三木三奈のレビュー一覧
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ネタバレアイスネルワイゼンとアキちゃんの二本立て。
アイスネルワイゼンは心情ゼロ。会話ベース。
いろいろ心無いこと言われて、最後は立つことさえできなくなってしまう。会話だけで、その人の考え、心だとは思わないようにしないと。
アキちゃん
いじめられたことがある人は共感できそう。普通に女子みたいなイメージで読んでたけど、男の子に産まれた心は女の子の話。でもそれにしたってイジメは最悪だよ。
憎しみについて詳しく書かれていておもしろい。憎しみにもパワーがいるんだよね。カルマとか宗教的なことも書かれていたんだけど、これってアレのことかな?と思ってしまった。 -
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ネタバレ浅井リョウさんが、おすすめしていて読んでみた。確かに会話がずっと続いて、、、主人公の気持ちが一切書かれていないことに、歯痒さ、気持ち悪さを感じる。どうなの?どう思ってるの?と思わせる様な、災難や、相手との会話が淡々と綴られて最後、立っていられなくなるくらい泣くと言う終わりかたに、あぁ、やっぱりそうだったんだ。と自分ながらに、主人公の気持ちを汲み取って終わった。うーん、、、まだ続きがあるなら読みたい感じ。
二本立てのアキちゃん。
これは、素晴らしい!!自分も同じ様な経験した事のある!一喜一憂に、同調してしまうくらい、気持ちの再現、表現の仕方が素晴らしい!
小学校の苦い思い出を彷彿とさせる様に、憎しみを心で消化する所の文面が
きっと女の人にしかわからない感情なのだろう。
アキちゃんのみなら、⭐︎5つですね。 -
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主人公の暴言が気になった。
自分より、弱者の友達には、相槌をうちながら
優しい言葉をかけながら、
相手の幸せにジェラシーを感じると
チクリと意地悪なことを言ったり。
自分と対立する友達には
敵対モードで、暴言。
自分より上の立場の女性には
へいへいと、したがって、
なんでもかんでも
謝ったりするけれど
心の中で、「ババア」と言って暴言。
読んで、嫌な感じが残ったんだけれど
たぶん、自分達、一人一人にも
おおかれ、少なかれ
対応する人によって
言葉や態度
少し変わってしまうような
本質的な、人間の問題があるのかも。
会話が多く
それが物語をすすめているので
すらすらと、読むことはできました。
哀しみのノクターン
というように
やはり、主人公には
自分でどうしようもない
哀しみが心の中にあるのかも。
その哀しみが、
自分にとって理不尽だと感じたときに
心が爆発して、暴言、嫌味、皮肉
そんなことを
つい、うっかり言ってしまうのだろう。 -
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ネタバレ芥川賞候補とあるから、こういうのが純文学なのだろうか。
普段読まないジャンルの本だが、出版区の本ツイで朝井リョウがおすすめしていて気になった本。
朝井リョウ曰く「めっちゃ嫌な話」。
「主人公の心情が一切書かれない。濃淡なく出来事が描かれ、最後の最後で歩けなくなる瞬間が見られる。」
めっちゃ嫌な話なのに推すなんて気になる!と思い読んでみたら、比喩ではなく文字通り"歩けなくなる"話だった。
主人公の言動が裏表ありまくりな上、気持ちの起伏が激しく態度がコロコロ変わるので、なんか怖い、不気味だな…と思いながら読んだが、最後まで不安定さが落ち着くことなく、急に話が終わってびっくり。
何も解決してなくて怖い。
私には、嫌な話、というより現実に存在していたら怖い話だと思えた。
一方『アキちゃん』ではひたすら憎しみについて描かれている。
主人公とアキちゃんの関係がどうなっていくのか?また、それぞれに意味ありげな同級生達とのやりとりも気になり、ストーリーに引き込まれた。
小学5年生でこんな人間関係怖い…と思う一方で、小学生の独特な視野で見るとこういう世界になってしまうのかも、みたいな。
さくっと読めたし、2作それぞれの面白さ(不気味さ?)があり、自分では選ばない本だったけど、こういう読書も楽しいなと思えた。
他にも朝井リョウがオススメしていた本があったので、順に読んでいこうと思う。 -
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ネタバレ仕事では不得手なことを任され悔しい思いをして、好意でプレゼントすればかぶるし、妊娠かもって不安を煽られるし、恋人とはうまくいかないし、発表会にゆあなちゃんを出させようとするお母さんにマンガ教室をすすめるのは、こじれた小林に再度連絡とりたくないからだし、亡くなった加藤美咲との思い出にビッグマックを買おうとすれば販売してないし、あれもこれもうまくいかずなかば自暴自棄になって人生が追いつめられていく感じで読んでてツラかった。
ラスト。
キャリーケースの中身を空っぽにして髪形も変えて心機一転やり直そうと決意したとき、
そこで不意にアイスネルワイゼンのメロディが鼻歌になって出てきた。
もう亡くなったかっちゃんに弾いてもらうことができないことを痛切に実感し、助けてほしいのに素直に助けを求められない自分自身のままならなさ、不安定な将来とか。
そういった感情に押し潰されるように、人生を生きる重みに耐えられなくなって涙あふれて立てなくなる。
そんな主人公の琴音は、職場の知り合いとか友達の友達にいてもおかしくないようなリアルな女性だった。
優が話す遺伝性の視力の病気からだと思うけれど、映画のダンサー・イン・ザ・ダークの雰囲気を思い出しました。