オルタナ旧市街のレビュー一覧

  • お口に合いませんでした

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    僕も参加した『華麗に文学をすくう』企画(小説+小説内に出てくるカレーをレトルトカレーとして発売)での、小説が面白過ぎて、オルタナ旧市街さんの小説をもっと読みたいと思って手に取った一冊。めっちゃ面白かった。

    タイトルは『お口に合いませんでした』、帯には『憂鬱グルメ小説』とある通り、食べたことを後悔しているものについて書かれた13本からなる連作短編集。主人公はみんな東京にある単身用のマンションに住んでいたり、そのマンションと関わりがある人だったり。

    なにより美味しくないことに出会った時のシチュエーションが面白い。ほぼみんな「ひとり」なのだ。独身、一人暮らし、単身赴任中、相手は「美味しい」と言っ

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    2025年04月02日
  • お口に合いませんでした

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    グルメ小説でこんなにも「まずそう…」って思ったの初めて。笑
    短編集かと思いきや、少しずつ全ての物語が繋がっていることが分かってから一気に引きこまれた。
    今どきの小説って感じで読みやすい。
    終わり方もなんだかお洒落だった。

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    2025年08月13日
  • お口に合いませんでした

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    美味しくない描写がすごくリアルで、想像がしやすく、本当に美味しくなさそうと思った。
    人によっては美味しく思えたりすることや登場人物が少しずつ繋がりがあるのが面白い。

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    2025年07月17日
  • お口に合いませんでした

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    食にまつわる悲喜交々(負のイメージが多め)のショートストーリー。ちょこちょこ具体的なサブカルチャーの固有名詞が出てきたりして、SNS見るノリで読めちゃった。普通に不味いご飯もこの世にいっぱいあるよな。

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    2025年05月24日
  • お口に合いませんでした

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    ネタバレ

    期待を裏切る食事が次々に登場する短編集。人呼んで憂鬱グルメ小説。
    想像できるまずそうな食感、味に、読んでいて胃もたれしてきた頃に、登場人物たちの関係性がわかってきて、引き込まれました。
    一人称で語られる時には見えなかった個々人を客観的に見ると、そうなんだ…となる描写が面白かったです。
    小説ならではの神の視点を存分に楽しめる作品でした。

    各話の末尾に付されている同一人物によるブログは何だったのかわからず、気になりました。
    あのマンションの住人(男)の誰かの父親によるものみたいでしたが、一体誰だったんだろう…?

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    2025年05月04日
  • お口に合いませんでした

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    食がテーマの小説って、読んでてあ〜美味しそう同じもの食べたい!!ってなるものしか出会ったことがなかった。
    この本はいろんな料理が不味そうな描写で書かれていて、「レゴブロックみたいな肉寿司ってどんな!?ラー油コーティングの麻婆豆腐ってどんな!?」って感じで逆に食べてみたくなりました笑

    わたしは普通だと思って食べてるごはんも食べる人によってはありえない物なのかもしれない、、

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    2025年04月17日
  • お口に合いませんでした

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    ネタバレ

    複数の店名を語り実店舗での飲食はなく配達しか行われていないゴーストレストランや、肉寿司・創作・バル・飲み放題などの単語が並ぶ地雷系居酒屋など、昨今SNSで話題(問題)になっている都会を中心とした飲食店問題。
    例の未来的ミートボールなど、美味しくなさそうな食事が色々と取り上げられ、話の〆にブログでの食レポ報告のような1枚画があり、それがまた当たり障りのないコメントをつけていてあるあるで面白かった。皮肉的で好き。

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    2024年12月31日
  • お口に合いませんでした

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    「第一芸人文芸部~俺の推し本~」で知った。お口に合わない人もいれば合う人もいるのが面白い。近頃は美味しいものが溢れていて、美味しくないものに出会ったときの不快度が増しているかも。

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    2025年07月09日
  • お口に合いませんでした

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    読んでるだけでおなかが減って書かれているものが無性に食べたくなる小説ってありますが、これはその逆。美味しくない食べ物で構成されたアンチグルメ小説。そしてその食事を通して都市生活のわびしさみたいなものを書いている・・ような気がする。
    おもしろいかと聞かれると正直微妙なんですが、つまらなくもない。それが意外っちゃ意外。この手の話は読んでいてまったく心に残らないパッとしない話が多いんですが、これはなんか妙に読める。文章も平易で読みやすく、一編が非常に短いので集中力が途切れる前にサクッと終わる。そういうほめ方もどうかとは思うけども。
    あと、まずそうな食べ物の描写ってちょっと笑えるんですね。新発見という

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    2025年04月08日
  • お口に合いませんでした

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    たしかに口に合わないものはあるよなぁ、と思う。
    しかしなるべく見たいとも思わない。
    あらためてそれを感じた。

    最終章に近づくにつれて他の章のことが出てきてよかった。

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    2025年01月04日
  • お口に合いませんでした

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    ご飯もの、喫茶店やカフェで繰り広げられる小説はどれもほっこりじんわり泣けるっていう話が多い気がして(勝手な妄想。)読みたい気分に合うものに出会えてなかったけど、ご飯小説でどことなく不穏な空気が漂うこの小説にはかなり興味をそそられて、結果面白かった。これが現実だよな、と思ったりして。まぁそういうこともあるよね、素晴らしい体験ばかりじゃないわな…っていう日常を切り取っている感じが好きだった。帯に高瀬さんがいらっしゃり一発で読みたくなった。おまけのペーパーも面白かったな。

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    2024年12月29日
  • お口に合いませんでした

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    美味しくない食べ物、の話。
    読み進めて行くと、とあるアパートに住む住人たちがそれぞれのエピソードの主人公だった。
    エピソードが、間接的に繋がってた。

    東京のひとり暮らし、ふたり暮らし、など
    日々代わり映えのないルーティーンと、都会の冷たさみたいなのが懐かしかった。

    出てくる料理は確かに惹かれない。
    そして各エピソードのあとにおまけで描かれている、謎のおじさんのレビューが面白かった。

    読み返すことはないけど、読んで後悔もないみたいな感じ。

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    2024年11月26日