豊永浩平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読みにくい。けど、文字を拾い始めると止まらない。
色々思うことがあるのだけど、とにかく著者の中に何人いるんだろうと思うくらい、各登場人物が確立されている。
特に、ケンドリックの妻と、愛依子とヤリたい男の子との差がすごく、これ同じ人が書いてるんだよな…?となった。
途中まで単話の様に捉えて読んでいたけど、登場人物たちがみんな何かしらの形で繋がっていることに気づく。沖縄のみならず、私たちが今生きているのは、先人たちの命のおかげで、今が地続きであると思い知らされる。
沖縄の文化的で先祖や周りを大切にするあたたかさ、逆に言うと、閉塞感もあり誰かが誰かの知り合いである世間の狭さ、みたいなのも感じた。
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Posted by ブクログ
ネタバレこんなのあり?
この作家、一体人生何周目?
本を読むより先に、著者の情報を知ってしまったがために思ったこと。
この人は人生何周目でこの本を書いたのだろうか。まるで本人が経験したことかのように、それぞれの世代の話、会話が書かれる。
決して読んでいて気持ち良い内容ではない。
それは目を逸らしたくなる、ダークサイドだから。
世間が思う、るるぶの沖縄ではない。
きらきらしていない日々の暮らし。
沖縄という土地、リゾート地観光地とは正反対の顔を見せる。
ニュースで知る沖縄。
そんなこと、どうしておこるの?
本書では明らか描かれてはいないけれど、これはあの時代の出来事、これはあの事件などの話を元に書