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Posted by ブクログ
冷戦が終わって、30年以上経つが、現在の国際秩序は、第二次世界大戦そして冷戦を経て、成立しているもので、現在の世界を理解するためには、冷戦の理解は不可欠なところ。ウクライナ戦争などは、まさに冷戦が終わる中で残った問題が今、こういう形で、立ち上がっているという感じがする。
従来の冷戦史が米ソ対立を政治的な側面で捉えたもの、それにヨーロッパの状況が時々記載されて、それ以外は、背景情報くらいで取り扱われることが多かった気がするが、これは最新の研究成果を踏まえつつ、東西の対立とそれぞれの陣営内でのパワーオブバランスの変化、第3世界の動向、そして日本との関係を整理しながら、記述されているのが特徴。
とても多様な視点が提示されており、ある程度、知っている歴史的な事実も新しい視点で見ることが可能になった。
上巻は、キューバ危機までの状況。いろいろな本ですでに議論されていることとの重複は多いが、世界と日本との関係については、頭の整理がかなり進んだ。
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