海藤文字のレビュー一覧

  • ある映画の異変について目撃情報を募ります

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    ネタバレ

    読みやすかった。
    対面しての会話は基本なく、ほとんどがメールやブログで進んでいくもので話の流れが掴みやすかった。恐怖描写も多くはないので苦手な人でも読めそう。

    ただ後半部分で、村に到達してからのメールのやり取りが分量的にそんな早く送れるのか?と思ってちょっと冷めてしまった。

    終わり方は良くも悪くもモキュメンタリーといった感じ。

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    2025年11月24日
  • ある映画の異変について目撃情報を募ります

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    ネタバレ

    民俗学的なお話もあって絡んでいて、面白かった。
    記事やメールなどを集めて書いている形式なので、まあめちゃくちゃ読みやすい。

    ただ、終盤の村に行くところあたりから、メールで大量にやりとりするところが少し白けてしまった感はありました。
    そんないちいち実況メールする?って。
    充電もないとか言いながらかなり続くし。。
    少し緊迫感に欠けて物足りなかった印象です。

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    2025年10月17日
  • ある映画の異変について目撃情報を募ります

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    ネタバレ

    とある映画に映り込んだ不可解な存在に気付いた映画レビュアーが呪いに巻き込まれる。映画に関する情報を募り、呪いの元凶に迫るモキュメンタリー形式の物語。基本的に人物同士の会話は、ブログのコメントやメールの返信という形で描写されている。前半部の、様々な媒体を通じて情報を収集するパートはすんなりと読み進める事ができる一方、終盤の呪いの元凶が巣くう緊迫した状況において、メールで律儀に事細かに状況説明をしているのには違和感を覚えた。過疎地域における祭事の消滅によって、崇拝対象が解放されてしまうという展開は面白く感じた。

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    2025年10月09日
  • ある映画の異変について目撃情報を募ります

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    ネタバレ

    モキュメンタリーホラーもの。
    映画のブログやコメント欄、メールのやり取りなどで物語が進行していく。途中、新聞記事や民俗学の先生のレポートがいいタイミングで差し込まれていていい雰囲気を出している。モキュメンタリーというシステムを上手にホラーに活かしている印象。
    序盤、中盤くらいまでは怖い。不気味で不穏な感じが上手く出ている。シンプルなのも良い。ただ終盤はなんでだろう?全然怖くなかったなあ。メールのやり取りで進行していくからなのか?いまいち緊迫感が伝わらなかった。
    終盤がもっとハマればもっと評価高かったんだけどなあ。中盤くらいまではとても良かっただけに残念。

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    2025年08月25日
  • ある映画の異変について目撃情報を募ります

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    ネタバレ

    映画レビューブログの記事やSNSでのやり取りをベースに話が進んでいくのでさくっと読むことができました!
    内容としては、ありがち。
    きっと実際こんなことが起きたとしたら信じないし映画会社の不謹慎な宣伝プロモーションの一環だと笑ってしまいそう。
    でも実際に巻き込まれた側の恐怖は計り知れないだろうなと思った。
    怪異の正体やそれを解決する儀式のあたりは文言が難しかったしそこから帰ってきた人間の語り口調だからわかりにくかった。
    でもそれがよりいっそう恐怖を掻き立てました。

    映画の第二弾が公開されること、そしてそれを観た人のレビューで終わるというのが面白かった。

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    2025年08月24日
  • 悪い月が昇る

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    ネタバレ

    2024/05/20新刊案内で気になった『悪い月が昇る』(海藤文字)。

    ホラー小説を読むのは小学生以来ですが、これはそんなに怖くなかったかな(もしかしたら映画『犬鳴村』(清水崇)が怖すぎて、小説にも耐性ができたのかも…?)

    お化け的怖さというよりかは、心的ストレスを抱えた人間が起こす思い込み行動の怖さが語られていた印象です。

    病んでる人間にアレコレ否定的意見や過度なアドバイスをするのは良くないっていう事の表れを感じたかな…。

    でも心の問題は、体にできた傷と違って直すのは難しいだろうな…。

    ホラーなのにそういう面で興味深さを覚えた一冊でした。

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    2025年08月23日
  • ある映画の異変について目撃情報を募ります

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    とても読みやすく1日で読めてしまった。
    ホラーなんだけどあまり怖さは感じず。
    話の中でDMのやり取りが頻繁に行われるんだけど、逼迫したシーンでもDMのやりとりは続き…
    そんな状況で送れる?電波大丈夫?とか話とは違うところが気になって仕方がなかった。

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    2025年08月17日
  • ある映画の異変について目撃情報を募ります

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    正直期待していた程じゃなかった。モキュメンタリーなら最後までもう少しリアルであってほしかった。
    本編はブログやメールの文面で進んでいくというモキュメンタリーとしてはありがちな構成。後半は畳み掛けるように怪異オカルト展開に進んでいくがなんとなく"雑"な印象を受ける。どうしても「近畿地方」と比較してしまいあちらの点と点が繋がっていくような面白さを求めてしまった。

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    2025年07月21日
  • ある映画の異変について目撃情報を募ります

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    ネタバレ

     いわゆるモキュメンタリー風のホラー小説。
     モキュメンタリーというジャンル、気がつけば普通に見かけるようになりましたがいつ頃から出てきたんでしょうね。
    『ブレアウィッチ・プロジェクト』の頃は無かった筈…ですが、この手法自体は新しいものではなく、なんならブラム・ストーカーの小説『ドラキュラ』も今風にアレンジすればモキュメンタリーになると…それはさておき。
     
     SNSで存在を知って、なんだか面白そうだと手に取った本書。
     東京と大阪でそれぞれ三日間だけ上映されたミニシアター系のホラー映画、そこには白い影が映り込んでいて…という『謎』からスタートします。
     アイデアとしてはシンプルなモノですかね

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    2025年07月21日