白石ゆかのレビュー一覧
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令和4年の課題図書、小学校高学年向け…なんかな…?
大人の言うことがわかるというかそちら寄りの意見ではあるけれど、子どもの感情も強烈に理解ができて心を揺さぶられた。
じきに親しい人が死んでしまうこと、それを受け入れられない気持ち、相手を尊重すること、自分の中での折り合いをつけること、そういう話だった。子どもの頃にこれを読んでいて、果たして受け入れられただろうか…と思いを馳せた。
Even if I knew that tomorrow the world would go to pieces, I would still plant my apple tree. -
Posted by ブクログ
読み終わったら、うれしいような、悲しいような気持ちになった。
おじいちゃんが、いろいろな人と会って楽しく過ごせたことは、うれしい。死んじゃったのは、悲しい。
ぼくのおじいちゃんが、がんになってちりょうをしないって言ったら、なんとしてでもしてもらいたいと思う。みずほみたいに、おじいちゃんがやりたくないならって最後は納得できるのかな。
ぼくも、みずほみたいにおじいちゃんと仲がいい。みずほが、おじいちゃんのお庭づくりを引きついだみたいに、ぼくもおじいちゃんのお庭をひきつぐのかもしれない。みずほのピースが印象に残った。
明日地球がめつぼうするとしたら、ぼくは、家族と楽しく過ごす。いつも通り。学校は休ん -
Posted by ブクログ
第68回青少年読書感想文 高学年の課題図書です。
小学生のみずほと闘病生活を送るおじいちゃんとのお話。家族の何気ない毎日がゆったりと書かれていて、ほのぼのします。そんな中で、おじいちゃんが病気であることが分かっていきます。延命を選ぶか、今ある生活をしながら自分らしく生きるかを考えさせられる場面があります。
私もおじいちゃんと同様に、今ある当たり前の生活に幸せを感じながら、生きていきたいなと思いました。
みずほが、おじいちゃんとの病気と向き合う中で生きることの考え方、行動が変わっていくのが分かります。小学校高学年になれば、命と向き合って、自分の中で解釈もできるようになります。だから、この作品に -
Posted by ブクログ
みずほは5年生。2階におとうさん、お母さん、お兄ちゃんとみずほが、1階におじいちゃん、おばあちゃんがすむ2世帯住宅に暮らしている。物語は土曜の夏休み、6人で一緒月1回している夕食から始まる。その席ておばあちゃん呟いた「こうしてみんな元気て、おいしくなんでも食べられたら、それがいちばん、ずっーとつづいてくれるといいけど」みずほはその言葉が気になった。
それから、おじいちゃんは前より散歩に行かなくなったこと、一緒の夕食はあんまり食べなかったことが話題に。
みずほは何となくおじいちゃんの異変に気がつきお母さんに聞くと、おじいちゃんが5年前に患った大腸ガンが肺に転移しておることを教えて貰う。
おじい