竹之内悦子のレビュー一覧

  • ブラックアウト 下

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    ハリウッド映画になりそうな話。翻訳という事もあって客観的状況以外に文章から伝わってくる事が少なく、長いので読み疲れした。
    映画で2時間で見て終わりたい。

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    2013年10月20日
  • ブラックアウト 下

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    本書は、2011年3月11日以降の日本で起こったフクシマの事実を踏まえ、テロによるブラックアウト(大規模停電)の恐怖を描き出した佳作である。我々にあまり馴染みのない銃を使わないテロは、静かに始まり、テロとは気づかないまま広域に我々の生活を蝕んでいく。犯人グループは、スマートメーターへのハッキングによる送電網の不安定化、復旧をはかるべく再立ち上げを行なう発電所の管理システムに潜ませた巧妙なトリックで発電所の動きを止めてしまう。その一方で、インフラである送電網の要に位置する変電所と送電線破壊行為を別動隊におこさせる。用意周到に準備され次々と繰り出す電気テロに長期化する停電、停電による給水の停止、止

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    2013年09月28日
  • ブラックアウト 上

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    スマートシティー、スマートグリッドなど環境対応型の新都市構想が産官あげて隆盛な今日、新たな近未来社会のリスクを本小説が提言していると言っても過言ではない。先述のスマートシティーのコンセプトは、各家庭、各事業所の電力の使用状況を双方向型の電力メーターにより管理する事により総使用電力に対して効率よく発電を企図するものである。欧州では国家を越えて送電網が張り巡らされているのでその及ぶ範囲は、ほぼ欧州全土という広大なスケールとなっており、その範囲が広域に及べば及ぶほど何かの拍子にまるでドミノが倒れるがごとく、電力の供給が止まる可能性は高まっていく。

    小説冒頭は、ニューヨーク大停電を彷彿させる欧州大停

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    2013年09月16日
  • ブラックアウト 下

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     マルク・エルズベルグ「ブラックアウト」上・下(角川書店 2012)は、ヨーロッパ規模で起こった停電を舞台に重苦しいストーリーが展開する。ドイツ発、衝撃のリアリティで迫ってくるサスペンス巨編だ。原発のメルトダウンなど、身近な事故を背景に繰り広げられる人間の生きざまは空恐ろしくさえある。上下巻の文庫版だけど、スピード感にも溢れているので、一気に読破できる爽快感もあり。

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    2013年07月10日
  • ブラックアウト 上

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     マルク・エルズベルグ「ブラックアウト」上・下(角川書店 2012)は、ヨーロッパ規模で起こった停電を舞台に重苦しいストーリーが展開する。ドイツ発、衝撃のリアリティで迫ってくるサスペンス巨編だ。原発のメルトダウンなど、身近な事故を背景に繰り広げられる人間の生きざまは空恐ろしくさえある。上下巻の文庫版だけど、スピード感にも溢れているので、一気に読破できる爽快感もあり。

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    2013年07月10日
  • ブラックアウト 下

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     「ブラックアウト」とは停電の意味。イタリアから始まった大停電。当初は単なる事故ではと,すぐに復旧するものと考えていたが,停電の地域が拡大しヨーロッパ全域に。そんな中,元ハッカーのイタリア人がふとしたきっかけからこの停電が事故ではなく,不正なプログラムによって起こされたものだと知る・・・

     当然,ラストでは事件も解決し電気が復旧となるのですが,復旧したからといってすぐに元通りの生活に戻ることができるわけではないのですね。例えば,水道にしても長期間上水道管に水が通っていないと,細菌等が発生しているため,清掃後でないと使用することができない等・・
     普通に生活ができるというのは素晴らしいことだと

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    2013年06月03日
  • ブラックアウト 上

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    スマートグリッドがテロ攻撃にさらされたら……?ヨーロッパ大停電パニック。原子力発電所にも異常が起こり、メルトダウンするくだりは大震災の記憶を呼び起こす起こす。後半は少し展開がだれるが、下巻に入って一気に物語が進む。面白かった。

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    2013年04月13日
  • ブラックアウト 上

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    201302/登場人物の多さと頻繁な場面転換で前半ややこしかったけど、話が流れ出してからはスルスルと。それにしてもこういう非常時でもLOVEい展開挟まるのは海外モノらしいな(笑)

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    2013年03月25日
  • ブラックアウト 下

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    リアリティがあって、読み応えアリ。
    時々出てくるFUKUSHIMAという言葉が、停電や原発事故をより身近に感じさせる。
    何もかもコンピューターに制御させるって、こんなに脆いんだと怖くなった。

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    2013年02月27日
  • ブラックアウト 下

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    突然ヨーロッパ全域がブラックアウト(停電)となった!ヨーロッパ中にパニックが広がるなか、停電の謎のヒントをつかみ、捜査に協力する主人公・マンツァーノが、逆にこの災害の首謀者と疑われ、身柄を拘束されてしまう。逃げ出したマンツァーノはカメラマンのシャノンと一緒に、混乱のヨーロッパを逃げ回り、事件の真相に迫る・・・。本文中に「日本でおこった地震後の原子力発電所からの放射能被害」という言葉があった。ライフラインの停止した不自由な暮しの描写など、東日本大震災を思わせるものも多かった。あとがきにも、はっきりと書かれており、あの大震災が世界の人々にも、大きな衝撃を与えたことが良くわかった。特に水道についての

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    2017年11月09日
  • ブラックアウト 上

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    ブラックアウトとは、「停電」のこと。電力送電線の異常により、イタリアとスウェーデンで突然大停電が発生する。その余波のように、大停電はまたたくまに冬のヨーロッパ全域へと拡大する。交通機関をはじめ、衣食住のすべてを家電に頼っている現代です。社会インフラはマヒし、町では食品の奪い合いや暴動が発生。やがてイタリア人のピエーロ・マンツァーノは、この事態が人為的にひきおこされたものだと気がつく。停電をモチーフにしたパニック小説だったが、停電に右往左往する町の人々の様子は、買いだめや暖房の用意、水の汲み置き、懐中電灯の用意など、3.11の後の計画停電の騒動も思い出した。いざ大停電になったときの心構えや準備な

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    2017年11月09日
  • ブラックアウト 下

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    ドイツ版 真山仁!ザ・ジャーナリストなところも一緒。シミュレーションは精緻でリアル。ほんとよくできてたなー。それ系好きな人にはオススメ。
    日本の危機に着想を得たことは明らかで、あの出来事が世界のマスコミにどう映ったかを、垣間見た気がする。

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    2013年01月13日
  • ブラックアウト 上

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    感想は下巻に譲るとして、

    ミレニアムに続き、非英語圏の作品が売れているのは素晴らしいこと

    『フクシマ』が、いかなる衝撃をもって世界に受け止められたかが窺える点で興味深い。

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    2013年01月12日
  • ブラックアウト 下

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    登場人物が多数な上、視点がコロコロ変わるので、やや混乱するが。
    世界を壊滅させるって、案外簡単なんだな。フィクションだが、当然現実にできる話だろう。そこが怖い。

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    2012年11月16日
  • ブラックアウト 上

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    登場人物がとにかく多くて、最初は全然集中出来なかった。

    上巻を読み終わって、やっと集中できる形に。

    原発の深刻な事故など、東日本大震災がかなり影響してるなぁ…という印象。

    でも、やっぱり『チェルノブイリやフクシマのように…』ていう文を見ると、ショックだった。

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    2012年10月28日
  • ブラックアウト 下

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    上では登場人物が多く何が何だかわからなかったが、私の脳内で下巻にきてやっと人物が整理された。最近の展開の早い小説に慣れてしまったのでテンポが遅いなあと思った。

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    2012年09月16日
  • ブラックアウト 下

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    テロリストによる全欧停電の小説。展開は面白いけど、長くて間延びして疲れた。停電の被災例をばっさり抜かして映画化すれば面白いとおもう。

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    2012年09月08日
  • ブラックアウト 上

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    多くの登場人物がヨーロッパ各地で停電に遭遇する。何らかの組織の仕業。スリリングだが、中だるみ。読むの止めようかな。

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    2012年09月01日
  • ブラックアウト 上

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    サイバーテロによりヨーロッパ全土が停電するという話。長期的な停電が社会に及ぼす影響が丹念に描かれる。かなり深刻な内容で興味深いですが下巻になかなか手が伸びない(^_^;)

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    2012年08月28日
  • ブラックアウト 上

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    事件の始まりから、事件が深刻化し始めるあたりまで。
    起承転結で言うと、2つ目の『承』のあたりかな。

    3.11以降に書かれているので、物語の端々に、
    “フクシマ”の言葉が出てきます。
    そして、この物語も、フクシマの事故をなぞるかのように、
    停電を発端として、原発の事故が深刻化していきます。

    しかし、この本で描かれているのは、原発事故だけではありません。
    停電を発端として、エネルギー供給、食料供給、医療などなど、
    市民生活の様々な所に出る影響が描かれています。
    中々、怖い物語です。

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    2012年08月25日