自分の意思で人生を終わらせたい、尊厳を持って死を迎え入れたい85歳のユードラ・ハニーセットと、天真爛漫な10歳のローズ。
ローズに振り回されながらも、今までとは異なる鮮やかで賑やかな日々。
戦争、父の死、母と妹の確執、妹の悲劇。
掴もうとするたびにスルリと逃げていく幸せ。
絶望、諦め、虚しさ、怒り、悲しみ、、、
ユードラの人生を振り返りながら考える。
生きることとは?
幸せとは?
死とは何か?
堅苦しくないから読みやすいし、読み終わった後は優しく温かな気持ちになれる。
手元に置いてずっと読み続けたい、そんな物語だなと感じました。