豊永浩平のレビュー一覧

  • はくしむるち

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    80年を隔てた2つの時代でもがく「白紙もどき」な若者達の青春物語。人称や方言の読みづらさも、細部のリアリティや勢いと熱量に煽られて気にならなくなった。理不尽な暴力は連鎖して、人間の理性の無力さが悲しく腹立たしいけれど、物語の結末の先には希望や光を感じた。

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    2026年02月24日
  • はくしむるち

    Posted by ブクログ

    途中まで訳も分からず読んでたけど、暴力の描写から目が離せなくなって最後まで読み切れた。

    戦中の沖縄語の描写が難しい、と少し忌避感を感じた。けど、言葉を奪われた当時の沖縄の人たちを逆説的に追体験できた。私の比じゃないくらい悔しかったし苦しかっただろうと思う。

    沖縄の基地問題が解決していない現状、本土が沖縄に全てを負わせている態度は今も昔も変わらずそこにある。

    沖縄での地上戦の歴史、暴力と地元から抜け出せない根深いアングラの構造。どれも実際にあったこと、あることで暗澹とした気持ちになる。

    いとこのクリス累の友達の姉に起きた事件に示されたように、沖縄だけじゃなくて世界中にこういう暴力が蔓延っ

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    2026年04月21日
  • はくしむるち

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    戦争なんて、遠い昔の出来事。そんな風に思うことがいつもなんだけれど、世界や歴史や時間はずーっと繋がっているんだと思わされた作品。

    奪う人間がいれば奪われる人間がいて、やる人間がいればやられる人間もいる。そういう社会や人間の渦の中に飛び込まずに生きていくというのは、もしかしたらすごく難しいことで、自分が「される側」として大きな傷を負わないでいることは、とても運が良いのかもしれない。それと同時に、知らぬ間に「する側」になってしまっている可能性は本当にゼロだと言い切れるだろうか。

    飛び込むかどうか、巻き込まれるかどうかの分岐は、一体どこにあるのか。与えられた環境によるものなのか。生まれた場所で決

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    2026年03月24日
  • はくしむるち

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    月ぬ走いや、よりも格段に読みやすいがテーマが重い。沖縄で起きた戦争という暴力と地続きに現代で起きるいじめ、ネットの晒しという暴力が描かれる。暴力はどうしたら終わるんだろう、政治的なことはあまり考えないけど、今起きてることも踏まえ読んで考えさせられた。

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    2026年03月01日