お口に合いませんでした

お口に合いませんでした

1,980円 (税込)

9pt

フードデリバリーの冷めたシチュー、北欧家具店のミートボール、激安居酒屋の肉寿司……
タワマンを遥か頭上に見上げ、気鋭の文筆家が都市生活の不満を嘆く憂鬱グルメ小説。

食事はいつもおいしくて満たされて幸せ、なんてやっぱり嘘だった。
——高瀬隼子(『おいしいごはんが食べられますように』)推薦!

体調を崩した私は初めてデリバリーを注文するが、届いたシチューからは独特の冷えて固まった油のような匂いがして……(ゴースト・レストラン)。10年ぶりの同窓会、クラスのLINEグループに「完全個室創作和食バル★肉寿司食べ放題! 3時間飲み放題付き2980円」の食べログURLが送られてくる(Girl meats Boy)。おいしくない食事の記憶から都市生活のままならなさと孤独を描く、憂鬱なグルメ小説13篇を収録。

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お口に合いませんでした のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    僕も参加した『華麗に文学をすくう』企画(小説+小説内に出てくるカレーをレトルトカレーとして発売)での、小説が面白過ぎて、オルタナ旧市街さんの小説をもっと読みたいと思って手に取った一冊。めっちゃ面白かった。

    タイトルは『お口に合いませんでした』、帯には『憂鬱グルメ小説』とある通り、食べたことを後悔し

    0
    2025年04月02日

    Posted by ブクログ

    グルメ小説でこんなにも「まずそう…」って思ったの初めて。笑
    短編集かと思いきや、少しずつ全ての物語が繋がっていることが分かってから一気に引きこまれた。
    今どきの小説って感じで読みやすい。
    終わり方もなんだかお洒落だった。

    0
    2025年08月13日

    Posted by ブクログ

    美味しくない描写がすごくリアルで、想像がしやすく、本当に美味しくなさそうと思った。
    人によっては美味しく思えたりすることや登場人物が少しずつ繋がりがあるのが面白い。

    0
    2025年07月17日

    Posted by ブクログ

    食にまつわる悲喜交々(負のイメージが多め)のショートストーリー。ちょこちょこ具体的なサブカルチャーの固有名詞が出てきたりして、SNS見るノリで読めちゃった。普通に不味いご飯もこの世にいっぱいあるよな。

    0
    2025年05月24日

    Posted by ブクログ

    食がテーマの小説って、読んでてあ〜美味しそう同じもの食べたい!!ってなるものしか出会ったことがなかった。
    この本はいろんな料理が不味そうな描写で書かれていて、「レゴブロックみたいな肉寿司ってどんな!?ラー油コーティングの麻婆豆腐ってどんな!?」って感じで逆に食べてみたくなりました笑

    わたしは普通だ

    0
    2025年04月17日

    Posted by ブクログ

    「第一芸人文芸部~俺の推し本~」で知った。お口に合わない人もいれば合う人もいるのが面白い。近頃は美味しいものが溢れていて、美味しくないものに出会ったときの不快度が増しているかも。

    0
    2025年07月09日

    Posted by ブクログ

    読んでるだけでおなかが減って書かれているものが無性に食べたくなる小説ってありますが、これはその逆。美味しくない食べ物で構成されたアンチグルメ小説。そしてその食事を通して都市生活のわびしさみたいなものを書いている・・ような気がする。
    おもしろいかと聞かれると正直微妙なんですが、つまらなくもない。それが

    0
    2025年04月08日

    Posted by ブクログ

    たしかに口に合わないものはあるよなぁ、と思う。
    しかしなるべく見たいとも思わない。
    あらためてそれを感じた。

    最終章に近づくにつれて他の章のことが出てきてよかった。

    0
    2025年01月04日

    Posted by ブクログ

    ご飯もの、喫茶店やカフェで繰り広げられる小説はどれもほっこりじんわり泣けるっていう話が多い気がして(勝手な妄想。)読みたい気分に合うものに出会えてなかったけど、ご飯小説でどことなく不穏な空気が漂うこの小説にはかなり興味をそそられて、結果面白かった。これが現実だよな、と思ったりして。まぁそういうことも

    0
    2024年12月29日

    Posted by ブクログ

    美味しくない食べ物、の話。
    読み進めて行くと、とあるアパートに住む住人たちがそれぞれのエピソードの主人公だった。
    エピソードが、間接的に繋がってた。

    東京のひとり暮らし、ふたり暮らし、など
    日々代わり映えのないルーティーンと、都会の冷たさみたいなのが懐かしかった。

    出てくる料理は確かに惹かれない

    0
    2024年11月26日

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