ホルスト・レムケのレビュー一覧

  • ぼくが子どもだったころ
    読後感の重いものを読むのが好きなので、好みの本の中で、読み終わって幸せな気持ちになる本はあまりないのだが、児童文学の名作は、読むと幸せを感じることがある。それは単に明るく軽々とした気持ちではなく、不幸やアクシデントが人生には必ずあるが、幸せに生きることは不可能ではないという思いが満ちるといった感じ。...続きを読む
  • ぼくが子どもだったころ
    存在は知っていたものの未読だった本で、新訳を機に初めて読みました。ケストナーらしい、優しく、たまに鋭く斬り込む文章で、まるで物語を読むのと変わりなく楽しみましたが、奥に秘められた故郷や家族親族への大きな想い、時代に対する深い慈しみと怒りのような、生身の感情が溢れていて、小説とはまた違ったケストナーの...続きを読む
  • ぼくが子どもだったころ
    ケストナーらしさがギュッと詰まったような自伝。まえがきにもあるように、子どもにも、子どもではない人にもおすすめ。第11章は、かつて子どもだった私と、いま母親である私の両方に深く刺さるものだった。
  • ぼくが子どもだったころ
    文章がキャッチーで面白かった〜ケストナーの少年時代の日記を覗いているような感覚になった。ドレスデンは戦後復興して昔の美しい姿に戻ってるのかな?今年旅行で行く予定なの!楽しみ!