測され、広く認められた過去の出来事」 「記録されていない(認められていない)こと」が「なかったこと」と同じではないところを、作者は物語の構成で巧みに活用し、「作者自身が取材し集めたレポート」として、巻頭と巻末に挿入することで、とたんに登場人物たちの物語の実存性が高まる。 「もしかしたら、本当にあったかもしれない…」、こう思わせてしまうことですでに作者は成功している。 当時珍しい“ドイツ軍兵士が主役”ではあるが、当然にこの物語も映画化された。 監督は「OK牧場の決闘」「荒野の七人」「大脱走」などで知られるジョン・スタージェス。 この物語も、カッコいい人満載! ほんと、感想は「カッコいい」に尽きる!
“たとえどのようにいわれようと、彼は、勇気のある立派な軍人であった“ もちろんかの悪名高きナチス・ドイツにもいたのです 誇り高く、勇気があり、友情に厚く、公平で、命に真っ直ぐな人物が そしてもちろん『鷲は舞い降りた』は冒険小説の歴史に燦然と輝く名作でした 3人の主人公とも言えるドイツ落下傘部隊...続きを読む長クルト・シュタイナ中佐、アプヴェールZ部第3課課長マックス・ラードル中佐、IRAの兵士リーアム・デヴリン、この3人がとんでもなく魅力的で、心を鷲掴みなわけです鷲だけに(いらないやつ) 特にシュタイナ中佐はもうめちゃくちゃに格好良くて部下たちが彼のために命を投げ出すのを有無を言わさず納得させられてしまうわけです またラードルの苦悩とそれによって浮かび上がるヒムラーとゲシュタポの不条理な残忍さ デヴリンが出会う真実の恋と別れ もう怒ったり、笑ったり、泣いたりと大忙しなわけです 人の持つ全ての感情を揺さぶる名作、それが『鷲は舞い降りた』なわけです
登場人物全員のキャラ立ちが凄い。 一人1冊分の背景が見えるから恐れ入る。 これが現実にあった話かどうかは、 最早どうでもいい。 だって、鷲は舞い降りたのよ? で、このあと飛び立つのよ。 これでときめかない人は冒険小説読むのやめなさい。 ライトノベルでニャンゴロしとけ。
やはり泣ける。内藤陳氏が紹介していた当時に以前の版を読んでいて、この完全版が出たことを知って、久しぶりに読んだ。今回は、登場人物等を丁寧にノートに取りながら読んでいった。久しく眠らせていた冒険小説愛が再燃し始めてしまった。
もう何十年前になるのでしょうかその位前からお気に入りの一作です。 舞台は第二次世界大戦のドイツとイギリスです。戦局が思わしくない事から英国首相チャーチル氏の誘拐もしくは殺害を企てます。しかし、それはヒトラーからの指示ではなく親衛隊長官による秘密の作戦となります。 国防軍情報部に務める隻腕・隻眼のベ...続きを読むテラン士官ラードル中佐は親衛隊ヒムラー長官によってこの突拍子もない作戦を実施するよう強要されます。 計画を遂行する為には優秀な指揮官が必要ということで白羽の矢が立てられたのはクルトシュタイナ中佐です。彼も開戦から戦って来たベテランです。本国へ帰国する際に立ち寄ったポーランドにてユダヤ人少女を助けた事から軍法会議に掛けられてしまって懲罰部隊に配属させられます。 国防軍の士官であるシュタイナを親衛隊が好き勝手に出来るのは実は物語的な演出です。実際には軍は親衛隊の告発から身内を守って引き渡さない事が多々ありました。主人公となるシュタイナの悲劇性の演出というべき箇所となります。 懲罰部隊にいるシュタイナをチャーチル誘拐作戦の指揮官とすべくラードル中佐が勧誘に動き生き残りと共に捕獲した輸送機を使ってイギリスへ潜入します。 何もしらないイギリスの田舎町。首相が週末をゆっくりと過したいという事からごく少数の関係者だけが首相の来訪をしっています。 果たして作戦は成功するのでしょうか?
冒険小説の世界では、間違いなく5本の指に入るであろう名作。 敗戦濃厚なナチス・ドイツ軍が放った作戦は、イギリスの首相チャーチルの誘拐。 イギリス上空から英国の片田舎に侵入し、静かな週末を過ごしに来たチャーチルをかっさらう。 実行部隊の侵入成功を告げる連絡、それこそまさに「鷲は舞い降りた」 戦時中...続きを読むでいつ死ぬかもわからないからこそ、どこまでもクールに、そしてアツい登場人物たちに惹かれない読者なぞ果たしているのだろうか。 冒険小説が好きなら絶対に読むべき。公開することは絶対にない。
文句なしに面白い!とはこの小説のことだろう。 第二次世界大戦中のドイツ軍落下傘部隊による英国本土でのチャーチル誘拐、という暴挙とも言える作戦に、 作戦を指揮するドイツ軍将校も落下傘部隊の歴戦の勇士も諦観の域で死に場所を求めるかのように、士気高く遂行していく。 抗いきれない立場であろうとも、自分の意思...続きを読むに信念を持って行動することこそが人間の最も優れた価値であることを極上に面白い娯楽小説の形で明朗に伝える。 なんといっても魅力あふれる登場人物の面々。男も女も皆とにかくヒロイックで、自分の思っていることを闊達にシニカルに語る。そして例え獄中であっても決して信念を曲げない。 また航空機、船艇、小火器などの武装から服装や酒、タバコの銘柄までディテールにこだわることでリアリティを演出することに一役買っているが、描写がくどくどしくないのでスピード感に影響させない(もはや馴染みのない機種名や銘柄が登場しても、Google画像検索が楽しみを後押ししてくれる)。 なかでもカバーアートにも描かれているダグラスDC-3がなんといっても印象的。 夢中で読んで「あ!面白かった!」と声に出るほど感嘆した。
ハードボイルドの古典的名作。 多分、だいぶ昔に読んだような気がしたんですが、現在は家の本棚になく、改めて読みたくなって購入。 さすが「古典的名作」、めちゃめちゃおもしろいです。 また何年か後に再読します。
冒険小説を読みたくなって、とりあえず傑作といわれる本書を読んでみた。第二次世界大戦中にドイツ軍が英国のチャーチル首相を誘拐(または殺害)を企てて実行するまでの物語。登場人物が実在の人なのでとてもリアリティーに満ちた展開となっている。一方で、史実ではチャーチル首相が誘拐されたり殺害されたりしたことはな...続きを読むいので、作戦が失敗することも分かっている状態で読み進めることになる。普通は結末が分かっていたら楽しく読めないものだが、本書は登場人物の内面を含めて丁寧に描写することで、その結末に至った過程をドキドキさせながら読ませてくれる。ドイツ軍と英国の人びとをどちらが敵かという観点で描いていないのがいい。純粋に冒険小説としてフェアに書かれている。戦争なんて悪も正義もないと訴えているようにも感じた。本作品に登場するドイツ軍は当時の論理的な正義で作品を実行したにすぎないのだから。とにかく読みやすくて面白い。傑作といわれる理由は分かる気がする。
冒険小説。ナチスが完全なる悪者として描かれていない。個々の信条や正義のもと、未来に希望が無くとも任務を遂行する格好良さがある。戦闘描写や死に様が鮮やかだった。
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