しんめいPのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ東洋哲学とは「ラクになる」ためのもの。自分とか、ない。全てが変わっていくこの世界で変わらない「自分」を作ろうとするなんて、苦しいに決まっている。かの世界はすべて「空」、すなわち「フィクション」である。「空」とは「ぜんぶつながっている」縁起の世界。一即多、多即一。不変の「個性」、不変の「性格」、不変の「アイデンティティ」は、ありえない。インドで「空」が生まれ、中国で「道」が生まれた。インド哲学はこの世界から「解脱」するのがゴールで、中国哲学はこの世界を「楽しむ」のがゴール。老荘思想は「ありのままでいい」。道では現実も夢も同じ。視野が広く、上下のレッテルを貼らず、下に高圧的になることもないし上にぎ
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Posted by ブクログ
表紙に“教養として”と書いてあったので、読んでみました。
本当に不思議と心が軽くなります。
それは私がこじらせているからなのか。。
全然知らない世界、考え方が面白くてすらすら読めました。
読み進めている中、東洋哲学って面白い!もっと知りたい!
また違う本読みたいなぁって思っていたところ
最後まで読むと、あとがきに「知識を増やしたい」を目的としたら危険ですよ。と注意が。(笑)
“東洋哲学は、「楽になるため」にあります。”
忘れないメモ
・すべてが変わっていくこの世界で、変わらない「自分」を作ろうとするから苦しい
・この世界はすべて「フィクション」
・ひとつのものに宇宙をみる
・からっぽだ -
Posted by ブクログ
これだけ東洋哲学を平易に分かりやすく書けることに尊敬する。東洋哲学をちょっと分かった気になれた。
私自身、職歴や役職、年収や名声を人と比較して落ち込んで、内省しすぎて自分なんて‥と思いがち。だけど、どうにかよく見せようとプライドが高くなる。きっと文章もそう。ちょっと上手くいき始めたことに自分本位な欲を出し、失敗する。
現代の資本主義社会で疲れた私に、ちょっと新しい世界を教えてもらった。
全てはフィクションだし、ありのままの自分を受け入れて、憧れがあればなりきりっちゃえばいいじゃない!何にでもなれる・できるって信じちゃって妄想しながら、ダメな自分だからこそ助けてもらえばいいじゃない!
…とは