海藤文字のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ほとんどブログ記事とメッセージのやり取りだけで一冊が構成されており、2chのスレっぽい印象を受けました。
序盤は「白い男」とは何者なのかという謎が徐々に深まり、先が気になってワクワクしながら読み進めることができました。
ただ、その分、最終章をあまり楽しめなかったというのが正直な感想です。緊迫した状況や電波が悪い描写があるにもかかわらず、登場人物たちが必要以上にメールを打ち続けている様子が不自然に感じられ、どうしても現実味が薄れて物語から気持ちが離れてしまいました。
終盤は展開が急ぎすぎている印象も強く、不自然さが目立ちます。ウジが沸いているような状況の死人の顔を識別できたり、「祖母っぽい -
Posted by ブクログ
☆3.0
映画レビューブログやそのコメント、SNSの投稿、メールのやり取りや新聞記事などの媒体上の文章によって展開される呪い伝染系ホラー。
いわゆる地の文が存在せず、ブログ記事やメールとしての人の語り口調でほぼ進行されるので読みやすくはあるが読み応えはないタイプの作品。
これ系で問題なのが「この状況でそんな文章書く!?」という不自然さ。特に終盤の緊迫した場面はそういった不自然さの連続でどんどん気持ちが冷えていくのは大きな欠点だと思う。
実在する映画のもじりタイトルがちょっとあからさまで滑り気味なギャグ感があるのもなんだか羞恥を煽る。
映像を依代とした事を理解しておきながら大した理由もなくビデ -
Posted by ブクログ
ネタバレ2024/05/20新刊案内で気になった『悪い月が昇る』(海藤文字)。
ホラー小説を読むのは小学生以来ですが、これはそんなに怖くなかったかな(もしかしたら映画『犬鳴村』(清水崇)が怖すぎて、小説にも耐性ができたのかも…?)
お化け的怖さというよりかは、心的ストレスを抱えた人間が起こす思い込み行動の怖さが語られていた印象です。
病んでる人間にアレコレ否定的意見や過度なアドバイスをするのは良くないっていう事の表れを感じたかな…。
でも心の問題は、体にできた傷と違って直すのは難しいだろうな…。
ホラーなのにそういう面で興味深さを覚えた一冊でした。