遠藤かたるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ物語を読み進めるうち、まず強く印象に残るのはそのテンポの良さだ。場面転換や出来事の積み重ねが過不足なく配置され、息をつく間もなくページをめくらされる感覚がある。軽快でありながら軽薄ではなく、むしろ読者を物語の核心へと確実に引きずり込んでいく推進力として機能している点が見事だ。
そのスピード感の中で描かれる地下アイドルの実態は、決して表層的なゴシップに留まらない。ステージ上の「推される存在」と、舞台を降りた後に背負わされる過酷な現実。その落差が、静かに、しかし確実に心に重く沈んでくる。夢や憧れを商品として消費されながら、それでも誰かに必要とされたいと願う姿は、地下アイドルという枠を超えて、現代 -
Posted by ブクログ
会話が多くてテンポ早くて読みやすかった。
イズミは最初こそふわふわしててちょっとイラつかせる感じだったけど覚悟を決めてからかっこいい。テルマにもズバズバ言うし。
テルマは関西って感じがして全部口から出ちゃうけど人情味と夢があっていい。
ルイはとにかくかっこいい。惰性で生きてたけど覚悟があってしっかり友達を見つけて幸せそうで。
ハッピーエンドなのかな?
海外逃亡してたらいいけどなと思ったけど最後らへんで獄中アイドルとか〜みたいに書いててそこも想像させないというか悪いことじゃないというか、とにかく3人の絆あればなんでもいいみたいな感じがとても良かった。
おもしろかった! -
Posted by ブクログ
テンポの良い物語で、あっという間に読めてしまう。主人公は3人、と言っても間違いではないであろう、その3人が魅力的。
彼女たちの名前から、「テルマ&ルィーズ」のオマージュ?と、ちらりとよぎったのですが、ホントにそうだったようです。
絶望感いっぱいの出来事を経験しながら、なんとかしてこの二人との関係を続けて行きたい、と一生懸命になるルイが素敵。だからこちらも応援したくなる。
どんでん返しとまでは言えないけれど、ラスト近くで判明する、真の黒幕と、土井さんの見え方がこれまた魅力的。
あくまでルイの目線を通して描かれているのですが、その心理的描写が独りよがりなものではなく、冷静に、ときに客観的に落ち着い -
Posted by ブクログ
ネタバレ「このミステリーはすごい」の文庫グランプリを受賞した作品。
泣かず飛ばずのアイドル「ベイビー★スターライト」のメンバーの一人が会社の社長を殺害してしまい、その死体を隠す...という物語。
コンパクトにまとまりながらも、濃いストーリーとサクサクと進む展開裏切りに次ぐ裏切りで映画を見ているかのような感覚でした。
倒叙形式で進み、いつバレるのだろうか、バレた後はどうなるのだろうかというスリル満点でとても面白かったです。最後の描写はハッピーエンド?に落ち着きつつもバッドエンドやビターエンドを想起させるような描写で続きがあれば読みたくなりました。
この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティ -
Posted by ブクログ
ネタバレ最近クローズドサークル多めだったので他のミステリーを読みたいと思ったのと、
推しの殺人というタイトルと松井咲子のコメントに惹かれて読んでみた。
導入部分では少し暗めな展開で芸能界の闇の部分を見せつつ、社長とアイドルが付き合っていてさらに暴力という闇、からの社長の殺害と闇のオンパレード。芸能界ってこうなんだろうなってみんなが思ってることが表現されている感じ。
そのからの展開は読みやすく、スピード感もあり、どんどん追い込まれてく3人がなんとか解決していくが、どれもそこまで驚くような解決策はない印象。
最後の黒幕も、怪しいのはかなり予想通りだし、頭のおかしいキャラの表現は面白く、かなりサイコなイメ -
匿名
購入済み思ってもない展開に驚きました。3人の人生、上がったと思ったらすぐに落ちていったり。必死の姿に心惹かれました。何があっても仲間で助けあってる。お互い思い合う最高の仲間ですね。