デヴォン・プライスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ著者はきちんと自覚していて、本文にもむろん書いてある。だからこんな書き方はいけないと思うんだけど、「白人で、勉強ができて、アカデミックな世界にいられて、高い水準の給料を得られている」というのは、ASDとか、割り当てに合わない身体のつらさとかを加味しても……なんというか。属性(?)として強いんですよね。だから「『そこ』へ絶対に到達できないひと」にかれが連帯と呼びかけを行うことにモヤっとしてしまう。
必要でだいじだし、現状世界を牛耳っている白人シスヘテロ権威男性に対して立ってくれる、紹介してくれるのはとても素敵なことだし、アドバイスも実際に役にたつ。
けれど、「既に、権威に踏みつけられて息も絶え絶え」な層にとっては、立ちあがろうと、連帯を、かれの立場からいわれることがしんどい。
ヤマトも男性主権・家父長制主義・帝国主義的で、「兵士として国に対し生産的行為を行わないものは不要」という考えのもと、一般のひとまで自己責任論(≒医療モデル)から出ない。自分が擦り切れるまま働かされるのを止められないまま、弱いひとを捌け口にしてしまう。
それに、ネットでちらっと見ただけだけど、政府は社会モデルを歪曲して伝えているフシがある……
ベル・フックスじゃないけど、利益を「搾取差別抑圧している対象に怯えつつも転換ができず享受しつづける」状態がつづくかぎり、抵抗も生存も、アンマスキングもハードがすぎる。 -
Posted by ブクログ
2025/3/27読破
燃え尽き症候群となった自分にはちょうどぴったりな本でした。
自分のキャパシティーと言うコップがいっぱいでないときに、人に分け与えることができないと言うことを最近学びましたが、それに通ずるものを感じました。自分のコップが常に溢れているように、どう行動すべきか?と言うことを本書から学びました。
生産性が悪いタイミングには必ず理由があるため、自分も他人も独善的に見るのではなく、背景をしっかり考えようと思いました。
特に印象に残ったこと
①
他者の過剰な要求に対して、お勧めの方法は3つ。
相手の期待に抗う、相手をがっかりさせてみる、何度でも断る。この3つを行うこと。
他人につけ込んでくる人は口に出して伝えなくても、自分の要求は当然叶えられると考えがち。そのため先回りして動くのをやめて、相手に要求を明言させることが望ましい。
②
誰かが行動せず、ダラダラしている理由がわからない時は、その人を怠惰だと切り捨てがちである。しかしどんな行動にもその人なりの理由がある。それが無意味で自滅的にしか見えなくても、その人の人生の文脈では意味がある。だから、その人が、どうしてその行動しているのか、じっくり考えてみることが必要である。 -
Posted by ブクログ
怠惰のウソに囚われず、自分や人に優しくする姿勢を持つ。
生産性を高めることを刺激される、成功したければ、休むことなく自分磨きに励むことを求められる…こうして自分にも他人にも休むことを許さない姿勢に、本書は「怠惰のウソ」として疑問を呈していく。
様々なデータを用い、働きすぎていることや情報の収集に明け暮れ疲弊することが良くないことを、本書は伝えてくる。アメリカの話が主であるが、日本と悪い意味で同じような発想も蔓延してるなと感じるとともに、人種などの要素も絡んで複雑化の要素を呈してることも伝わってきた。
映画やドラマに関する話など、ちょっと行き過ぎじゃないかと感じる点もあったが、そう感じてる自分も囚われているのかなとも思ってしまった。