あらすじ
【AIエージェントの可能性を示す日本初の書】
細かく指示を出さなくても、自分で考えて動くAI。「AIエージェント」というSF世界のような技術が、今まさに花開こうとしています。
本書では、ChatGPTに代表される「チャット型AI」との違いに注目しながら、AIエージェントが私たちの仕事にもたらすであろうインパクトを明らかにしていきます。さらに、AIエージェントの技術的なしくみについても、前提知識がなくても理解できるようにわかりやすく解説。生産性が爆上がりする、新時代の技術と働き方を垣間見ることのできる一冊です。
■こんな方におすすめ
AIの利活用について最先端の情報を仕入れたいビジネスパーソン
自身の生産性の向上に関心のあるビジネスパーソン
AIエージェントについて知っておきたいITエンジニア
■目次
●第1章 あなたの仕事がAIエージェントで変わる
新人不要、AIエージェントが研修なしで即戦力になる
人間と同じ仕事の進め方をするAIエージェント
自社データベースとの接続によって生まれる競争力
AIエージェントと人間との協働
AIエージェント以降の人間の役割
●第2章 AIエージェントとは何か
チャット型AIとしての「ChatGPT」
「指示待ち」チャット型AIの限界
チャット型AIの課題を解決するAIエージェント
なぜ大規模言語モデルをベースにするのか
AIエージェントブームの火付け役「AutoGPT」
第二の火付け役となった「BabyAGI」
複数のAIエージェントによる社会シミュレーション「Generative Agents」
AIエージェントが経営するソフトウェア開発会社「ChatDev」
●第3章 AIエージェントの仕組み
AIエージェントを構成する4つの要素
それぞれの要素はどのように相互作用するのか
個性(Profile):AIエージェントのキャラ付け
記憶(Memory):AIエージェントの頭の中
計画(Planning):AIエージェントの戦略的思考
行動(Action):AIエージェントの道具箱
●第4章 AIエージェントを体験する
自動的なリサーチを支援してくれる「Cognosys」
顧客調査を自動化する「aomni」
■著者プロフィール
西見公宏(にしみ まさひろ):1983年生まれ。Web制作フリーランスを経て、大学卒業後TIS株式会社に入社。大手企業の業務基幹システム開発や、海外でのソリューション開発を経験した後、2011年に株式会社ソニックガーデンへ入社。クライアント先への顧問CTOとしてRuby on Railsを活用したWebアプリケーション開発に企画から運用まで携わる一方で、年間100件以上の新規相談に対応しながらプロジェクトの立ち上げを支援。2015年に同社取締役就任。2022年からは有限会社エッジドエッジ代表として、ChatGPTの利活用を中心に大規模言語モデルを活用したアプリケーション開発ならびにアドバイザリーを提供している。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
人が指示しなくても、自律的にタスクをこなすAIエージェント。今後はこれがどんどん人の代わりに仕事をする時代が来るのは容易に想像できる。(Softbank World 2024で孫さんも言われている)
メーカーとしては、このAIエージェントと仲良くできる製品作りが必要だし、専門性の高いエージェント作るためのデータ収集が必要だと痛感しました。
自分の思っていたことが整理されました。
Posted by ブクログ
AIエージェントで仕事のあり方がどのように変わるかを示唆し、技術的な仕組みもとても分かり易く解説した良書です。しかしながら、約2年前に出版された本なので、新しい本を読むための布石と捉えておきます。
Posted by ブクログ
開発者ではないビジネスパーソンにも分かりやすく、AIエージェントの基礎知識を紹介してくれている。
2023年12月発行時点の最新情報をいち早くまとめている内容ではあるが、2025年現在ではすでに陳腐化している。(もちろん、これは本書が悪いということではなくAI技術が恐るべきスピードで進歩していることの表れ。)
170ページ程の文量で読みやすいので、事例はともかく、AIエージェントがチャット型の生成AIからどのように派生し、その行動の基本はどうなっているのか、という点を理解するうえで役に立った。