ホルスト・レムケのレビュー一覧

  • ぼくが子どもだったころ

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    名作だな。これは手元に置いてときどき開いては笑ったり唇を噛んだりするべき本だ。百年の孤独と似たようなところすらある。子どもの本にしておくだけではもったいないよ。買おうかしら。

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    2025年04月26日
  • ぼくが子どもだったころ

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    読後感の重いものを読むのが好きなので、好みの本の中で、読み終わって幸せな気持ちになる本はあまりないのだが、児童文学の名作は、読むと幸せを感じることがある。それは単に明るく軽々とした気持ちではなく、不幸やアクシデントが人生には必ずあるが、幸せに生きることは不可能ではないという思いが満ちるといった感じ。そしてその中でも特に切ない幸福感を感じられるのがケストナーの作品である。
    そのケストナーのその人となりがどのように形成されていったかがわかるのがこの本である。
    ケストナー自身が、祖先から始まって、第一次世界大戦までの自分自身のことを書いた、前半生の自伝である。
    子どもにも読めるように書かれているが、

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    2023年11月25日
  • ぼくが子どもだったころ

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    存在は知っていたものの未読だった本で、新訳を機に初めて読みました。ケストナーらしい、優しく、たまに鋭く斬り込む文章で、まるで物語を読むのと変わりなく楽しみましたが、奥に秘められた故郷や家族親族への大きな想い、時代に対する深い慈しみと怒りのような、生身の感情が溢れていて、小説とはまた違ったケストナーの言葉を感じました。
    タイトル通り、少年時代の終わりと共に終わっていて、あくまでも子どもの目線で見たままの世界がそこにあり、苦しさよりも、生き生きとした少年の日常の印象が強く、戦争の気配はまだないですが、ケストナーが生きた時代をより深く知るなら、この後、終戦日記を読むと、理解が深まるのかなと思っていま

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    2023年11月02日
  • ぼくが子どもだったころ

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    ケストナーらしさがギュッと詰まったような自伝。まえがきにもあるように、子どもにも、子どもではない人にもおすすめ。第11章は、かつて子どもだった私と、いま母親である私の両方に深く刺さるものだった。

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    2023年09月18日
  • ぼくが子どもだったころ

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    ネタバレ

    洒落たまえがきにはじまり、
    職人技のような流麗たる筆で語り尽くすラスト、そしてまた飄々としたあとがきで終わる なんともケストナーさんな1冊でした。

    ご両親の生まれから 出会い ドレスデンのかつての美しさ。
    ケストナーが生まれてからは まるでエーミールと探偵そのままで、下宿人の先生のことなんて懐かしいとさえ感じてしまいました。

    でもやっぱりお母さま。
    それはそれはやり手なお母さんですが
    しっかりと悩みを抱えていました。

    クリスマスの贈り物を父と母それぞれが競うように用意していたのを感じ取ってしまう繊細な少年ケストナーには、
    何度も母を探し歩く不安な日々がありました。橋の上で川の流れを見つめ

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    2025年01月03日
  • ぼくが子どもだったころ

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    「2人のロッテ」しか読んでない私がこれ読んで楽しめるかな?思ったけど、めちゃ楽しめました。
    作家の自伝好きだからなぁ。

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    2024年10月03日
  • ぼくが子どもだったころ

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    文章がキャッチーで面白かった〜ケストナーの少年時代の日記を覗いているような感覚になった。ドレスデンは戦後復興して昔の美しい姿に戻ってるのかな?今年旅行で行く予定なの!楽しみ!

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    2024年05月04日