上阪欣史のレビュー一覧

  • 日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか

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    名著でした。最近の日鉄がなぜこんなにイケイケなのか、よくわかりました。こういうリーダーシップが欲しい。

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    2025年10月05日
  • 日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか

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    橋本英二という偉大な男が、日本製鉄を再生させる過程を知ることができる。

    「利益を最大化する方法を常に考え抜き、決めたことはやり切る」姿勢を、入社当時から一貫。強い日本の復活のために、尽力する姿勢がひたすらカッコいいです。

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    2025年10月02日
  • 日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか

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    アメリカの鉄鋼大手USスチール買収で度々話題に上る日本製鉄。
    八幡製鉄所を源流に持ち、日本の製造業を屋台骨で支えてきた企業だが、その巨大さゆえに意思決定と変化に時間がかかり、2020年前後には主力の鉄鋼事業で2期連続の赤字となる。
    橋本社長のもと抜本的な改革を進め、高収益体質に生まれ変わりつつある日本製鉄の改革の裏側が、綿密な取材を基に綴られている。
    冒頭に鉄鋼の加工工程や業界の簡単な解説があり、その読後は鉄鋼業界に馴染みのない私でも、明らかに読みやすくなった。

    変革にあたっては大きく3点がポイントとなった。
    1点目はいきすぎた顧客至上主義のもとで、適切な価格設定ができていないという点を改善

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    2025年04月08日
  • 日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか

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    USスチール買収騒動でメディアを賑わす日本製鉄。アメリカ政府との徹底抗戦の姿勢は素晴らしいと思ったが、このまま両政府首脳会談の結果で微妙な感じに終わるのか。個人的には、秘策があるはずだと思っている。そして、その確信は本書を読んで強まる。何かと応援したくなるが、そう思うなら、既に本書や会社の術中にハマっているのかも知れない。こういう本や取り組みはリクルートにも良いだろう。貰い火による、正統派炎上商法とも言える。

    ミスミをV字回復させた三枝匡に影響を受けたのだという。同様に日本製鉄をV字回復させた社長橋本英二の取り上げ方は、さぞかし名誉なことだろう。社長だけではなく他の社員、スタートアップを立ち

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    2025年02月13日
  • 日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか

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    会社を変えるのはトップのリーダーシップであり、民主的な意思決定ではなく、型破りでスピード重視の行動。
    重厚長大なレガシー企業に身を置いているが、自社ではとても実現できないだろうと感じた。

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    2025年01月11日
  • 日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか

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    大企業で、人の心を動かすのが難しい、変革が難しいなか、パワフルに社長が物事を変えていく。結果がうまくいくかどうかは分からないなか、ハラハラだったけど、その選択肢を取らねば会社が駄目になるよりは、という決意。自分の仕事はそのようなことに全くおよばぬが、気持ちは心に入れておく。

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    2024年06月15日
  • 日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか

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    素材メーカーに従事する自身の立場から、橋本社長にスポットをあてた最終章が印象深い。KPIの着眼点にハッとさせられた。

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    2024年05月02日
  • 日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか

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    ・使命感、責任感、優れた説得力を持ち、具体的な行動に移せるリーダー
    ・論理と数字が全て
    ・集中治療室(特に収益体質が脆弱な拠点)
    →課題と打ち手を細部にわたって幹部と共有し、甘えを許さずに実行を促す。現場からも意見を吸い上げて拠点ごとのマネジメントに反映して
    ・国内自動車メーカーとの理不尽な値決めの慣習を破る
    ♯あるべき論に立ち返る。橋下さんは海外にいたから、正しい姿を体感していて、だから実践もできる。
    ♯私は何か見落としてないだろうか、やるべきことをちゃんとやろう。

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    2024年04月08日
  • 日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか

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    M&Aを含む企業変革の中で、一種の大企業病に侵された企業を再興する非常に興味深いノンフィクションストーリー。

    ・資産圧縮、リストラを含むコスト改善
    ・大得意先にも怯まぬ値上げ交渉
    ・改善により生まれた資金による更なる成長投資

    同じ製造業で働く身として、非常に参考になる、勉強になる内容であった。

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    2024年03月31日
  • 日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか

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    かっての日本の「戦艦大和」とも言うべき「新日鉄」が海底から再生復活した。
    そんな驚きとインパクトのある「日本製鉄の転生」は1990年から続く閉塞日本再生の狼煙!
    要点は①国内スリム化の断行②グローバル進出と買収の加速を迅速かつ大胆に!
    2024/03/21 「日本製鉄の転生」☆ 秀逸だが「日立の壁」が上
    橋本英二社長 一橋大学卒で反骨精神から海外事業の亜流へ
    だからこそ会社の危機にしがらみを断った「スクラップ&ビルド」革命
    三枝匡氏を経営の師として仰ぐ 一橋祭委員長 熊本人吉高校
    やはり危機時のTOPに人を得られるか
    Harvard大学院留学と海外事業・ブラジル勤務経験のキャリア
    1.橋本革命

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    2024年03月21日
  • 日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか

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    「鉄の巨人」と称される日本最大の鉄鋼メーカー。従来は、伝統的な日本の会社として堅実な経営方針を取っていた。しかし、日本経済の停滞とともに業績悪化に見舞われることになる。そこで、新社長になった橋本氏を筆頭に会社改革に舵を切る。最近は米首位の鉄鋼メーカー、USスチールの買収など積極的かつ大胆な経営が行われているその裏側を追ったのが本書である。鉄鋼業界のトレンドや日本製鉄社員の様々な思いなどが綴られた大作となっている。

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    2024年03月04日
  • 日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか

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    良書。著者のものづくりへのリスペクトが底流に感じられる。危機に直面した大企業がトップのリーダーシップで再生するという点で日立製作所に似た印象を受けた。
    日立の川村隆元会長の著書『ザ・ラストマン』も併せて読むことをおすすめします!

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    2024年02月12日
  • 日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか

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    USスチールの買収でその手腕が注目される日本製鉄だが、その前段の収益改善に関する取材をまとめたノート。単なる事実の羅列ではなく、新聞記者ならではの経営者への深い食い込みが本書の魅力だ。

    特に印象的なのは、コロナ禍という逆風の中で、日本製鉄の橋本英二社長が顧客との価格交渉に粘り強く臨んだ舞台裏の描写だ。かつて「公的なインフラ」としての役割も期待された鉄鋼メーカーが、いかにして「収益を最優先する企業」へと変貌を遂げたのか、そのトップダウンでの強力なリーダーシップと覚悟が、臨場感をもって伝わってくる。

    コスト削減のために高炉の休止・整理という、苦渋の決断を下すに至った社内の葛藤や議論の様子も克明

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    2025年08月14日
  • 日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか

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    US スティールの買収に絡んで、米国大統領を訴えた男、橋本英二氏。異端な人とされているが、立派な経営者だと思った。一時的な感情に過ぎないが、日本製鉄で働きたくなった。

    日本製鉄は、社内に「物事を慎重に進め、あらゆる局面で社内調和を重んじるカルチャーがある」(p.89)という点で、典型的なJTC(Japanese Traditional Company)と言える。そんな中にあって、異端児と目された橋本英二社長だからこそ、経営の改革を実行し、攻めの経営を実践できたのだと思う。釜石製鉄所勤務時代には、「人は現状に安住して変化を嫌うということを身に染みて感じた」そうである。まさにJTCの典型である。

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    2025年08月03日
  • 日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか

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    JTC代表のような会社の復活劇、現在USスチール買収で急に海外の会社を取り込もうとしているように見えていたが、様々な海外の会社の取り込みを順次やってきたから今があることが分かった。国内だけでは成長出来ず、世界規模でポートフォリオしないと生き残っていけないこと、また強烈なリーダーシップが必要なこと、JCTも変革していることを学ぶことが出来た。

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    2025年06月11日
  • 日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか

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    日本製鉄という大企業のヒストリー、世界から注目されるUSスチール買収。
    日鉄側のインタビューに基づくものなので、俯瞰して読むようにしましたが、徹底した取材により日鉄の内部を覗き見しているように入り込め、買収成功を願わずにはいられなくなります。

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    2025年04月05日
  • 日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか

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    思っていたよりもさらにスゴかった
    改革が実を結びそれが賃金として
    跳ね返ってくるとか最高だよなと思う
    改めて人の大事さと共に全員が全員
    そうではないと気づかせてくれる

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    2024年12月03日
  • 日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか

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    リーダーとはどうあるべきかを学べた。鉄は国家なりという言葉があるが、全くその通りでありそれを支えているのが日本製鉄。様々な取り組みにおける規模感においては相当な覚悟がなければできないと思った。行動で人を動かすリーダーであった。

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    2024年08月15日
  • 日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか

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    なかなかに面白かった。
    こういうビジネスに関わる本は読んできてなかったので余計に良かった!
    日本製鉄の再生の物語。
    正直言って、まだこんな会社が日本にはあるんだって思った。
    決断、戦略、根気、忍耐。
    かっこよすぎる部分はあるものの面白い。最後はやり切る力。

    国内の需要を整えるだけでなく、海外に製造から加工までできる拠点作る積極性。
    事務系から現場の人間まで活躍している人物が多岐にわたっている点も素晴らしい。

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    2024年07月09日
  • 日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか

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    ■「転生」とは生まれ変わること。典型的な重厚長大産業が、生まれ変わるほどの社内変革を遂げた。
    ■それを指揮した橋本英二社長の決断の物語。彼の決断を支える人たち。
    ■記者が同社の様々な人にインタビューして話をつなぎ合わせて、見えてきたもの。
    ■どのように課題を特定し、優先順位を付けて、どんな仕組みを作って、どう運用したのか。どこに重点があると見たのか、何が転機になったのか、もっと浮彫にしてほしいところ。
    ■転生の物語だが、一番興味深いのはやはり第9章のリーダーシップが書かれているところ。結局、会社の変革はトップの覚悟なんだと思わされる。
    ■この裏には大量に解雇された人員がいることも、文中にさりげ

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    2024年07月07日