西見公宏のレビュー一覧
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スペック駆動開発。Claude Codeのプランモード。MCP。Vibe codingの失敗あるある。AIと協働開発するうえで最重要なのは何をどう作るかの合意形成。AIエージェントの構成要素は環境・知覚・メモリ・推論・行動。コンテキストウィンドウの容量制限とコンテキストロットによる性能低下で過去の指示を忘れる。この課題には、コンテキストエンジニアリングとして、圧縮、構造化ノート、サブエージェントを駆使。ユーザの隠れた期待や資料間の矛盾によりエージェントは混乱し、変な実装になる課題には、スラッシュコマンド、スキル、サブエージェントによる指示追従性向上。外部システムとの連携の課題は、MCPとBashツール活用とそのためのセキュア環境構築。絶対守らせないルールはフックを使う。SandboxingとDev Container。
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実践Claude Code入門―現場で活用するためのAIコーディングの思考法
著:西見 公宏
著:吉田 真吾
著:大嶋 勇樹
出版社:技術評論社
IT人にとって、AIの使い方は2つあります。
ユーザの要求にしたがって、その業務をAIをつかって実装すること。RPAなどをつかって、1オペで実行できるようにすることも含まれます。
もう一つは、AIをつかってコンピュータシステムをより安く、速く、確実につくること。
本書は、スペック(仕様)駆動開発、すなわち、コンピュータシステムの構築のために書かれた本です。
アプリケーション開発について、仕様をベースとして膨大な開発コストを軽減するための手法です。
工数・規模でいえば、仕様駆動開発の破壊力はすさまじいもので、7割から8割を低減することができるものです。
ただ、トークンを含むAIツールの使用料や、人間が確認、担保する工数が必要であり、コストとしては残念ながらそこまでのパフオーマンスは得られていません。
また、AIエージェントのうち、コーディングを司る機能を、コーディングエージェントといっていて、これまで会話型ではなく、バッチ型で処理するのが特徴です。また、MCPをつかった外部接続、仕様管理は、GitHubをベースとしているところが特徴です。
コーディングエージェント進化の歴史
2021 GitHub Copilot
2023 Cursor
2024 Devin
2025 Claud Code
2025年は、AIエージェント元年と呼ばれる
Claud Code の開発環境
・GitHub
・Visual Studio Code
・Dev Container
・Docker
仕様管理は、GitHubがベースとなっていて、仕様については、*.md というファイルに格納される
仕様記述 文書構造を SDDが規定する
例として、AWSがリリースしている Kiro があげられる
■コーディングエージェントの特徴とは
・自然言語による要求理解
・タスクの自律的分解
・コード生成と編集
・ツールの使用
・エラー対応
■仕様をとりまとめる CLAUDE.md ファイル
*.md というファイルが仕様関連のファイルです。
外部のシステムとの連携は、MCPというプロトコルを利用して行います。
目次
はじめに
第1部 手を動かして学ぶClaude Codeの基本
第1章 Claude Codeをソフトウェアエンジニアリングと統合する
第2章 Claude Codeの基礎
第3章 MCPを使いこなせ!
第4章 達人に学ぶスペック駆動開発
第5章 Claude Code Actionの活用
第2部 動作原理を理解して開発フローをしくみ化する
第6章 Claude Codeの動作原理を理解する
第7章 Claude Codeを意図通りに動かす
第8章 スペック駆動開発のフローをしくみ化する【設計編】
第9章 スペック駆動開発のフローをしくみ化する【実践編】
付録 各種サービスの設定手順 Anthropic社の概要・コンプライアンス・法的な規約
索引
ISBN:9784297153540
判型:B5変
ページ数:304ページ
定価:3000円(本体)
2026年01月08日初版第1刷発行
2026年05月16日初版第7刷発行 -
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Claude Codeによって、スペック駆動開発が実用化できそうなことが見えてきてワクワクする本です。
従来のウォーターフォールな開発は仕様書の変更管理が煩雑で仕様書とコードの不整合が多くなりがちで、アジャイル開発は仕様がチケットなどに分散してしまい後からの仕様把握が大変になりがちで、スペック駆動開発は仕様書を整備・維持するのが大変で回しにくいのが悩みだったかと思います(ちょっと乱暴なまとめですが)。
Claude Codeによって、仕様書を書かせたりメンテさせたりしながら、それと連動したコーディングも任せられるようになり仕様書とコードを整合させやすくなるので、スペック駆動開発が実用できそうでワクワクします。第4章は、ぜひ実際に試しながら読み進めることをお勧めします。
第6章以降の第2部では、一般的なAIエージェント開発でも肝となるコンテキストエンジニアリングを、Claude Codeの各種機能でどのように行えばよいのかが学べます。細かい機能の違いなどは触り始めれば自然に覚えるかと思いますので、本を読む時は機能を覚えようとするよりも、なんのためにその機能があるのかを中心に概念を理解するようにすると良いかと思います。
Claude Codeを使う側の方だけでなく、Claude CodeのようなAIエージェントを開発される方にとっても学びが多い本ではないかと思いました。 -
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AI エージェントの概要から、運用・改善についてまでを一通り解説している書籍。
ヘルプデスク支援やマーケティング支援など、具体的なシナリオを取り上げた開発・設計解説があるのは嬉しい。
ただ、これらの内容の結構な部分が LangGraph 特有のコード・実装例で占められているので、他のツールを利用している場合は読み飛ばしても良いかもしれない。
「第三部:AIエージェントを現場で使う」では、 AI エージェントの評価・運用方法や、著者らが所属する企業でAI エージェントを導入する際に考えていることなどが紹介されており、参考になった(「AIスペシャリストと業務担当者それぞれの役割分担」や「ドメインエキスパートによる生成AIの活用は、特定業務におけるAIエージェントの導入に先行すべきである」という考え方など)。 -
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本書は、Pythonを用いて LangChain および LangGraph を活用し、RAG や AIエージェントを構築するための基本から実践的なコード例まで体系的に整理されています。エンジニアであれば、例示されたコードを実際に手元で動かすことで理解が深まり、即プロトタイプ開発につなげられる実用書だと感じました。
一方で、私自身はプロジェクトマネージャという立場から、「AIエージェントを技術的にどう実現するのか」という全体像を押さえることを主眼に読んだため、すべてのコードを細かく追ったわけではありません。それでも、AIエージェントのアーキテクチャや、RAGの設計思想、LangChain/LangGraph が果たす役割といった“仕組みレベル”の理解が得られた点は非常に大きな収穫でした。
特に、これまで私はビジネス寄りのAI活用書を中心に読んでおり、企画・要件定義の視点がどうしても主体になりがちでした。本書で技術側のアプローチに触れたことで、プロジェクト推進時にエンジニアとどのように議論すべきかや、技術的な難所がどこに存在するかがより立体的に見えるようになりました。結果として、AIエージェントを導入・運用する際の視界が一段広がった感覚があります。
プロトタイプ作成から実装・運用までを見据え、技術サイドの理解も押さえておきたいプロジェクトマネージャにとって、本書は良い“橋渡し役”になる一冊だと感じました。 -
Posted by ブクログ
最近、業務時間中はずっと2~4並列で動いている Claude Code と、agentic coding のあるべき活用方法として注目を浴びている SDD (要は仕様を決めてから開発しましょうというだけの話なのだが、AI 開発で最初にバズったのが Vibe coding だった影響で、カウンタムーブメントになってしまっている)に関する解説書。Claude 初心者向けだが、command や skill の具体例、Context memory の節約などにも触れられていて、まあこういう流行りもので短命な書籍としては、良く書けているのではないかという印象。