池田守男のレビュー一覧

  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    本家『サーバントリーダーシップ』よりも読みやすく分かりやすかったです。
    理論的な側面を金井氏が固め、ご自身の経験を資生堂の元社長 池田氏が語る構成になっています。そのため全体を通じて、腑に落ちるという印象がありました。

    リーダーシップを相互作用的で動態的な現象と捉えている点は、非常に興味深いと同時に、一つの真理のように思います。

    本家ではあまり読み取れなかった(理解できなかった)サーバント・リーダーシップと変革型リーダーシップが両立するということについて、非常に重点的に解説されています。この相反すると思われるテーマに対し、むしろサーバントなリーダーこそ変革に向きだと本書は唱えています。

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    2015年02月15日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    公務員の昇任試験対策として読んでみた。サーバントとリーダーシップは相反するものと考えていたが、日常的にはフォロワーの奉仕者として支え、ここぞというと時には先頭に立って舵をとるという姿勢で臨むという。また、資生堂の元社長である故池田守男氏との対談はサーバントリーダーシップを実践するのには有益である。

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    2025年08月17日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    愛するものに尽くし、導いていく思想。信頼できる人に、人はついてくる。リーダーシップとはフォロワーが目的に向かって自発的に動き出すのに影響を与えるプロセス。リーダーはフォロワーのために存在するという逆三角形的な考え方。サーバントは召使いではない。中年期に差し掛かると自分の成長の限界が見えてきて自分のスキル経験を若い他者へ継承しようという考えが出てくるGenerativityという発達課題。サーバントリーダーとして世代継承性にシフトすることで成長の壁の前で足踏みすることなく、関係者・チームとしての成長観点に切り替えその課題を克服できる。

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    2025年07月11日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    上に立つ者は支配するのではなく仕える――そんな逆説に光を当てたのが「サーバントリーダーシップ」だ。元資生堂社長の池田守男氏は華やかなブランドの陰に人間尊重の理念を根づかせた。社員の声に耳を傾け現場の知恵を引き出す姿勢はやがて企業文化をも変えた。組織の成長を支えたのは命令より共感、効率より信頼という信念だった。今、分断や孤立が深まる時代にこそ仕えることの力が問われている。

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    2025年06月20日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    入門に本当丁度良い!わかりやすかった。
    宗教が絡むとむむっと思ってしまうことも多いけど、宗教が絡んでいない人の視点もあって、安心して読めた。

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    2024年02月11日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    リーダーシップはトップダウンではなく支援者に徹することが重要。
    リーダーシップは何なのか?どこから醸成されるものなのか、とうことが分かりやすく書かれている1冊。
    後半は池田氏の実体験がインタビュー形式で紹介されています。

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    2022年03月21日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    ネタバレ

    聖書の一節に「受けるよりは与える方が幸いである」とある。与えられることよりも与えること、愛されるより愛すること、尽くされるより尽くすこと。ここにサーバント(奉仕)の心を基盤にした「サーバント・リーダーシップ」の精神を見いだすことができる。
    サーバント(奉仕者)リーダーにとって大事なことは「①ミッションの名のもとに(共通の目的に向かって)、②フォロワーが自発的についてくる風土作り。そのためリーダーは③「大きな夢やビジョナリーなコンセプトをもち、④「信頼性」(credibility)を得つつ、⑤フォロワーが話しやすい状況を作り積極的に傾聴する」ことである。
    サーバントリーダーシップは、キリスト教的

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    2021年08月19日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    サーバントリーダーが自分に合うかなと思って気になっていたので読んでみた。
    自分の理念に共感してもらい伝える。チーム全員同じ方向を向くために必要な内容で頑張ってみようと思う。

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    2021年05月04日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    人事研修で聞いた「サーバント・リーダーシップ」が気になり、グリーンリーフ氏の緑の本を手にするも難しく、まずはこちらを読んでみました。なんとなくですが、イメージが湧いてきました。

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    2020年08月24日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    チームのアウトプットを最大限に高めるために、リーダーは何をしたら良いか?

    その答えの一つが「サーバントリーダーシップ」である。

    組織で動く以上、自分だけではなく個々のメンバーのアウトプットの総量が重要であり、それを最大限に高めるための方法として、こちらを選択したい。

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    2019年05月19日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    ●サーバント・リーダーシップの定義
    リーダーである人は、「まず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」という実践哲学をサーバント・リーダーシップといいます。サーバント・リーダーは相手に対し奉仕する人です。相手への奉仕を通じて、相手を導きたいという気持ちになり、その後リーダーとして相手を導く役割を受け入れる人なのです。サーバント・リーダーはつねに他者がいちばん必要としているものを提供しようと努めます。

    ●サーバント・リーダーシップの考え方
    リーダーシップはとてもシンプルな現象。信じてついていってもいいと思える人に、フォロワーたちが喜んでついていっている状態がリーダーシップという社会現象であり

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    2015年10月27日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    サーバントとリーダーシップ。一見相反する概念に思えるが、この本ではサーバント・リーダーシップの理論と実践を学べる。理論は神戸大の金井壽宏先生から、実践は元資生堂相談役の池田守男さんから。
    ミドルとして、職場はもちろん、「サーバント・リーダーシップは企業経営や組織運営といった大きな場面だけで必要とされるものではなく、われわれの日々の生活のなかにも多く見られる現象である」(p83)ということで、家庭や地域でのサーバントも心がけたい。

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    2015年08月11日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    サーバントリーダーシップは「引っ張るリーダー」とは異なった「支えるリーダー」というリーダーシップ像で、アメリカ・AT&Tの経営者であったロバート・K・グリーンリーフ氏が提唱した哲学。長期継続的に存在する(ゴーイングコンサーン)ことを前提とする企業経営において重視すべき考え方で、従来型の権限主導のリーダーシップを否定するものではないと感じました。危機的な状況や緊急事態などはむしろ権限主導のリーダーシップの迅速性が求められる場合もあり、相互補完的なものと捉えるのが良いと思います。また「サーバント」という言葉から「顧客や部下の召使いのように働けばいい」との誤解が想起されかねないが、「イニシア

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    2014年03月30日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    サーバントリーダーシップは、自らの信じるビジョン、ミッションがあり、その目標感に共感してくれる人に尽くす。というよりも、自分のビジョンやミッションにひたすらに尽くす。
    池田守男さんも金井としひろさんも、使命感の大切さを何度も説いている。「命を使ってでも尽くしたいこと」を周囲に言葉で、行動で示し続けてこそ、サーバントとして尽くすことが人を動かす。
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    働くことは「人に向けて動く」ことだと定義する。
    その感覚ととても近しい。
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    2012年10月20日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    サーバントリーダーシップはまさに顧客中心、職員中心、ステークホルダー中心の組織作りをさしている。従来型のヒエラルキー型ピラミッドを逆さまにした構造。ビジョナリーカンパニー、ソーシャルカンパニーの理想型だと思う。

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    2012年09月08日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    教員として読んだ。
    サーバントであること、つまり、奉仕者として振舞うことと、リーダーとして振舞うことがどう両立するのか知りたかったからだ。
    結論は、まず、リーダーとして、どんなビジョンをもち、信念をもつかが大切。その実行のために、フォロアーには、説明、説得、様々な支援を惜しみなく与える。
    傾聴、共感、癒し、気づき、概念化、先見性、コミュニティづくりなどサーバントリーダーの持ち味が書かれてある。
    自分はついてこい!型ではないから、サーバントリーダーの方が向いてると感じた。
    子どもに、学校をクラスを、そして人としてどうしていきたいかビジョンを語ろうと思った。

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    2012年07月27日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    総論→具体例→対談→まとめ と 非常に良くまとまっている。サーバントリーダーシップに対する疑問をことごとく解消してくれた本。

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    2012年07月23日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    資生堂元社長で相談役の池田氏と,神戸大学大学院教授の金井氏の共著。
    「人を引っ張って導いていく」というイメージが強い「理想のリーダー像」だが,奉仕するという姿勢のリーダーもありうるということを示した本。
    リーダーが目指す大義に共有・共感するフォロワーが,その大義に向けた行動をとるために支えるのが,サーバント・リーダーである。
    金井教授は,これを子供に対する親の態度だと言っている。子供の成長のためを思って,子供に対する愛情のために,奉仕する親の姿である。
    親はサーバント・リーダーであるし,そうあるべきというのは,非常にすっきりと自分の中に入ったし,自分自身の考えを改めさせてもくれた気がする。

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    2012年02月26日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    ネタバレ

    入門書でありながら得るものが多かった。今まで漠然と思っていたことが一つの形として掴めたような感触がある。
    人によっては、まったくピンとこないかもしれないが、ピンとこないなりにも何か得るものがあるのではないか?
    時間があるときに、原書に挑戦したい。

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    2011年02月27日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    サーバントリーダーシップとは何か、実際の企業での動きをメインに解説されていて、わかりやすかった。
    一方でメカニズム的な部分は少ない(割と根性論?)ので、学術寄りの本もぜひ読んでみようと思います。

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    2024年11月05日