鈴木二郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
勤め先の倒産で失業の憂き目にあった広告デザイナーが、ひょんなことからコピーライターと会社を設立することに!?
熱意と才能が道を切り拓くお仕事小説。
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軽く読めてそれなりにおもしろかったのですが、長編小説の第1章だけで終わってしまったような物足りなさが強い作品でした。
まず、登場人物がアッサリしすぎています。
天津が才能豊かというのはまあいいでしょう。必要なキャラです。事務処理能力に優れた長谷川という存在も ( 端から控えていた設定はどうかと思いますが ) まあよしとしましょう。
けれど、2人を傑物として設定したのなら、それにふさわしい見せ場をもう少し用意するべきだと思います。だから主人公を支える役回りなのに2人とも影が薄くなっているように感じます。
そして何より問題なのは主人公の遠山です。
天津の下での活躍は見事だけれど、アドプラ時代にはその片鱗も見せていないようですし、アドプラ倒産後の就活をしくじっていることから、才気を感じさせるところがなかったことも想像に難くありません。
天津の的確な示唆があったにせよ、急に大手の伝信堂を上回るデザインパンフを製作できるようになるとは思えないのです。
主人公の成長物語にしては安易過ぎますし、突如として才能が目覚めるという物語が用意されているわけでもありませんでした。そこのところに払拭できない違和感が残ります。
伝信堂との出来レースを画策する、悪役としての KAKITAの担当部長たちのあまりの淡白さも含め、人物設定にもうひと工夫欲しかったと思いました。 -
Posted by ブクログ
うん、こういうお話は大好き!
どちらかというと読書の目的は現実逃避なので
せめて物語の中では困難がクリアされて
最後はハッピーになって欲しいわけですよ。
ありえなくていいじゃないですか。
だって読んでて楽しかったですもん♪
まだ新入社員なのに会社が倒産しちゃって
なんとか見つけた求人を頼ったら
不思議なキャラの青年が
ひとりでやっている広告代理店で。
そこから仕事のおもしろさや苦労
大きな会社への対抗意識とか
共に働く人たちとの関係性の変化を盛り込みつつ
ビックプロジェクトへの挑戦という
目標に向かって話が進みます。
途中に起業に関するプチ情報もあって
興味深かったです〜。 -
Posted by ブクログ
広告制作会社でデザイナーとして働いていた遠山。しかし、突然倒産の報告を受け、明日から無職。転職活動をしようにも不採用ばかり。そんな時、ふと見たデザイナー募集広告に着目し、即応募。しかし、そこは法人化されていない個人事務所だった。
よくデキたストーリーでしたが、その中で垣間見る仕事の面白さや熱意が込められていました。どんな逆境にもプラスに考えて、試行錯誤していく姿には、読み手側にも働く意欲が湧きましたし、楽しさも伝わりました。
自分では無理と思っていることが、もしかしたら成功するかもしれません。もちろん失敗するかもしれませんが、やってみないとわかりません。その一歩が欲しい時には、自分自身だけで考えるだけでなく、「他人」を巻き込むことも大切かなと思いました。
自分だけだと、でも…とか決断の後にはネガティブなことがいつも付いてしまいますが、「他人」がいるからこそ、なんとかなれるのでは?というちょっとした期待が上乗せされるので、決断力も柔軟になれるのかなと思いました。
大手と対決することは無理、フリーランスだと収入が・・・といった不安を述べるよりも、それに対抗するには何が必要なのか。違った視点を持てばいいのか、吟味してやっぱり諦めるのか。
といった考えの経過をまず持つことが大切であると感じました。
なかなかこの時世、希望通りの職に就くことは難しいですが、この状況だからこそ挑戦できることもあるかと思います。
色々なことをやってみよう!と爽やかに感じさせてくれた作品でした。