豊永浩平のレビュー一覧

  • はくしむるち

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    80年を隔てた2つの時代でもがく「白紙もどき」な若者達の青春物語。人称や方言の読みづらさも、細部のリアリティや勢いと熱量に煽られて気にならなくなった。理不尽な暴力は連鎖して、人間の理性の無力さが悲しく腹立たしいけれど、物語の結末の先には希望や光を感じた。

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    2026年02月24日
  • 月ぬ走いや、馬ぬ走い

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    著者の頭の中から伝えたいことがドバドバと溢れ出しているかのような個性的な文章表現から、沖縄の人たちが背負ってきた痛みや苦しみが伝わってきた。
    綺麗で整った文章からは伝わってこない、温度がこもっていたんだと思う。

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    2026年02月11日
  • 月ぬ走いや、馬ぬ走い

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    他のレビューでもみんな言ってるけど、著者ほんと若いのにすごい。
    戦時中とかはよく語られると思うけど、学生運動とかベトナム戦争の時代の沖縄の話はあまり接したこと無かったので新鮮。

    ノリちゃんのキャラ描写の入りが友人から見たナイスガイじゃなかったらまた全然違う印象になったかも。
    人物相関図ほしい、、、。

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    2026年02月10日
  • 月ぬ走いや、馬ぬ走い

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    思わず読み進めてしまう魅力がある文体だけど、読み終えた感想はわけわからないだった。
    みんなの感想を見てなんとなく把握できた感じ。

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    2026年01月28日
  • 月ぬ走いや、馬ぬ走い

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    これは好き嫌いが分かれそう。
    沖縄の過去現在未来が凝縮された
    歴史の一片を感じた。
    様々な時代、背景の人たちの語りで紡がれていく話が
    あ、ここ繋がってる
    あ、この人もしかして
    と、頭の中で点と点を線にしながら読んでいくのも
    新しい章への移り方も
    段落がなく少し読みにくいところも
    わたしにはすべてがプラスに加担して、すごく楽しめた。

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    2026年01月17日
  • 月ぬ走いや、馬ぬ走い

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    令和ロマンの娯楽語りで浅井リョウが2作目の「はくしむるち」を勧めていたので読んでみた。沖縄ことばの部分はニュアンスでしかわからなかったけどとても引き込まれた。近いうちにじっくり再読すると思う。

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    2026年01月11日
  • 月ぬ走いや、馬ぬ走い

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    同じ場所を生きるいろんな時代の人をフラットに書いていて、一気にこれだけのチャンネルが開けるのがすごいなあ、と。琉球大の大学生なんだ。芥川賞候補って噂されてたのも分かる。

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    2025年05月10日
  • 月ぬ走いや、馬ぬ走い

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    現在と過去、死者と生者が順番に独白していく形式で、それぞれ親子だったり親族だったりして、ゆるく繋がっていく。タイトルどおりに、走馬灯のような展開。
    名前でつながりがわかるんだけど、戻って確かめるのも面倒でそのまま読んだ。それがはっきりした像を結ばず、いい感じの残像になり、面白かった。
    沖縄の虐げられた悲しみとそれでも繋がる命の輝きのようなものの影が見えたような気がする。
    過去の語りと現在の語りの差も面白く、現代の場面ではさすがの若さを感じた。

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    2025年04月16日
  • 月ぬ走いや、馬ぬ走い

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     語り手が目まぐるしく変わり、時系列も都度変化するので、読み続けるのに難儀した。しかし、沖縄は本土とは異なる歴史を刻んできたことを、改めて認識させられる記述が多々あった。米兵による性加害も、明らかになっている事例よりもはるかに多くあったことがわかる。沖縄が体験した第二次世界大戦の惨状の中には、初めて聞く内容もあった。崩壊した家庭、在日米軍の置き土産など、現在に連なる不幸の連鎖と、それによって身心ともに傷つけられる若く柔らかい感受性。多くのことが詰め込まれた、中身の濃い小説だった。

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    2025年01月16日
  • 月ぬ走いや、馬ぬ走い

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    沖縄の多要素性を描きながら150pを疾走していく
    仕掛けが多いしテーマとしても面白い
    読み返したくなる

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    2024年12月29日
  • 月ぬ走いや、馬ぬ走い

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    大学生がこんなの書けちゃうんだ、と素直に驚く。いろいろな主題をとりあえず放り込んで、それぞれに設定した文体に従って展開してみた、というところか。この作品を苗床にして、これからいくつもの作品が生み出されていくのだろうなと思う。これからが楽しみ。

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    2024年12月01日
  • 月ぬ走いや、馬ぬ走い

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    月ぬ走いや、馬ぬ走い。
    その苦悩とは、沖縄の大きな悲しみのような気がしましたが、、、なにかとても深い海のなかにいる気分になりました。。。

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    2024年11月22日
  • 月ぬ走いや、馬ぬ走い

    cnm

    購入済み

    群像新人賞受賞作品でセンスの良いタイトルに引かれて購入。特徴的な語り手の切り替え方とキャラクターの書き分けが素晴らしくて、久しぶりにわくわくしながら読んだ。最近の若者言葉小説はわたしには読みにくく興味が待てなかったので、こういう小説らしい小説が出てきてくれて嬉しい。

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    2024年10月31日
  • 月ぬ走いや、馬ぬ走い

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    お盆に集う様々な魂たちの独白が重なり合い、現在に至る沖縄の残酷な歴史が幽玄に浮かび上がる。構成が見事で、舞台を観ている感覚に陥った。沖縄の見方が完全に変わった。

    21歳が書いたとは思えない作品。反面、真摯さに新世代を見たように思う。

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    2024年10月30日
  • 月ぬ走いや、馬ぬ走い

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    筆力、構成力は目を見張るものがある。古い言葉の使い方も見事で、よく勉強してあるのだろうことが察せられる。
    語り手をバトンタッチさせながら今と過去を繋ぐ、重厚な群像劇。関係のなさそうな語りが読み進めていくうちに線で繋がり、本の中で不思議な模様になる。円城塔さんを思わせる作風で、ただ最初のフックが弱く、最後と繋がってもカタルシスは感じなかった。ドラマが重すぎるから、対比として軽くしているのかも知れないけども…。

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    2024年10月24日
  • はくしむるち

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    途中まで訳も分からず読んでたけど、暴力の描写から目が離せなくなって最後まで読み切れた。

    戦中の沖縄語の描写が難しい、と少し忌避感を感じた。けど、言葉を奪われた当時の沖縄の人たちを逆説的に追体験できた。私の比じゃないくらい悔しかったし苦しかっただろうと思う。

    沖縄の基地問題が解決していない現状、本土が沖縄に全てを負わせている態度は今も昔も変わらずそこにある。

    沖縄での地上戦の歴史、暴力と地元から抜け出せない根深いアングラの構造。どれも実際にあったこと、あることで暗澹とした気持ちになる。

    いとこのクリス累の友達の姉に起きた事件に示されたように、沖縄だけじゃなくて世界中にこういう暴力が蔓延っ

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    2026年04月21日
  • はくしむるち

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    戦争なんて、遠い昔の出来事。そんな風に思うことがいつもなんだけれど、世界や歴史や時間はずーっと繋がっているんだと思わされた作品。

    奪う人間がいれば奪われる人間がいて、やる人間がいればやられる人間もいる。そういう社会や人間の渦の中に飛び込まずに生きていくというのは、もしかしたらすごく難しいことで、自分が「される側」として大きな傷を負わないでいることは、とても運が良いのかもしれない。それと同時に、知らぬ間に「する側」になってしまっている可能性は本当にゼロだと言い切れるだろうか。

    飛び込むかどうか、巻き込まれるかどうかの分岐は、一体どこにあるのか。与えられた環境によるものなのか。生まれた場所で決

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    2026年03月24日
  • はくしむるち

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    月ぬ走いや、よりも格段に読みやすいがテーマが重い。沖縄で起きた戦争という暴力と地続きに現代で起きるいじめ、ネットの晒しという暴力が描かれる。暴力はどうしたら終わるんだろう、政治的なことはあまり考えないけど、今起きてることも踏まえ読んで考えさせられた。

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    2026年03月01日
  • 月ぬ走いや、馬ぬ走い

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    どっかで「スゴイ!」と聞いて
    注文してまで買った本
    ウキウキ開いてみたら
    改行が全くなくてなにこれ読みにく!
    ってしばらく放置

    いい加減読むか…と気合い入れたら
    全く気にならずにじゃぶじゃぶ読めた

    過去と現在をいったりきたりしながら
    だんだんそれが
    現在の1点に向かってきて
    あ、これは歴史だって感じた
    現在より過去を綴ってる時のほうが
    命とか生きてるが濃くて
    じゃあ現在が薄いかっていうと
    方向が違う感じで
    そのコントラストが鮮やかだった

    星は4つにするか迷ったけど3つ
    3つの中では最高かな




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    2025年05月21日
  • 月ぬ走いや、馬ぬ走い

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    ネタバレ

    絶賛されてるけど,私には難しく。確かに,淡々と沖縄戦が語られるよりは,感じ入ることができるのかもしれないが。古い人間なんだろうな。

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    2025年01月20日