池田めぐみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
課題への対処の後困難から学ぶ際、教訓を作る前に自分を責めることで困難を思い出すことを回避してしまう「防衛の落とし穴」に触れられているのが特に印象的だった。自分もつい「問題」と「人」を混同して考えがちだが、この二つを混同すると困難を乗り越えた理由がうやむやになってしまいがちなため、困難から教訓を得る上で分けて考えないといけないと思った。
筆者の方が困難にはまると落ち込んでしまうタイプということで、「落ち込まず課題に対処し困難を学びに変え被害を最小化する」というレジリエンスの考え方・サイクルに筆者自身も助けられたのかもしれない。読者として読んでいてそう思うくらい、上からな啓発書ではなく、一個人とし -
Posted by ブクログ
「早く行きたければ一人で行け。遠くへ行きたければみんなで行け。」
アルゴア元副大統領のノーベル平和賞授賞式での有名なスピーチの引用から始まる本書。
この困難と不確実性に満ちた現代でストレスに潰されずに生きていくために必要なものは何か。
その答えとしてチームレジリエンスの重要性を本書は説いている。
サイエンスに基づいたエビデンスと共に、多くのエクスペリエンスに裏付けされた本書の論旨はインテリジェンスに溢れている。
チームのパフォーマンスを高めるには、メンバーがオーディエンスでいてはいけない。
必要なのはメンバーの能動性、主体性を待つペイシェンス。チームの成果はそのシークエンスとして現れる。フェ -
Posted by ブクログ
最近、異動があったため、参考になるかと思いジャケ買い
【ざっと内容】
タイトル通り、チームのレジリエンスをどのように向上させるかを説いた本。レジリエンスとは何か挫折があった時にしっかり復活するだけでなく、元の地点よりも改善されていたり向上するところまで引っ張り上げる力のこと。キャリアの文脈で「レジリエンス」を語られることが多いが、本著はそれをチームのレジリエンスという視点で解説。個人のレジリエンスと何が違うのか、どういう施策がチームレジリエンス向上に有効かを複数の論文や過去事例とともに紹介している。
【こんな人におすすめ】
・チームリーダーに初めて任用された人
【感想】
個人的にレジリエ