定岡知彦のレビュー一覧

  • ウイルスはそこにいる

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    免疫の観点から人間の歴史を捉えることで、私たちが長い年月をかけてウイルスと向き合い、時に対抗し、時に共存してきた存在であることがよく理解できました。
    また、ウイルスには人体に悪影響を及ぼすものだけでなく、もともと体内に存在しているものもあるなど、その多様性と複雑さに、不思議さと奥深さを感じました。

    さらに、最終章で語られていたワクチンに関する内容も大変印象的でした。コロナ禍においてはワクチンに関する否定的な噂が広がりましたが、それらについての訂正とワクチンについての役割について知識を深めることができ非常に有意義でした。

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    2026年05月04日
  • ウイルスはそこにいる

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    ■ウイルスの大きさは通常は0.1マイクロメートル以下で、多くはナノメートル単位であり、電子顕微鏡でないとその姿を確認できない。一方、細菌は通常、マイクロメートル単位で光学顕微鏡で見ることができる。
     ウイルスは生命の最小単位とされる細胞を持たず、タンパク質の殻と核酸からなる粒子である。ミトコンドリア(エネルギー産生に関わる細胞内小器官)を持たないので、自分でエネルギーを作ることはできない。また、リボソーム(タンパク質合成に関わる細胞内小器官)を持たないので、自分でタンパク質を作ることもできない。
     宿主細胞の中に入り込んで、宿主細胞のタンパク質合成機構、代謝機構やエネルギーを借用してはじめて増

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    2024年08月10日
  • ウイルスはそこにいる

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    ウィルスは病原体としてではなく体内にも遺伝子の中にも存在する。
    コロナウィルスから老化の原因と考えられるウィルス由来の遺伝子までほとんど知っていた事柄をわかりやすくまとめて解説している。
    中学生くらいまではヒトの体を合成できるのではないかと機械論的に想像していた。その後腸内細菌叢などの存在から無理な話だと理解していたが、細菌どころかウィルスまで関連しており生命の複雑さを改めて実感した。
    ウィルスが進化して細菌になったのか、知りたいところだ。

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    2024年06月24日
  • ウイルスはそこにいる

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    ウイルスは常に悪者とは限らない。それどころか人のゲノムにはウイルスが組み込まれているのだとか。
    宿主がいないと増殖できないけど、コピーと変異を特色とするウイルスって実は進化を支えてきたんだろうね。

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    2024年07月25日