木藤潮香のレビュー一覧
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「何のために生きているの」
こう問いかけられたら自分はどう答えるだろうと思いを巡らせました。
行き着いた先
「何のために生きるか」を考えたら、達成できなかったときに、自分の存在価値や承認欲求が脅かされてしまう。他人軸になってしまう。だから「生きるために何をするか」と生きることを目的として考えれば、自...続きを読むPosted by ブクログ -
脊髄小脳変性症という難病になってしまった少女のお母さんの著書。
少女本人の日記からなる、1リットルの涙を読んでからの本作。
1リットルの涙では描かれていなかった、病気の変遷や医師とのやりとりなども書かれていて、より詳細なところまで知ることができた。
だんだんと衰えていく娘の様子を一番身近で見てい...続きを読むPosted by ブクログ -
1児の母です。先天性の障害をいくつも抱えた娘がおります。ひとつ治すとまた次の障害。次々と出てくる障害に母親が不安定になり子供にも不安定な想いをさせながら生きていかせていきたくない。そう思い障害を抱えた子にどのような接し方をしていらっしゃったのか気になり読ませていただきました。
一言では表現できませ...続きを読むたま -
「1リットルの涙」と続けて読んだ本。
絶対に2冊あわせて読むべき。
もし自分がこの病気にかかったら、はたして「生きたい」と思えるだろうか…。
もし将来自分に子供が出来て、その子供がこの病気にかかった時、はたしてこの母親のように支えてあげる事が出来るだろうか…。
…こんなことを考えてみたけど、正直自信...続きを読むPosted by ブクログ -
姉妹書の「1リットルの涙」が闘病中本人の目線で書かれた本なのに対し、こちらは介護者の目線で書かれたエッセー。
著者が医療介護系の仕事に就いていた、ということもあり、「どうやってよりよい介護をするか」という観点でみれば読み取れるものも多かったんだろうけど…看護・介護を実感を持って理解できない人間には...続きを読むPosted by ブクログ -
これも号泣しました。タイトルの通りです。母の立場から娘の状況をより詳しく書かれてます。こちらには、奇麗事ではない部分も正直に書かれているので生々しい家族の気持ちも伺えます。Posted by ブクログ
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2005年くらいに、長崎か福岡で買って読んだ本。
木藤亜矢さんのお母さんの手記。
こうゆう、病気ものには弱いのです。
病気の子供を持つ、親の気持ち・・・。
私はまだ子供はいないから分からないけど、病気である本人以上に辛い部分もあるんじゃないかなって思う。
たぶん、親は、代わってあげられるな...続きを読むPosted by ブクログ -
1リットルの涙で亜也さんと共に賢明に病魔に立ち向かい、生き抜いた母、潮香さんの手記。
ある日、同室の患者さんから「亜也ちゃんは耳が聞こえないの?」と尋ねられる。亜也さんは一人で食事が出来ない、言葉が上手く喋れないなど、身体が不自由にはなっていたものの、脳や感覚器官などには異常は出ていない。母のいない...続きを読むPosted by ブクログ -
泣きそうになったけど泣かずに読み切った本。(たぶん、実家で読んだからかな)
1リットルの涙の後、亜也ちゃんに何が起こり、どうなっていったのか。
私が母ならば、とてもじゃないけれど書けないであろう文章。
きっと、この本に、そして亜也ちゃんの本に救われた人が、大勢いるのだろうなあ。Posted by ブクログ -
2007/10/17
一年くらい前に「1リットルの涙」を読んで最近読み返したりしたので続きも。
脊髄小脳変性症である亜矢ちゃんが自分では文字をつづれなくなった後の母の手記。
前のものを読んだときにも思ったけれど
ただただ、恐ろしい。絶望感。
だからこそ、正直な感じがするというか…。
『私はなんの...続きを読むPosted by ブクログ -
購入者:梅村
こちらは主にドラマ化されていない最後の5年間の様子をお母さんが手記にされたものです。同じ生きるにしても周りの協力と拒絶で幾分かは楽になれたり、奈落の底へ突き落とされる気持ちになったり。読むのがつらくなるほど過酷な現実が描かれていますが、知るべきことなのだと思いました。
貸出:(201...続きを読むPosted by ブクログ -
有名な「1リットルの涙」のお母さん目線の「いのちのハードル」。
母親の私としては「1リットルの涙」よりも「いのちのハードル」のほうが入り込めました。Posted by ブクログ -
尊敬に値する方です。ここまで、娘と闘える母親は、いるでしょうか。この母だからこそ、娘も頑張れたのではないでしょうか。Posted by ブクログ
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「1リットルの涙―難病と闘い続ける少女亜也の日記」よりも病気の進行の内容やいろいろな出来事が詳しく載っていたのが良かった。泣ける。本当に泣ける。Posted by ブクログ
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『1リットルの涙』の母、潮香が書いた本。亜也と共に病気と闘った12年間を綴ったこの本は、泣かずにはいられませんでした。こういう素晴らしい親になるにどうしたらなれるのか、とつくづく思う。1リットルの涙と共に読む価値は十分にある。新幹線で号泣。隣の人とか気になったけど、そんなこと知らんって感じに涙がこぼ...続きを読むPosted by ブクログ
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亜矢さんのお母さん目線で色々なことが書かれていた。山本先生の、「医者である限り、亜矢ちゃんを見放さないよ」という言葉…心のない家政婦さんとのバトルもあったから、亜矢さんもお母さんも、この言葉に本当に助けられたと思う。山本ドクター、本当に良い先生。
涙が出る印象的なシーンが3つあった。
●寝たきりにな...続きを読むPosted by ブクログ -
自分は生きたいから生きていると自信を持って言えないと思っていたけど、この世は結局は空なんだとか思ってたけど、感動モノだとおもって敬遠してきたけど、やっぱり、やっぱりいのちはいのちで、小学生の頃に言われてたような、いのちは一つしかないんだっていう陳腐な言葉がすごく大事だったんだなんて思った。素直に生き...続きを読むPosted by ブクログ
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介護について深く考えさせられた。
寝たきりだったり、上手く身体が使えなかったり、話せなかったりする相手に、
どう接するか(ユーモアを忘れないこと)、
希望をもたせるか、
意思を尊重すること、
心地よい環境を整えること(家政婦や病院の理解)、
自分ひとりの問題ではなく家族の問題とすること、
自尊心を損...続きを読むPosted by ブクログ