コナミデジタルエンタテインメントのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレPS5の原作は全エンディング回収済みです。
このノベライズは探索や収集、謎解きは大幅に省略されていて、物語だけに集中できるテンポの良さがかなり気持ちいい。
周回してて面倒だったステージもさくさくと進んでくれてかなり快適でした。
特に咲子・凛子・修を殺してまわるステージは、ゲームでは正直なかなかの苦行でしたが、このノベライズでは各々の視点で描くことで大胆なまでに削りつつ、心理描写まで加わっていてすごく感心しました。
一方、描写が簡潔になっているぶん、未プレイ勢の方は世界観や背景を追えてるのか気になったので、未プレイの方の感想もぜひ見てみたいと思いました! -
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Posted by ブクログ
ネタバレとても話題のゲームで気になっていたけど、私はPS5持っていないので、こちらを読んだ。あらかじめ序盤やエンディングなどの動画を見た。
概ねゲーム通りの印象を受ける。これって、つまらないように聞こえるけど、地の文でゲームの情景や不気味な雰囲気を出せているということだから凄い。
文章も読みやすい。
もっと細かく手紙を拾う、とか絵馬を集めるとかのゲーム要素は割愛。ゲームプレイしてね、ということかな。
この本では、雛子と深水雛子のシーンが交互に来たりして、全く違う場所?でも主人公の記憶は繋がっている?と混乱する造りが面白い。
女性のジェンダーに苦しむ姿を極端に描いた感じ。
数種類あるエンディングもうまく -
Posted by ブクログ
サイレントヒルfプレイ済の人に向けたノベライズという感じで、ゲームの映像では分かりにくいところを補完してくれている。
一方で風景の描写はあまり詳しくはないので、プレイしたことがない人には分かりにくいかもしれない。
本書はゲーム本編の「静寂なる 戎ヶ丘」エンドのストーリーがコンパクトに分かりやすくまとまっている。文章は中編小説くらいの長さ。
本編は雛子視点の一人称で進み、一部他の登場人物視点の話も挟まる。
ゲームをプレイしていてストーリーが分かりにくいと思った方や、登場人物の心情の補完を期待している方にならおすすめ。
ゲームストーリーと比較した追加要素は子狐と出会った回想シーンの詳細と各 -
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Posted by ブクログ
サイコロジカルホラーゲーム、「サイレントヒル」シリーズ。本書は、舞台が日本に移され、これまでとは違う和風ホラーとして作り上げられた、2025年に発売されたシリーズ最新作、『サイレントヒルf』のノベライズ版。原作ゲームは、「ひぐらしのなく頃に」でお馴染みの竜騎士07がシナリオを担当したが、本ノベライズは黒史郎が執筆している。
内容は、マルチエンドの要素を一本にまとめるために再構成はされているが、概ね本編に忠実なノベライズとなっており、原作ゲームをプレイした人にはゲーム本編を追体験出来る一冊となっている。ゲームプレイ中は戦闘や謎解きに頭を使い、また、ほとんど映像に意識が向いてしまい見落としていた -
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