青野利彦のレビュー一覧

  • 冷戦史(上) 第二次世界大戦終結からキューバ危機まで

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    核拡散が精力的に行われて実際に核戦争が起こる寸前のキューバ危機まで。今より核の使用がカジュアルに発想されてて恐ろしい。キューバ危機が避けられたのは単に人類が運が良かったからだという。

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    2024年02月17日
  • 冷戦史(下) ベトナム戦争からソ連崩壊まで

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    東西冷戦をめぐる上下2冊の概説。米ソ両国に限らず、世界各地での様々な動きが網羅されている。

    歴史研究の進展によって、トルーマン・ドクトリン、鉄のカーテン演説、マルタ会談などの重要な事柄でも、通説的なイメージとは異なる側面が明らかになってきたことがよく理解できた。ただし、西側諸国に比べると、ソ連・中国など東側諸国については、不明な点がまだかなりあるという印象も受ける。これは、史料公開が進んでいないことを意味しているのだろう。

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    2024年07月24日
  • 冷戦史(下) ベトナム戦争からソ連崩壊まで

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    冷戦史の下巻は、ベトナム戦争から冷戦の終結まで。

    この辺りの歴史は自分自身もニュースなどで見聞きして、また学んだこともあるテーマが多くなる。が、当時はそれぞれの関連がわからなかったものが、大きなところでどうつながっていたのが、ときあかされていく感じで、パズルが解けるような快感があった。

    この本は、単純に東西陣営の話しだけでなく、その陣営内での状況、そして、それ以外の国との関係を記述してあるわけだが、その分析アプローチがうまく機能していると思った。

    読んでみて、思うのは、敵がいる時には、その敵を倒すために協力がなされるのだが、敵がいなくなるそこから内部対立が生じて、紛争になったり、戦争にな

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    2024年06月07日
  • 冷戦史(上) 第二次世界大戦終結からキューバ危機まで

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    冷戦が終わって、30年以上経つが、現在の国際秩序は、第二次世界大戦そして冷戦を経て、成立しているもので、現在の世界を理解するためには、冷戦の理解は不可欠なところ。ウクライナ戦争などは、まさに冷戦が終わる中で残った問題が今、こういう形で、立ち上がっているという感じがする。

    従来の冷戦史が米ソ対立を政治的な側面で捉えたもの、それにヨーロッパの状況が時々記載されて、それ以外は、背景情報くらいで取り扱われることが多かった気がするが、これは最新の研究成果を踏まえつつ、東西の対立とそれぞれの陣営内でのパワーオブバランスの変化、第3世界の動向、そして日本との関係を整理しながら、記述されているのが特徴。

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    2024年06月07日
  • 冷戦史(上) 第二次世界大戦終結からキューバ危機まで

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    冷戦が終わって30年以上が過ぎた。ソ連の崩壊が「冷戦の終わり」ということにつながっているわけだけど。
    第二次世界大戦の終わりから、ソ連の崩壊まで丹念な記述で分かりやすい。で、気づいた。実は国際関係は何も変わっていない。「自国の利益のためには他者を踏みつけていく」という観点ではだ。確かにプレイヤーは変わったし、戦う武器(経済動向が特に)も変わった。これがヒトの業ですかね。
    さらに恐ろしいのは、核保有国は増え続けているし、核保有国は侵略攻撃を受けたことがないってこと。

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    2024年05月03日
  • 冷戦史(下) ベトナム戦争からソ連崩壊まで

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    冷戦を中心とした現代史は、各国の利害関係が複雑に絡み合った結果であるが、その要因について、非常に簡潔かつ分かりやすく整理されている。
    歴史は、必然の結果ではなく、各国の選択の積み重ねの結果であるとの考察が印象的。そうであるからこそ、本書を読んで学ぶ意義があるのだろう。

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    2024年01月24日
  • 冷戦史(上) 第二次世界大戦終結からキューバ危機まで

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    アメリカとソ連を中心としながら、第二次世界大戦後の各地域の動向が俯瞰的に理解出来る。キューバ危機と言われても、今までピンときていなかったが、背景がよく分かった。
    世界史を勉強している学生向けにも適している内容だと思う。

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    2024年01月22日