森優のレビュー一覧
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ネタバレわたしの好きな連作短編集ということで読み始めました。どの話も面白かった。1番が、、決められないな…愛が一位かピンクちゃんかな?悩む。。みなさんの感想を読むの楽しみにしている!みなさんの1番はどれだ!?
愛が一位は、遙くんの自分のしたいことをしたい気持ちも、百ちゃんの自分の思い通りに動いてほしい気持ちもわかりながら読んだ。それぞれに引っかかるところがあって、こんなカップル居そう!って思った。
毎日のグミは、全然話の行き着くところがわからなくて、緋名とママが仲直りすることが行き着くところ?と思いながら、そわそわしながら読んだ。
避難訓練は、戻田のことを心配しながら読んだ。あとめっちゃ戻田って -
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川上佐都さんの2作目の作品。
前作『街に跳ねる』も良かったので
新作を楽しみにしている作家さんのひとり。
部屋と家を舞台に描かれる連作短編集。
第1話「愛が一位」
ルームシェアを解消し恋人と同棲を始める遙の話。
恋人との生活にモヤモヤとしたものを抱えるが
彼は〈他人の言うこと・することをまず飲み込む癖がついていた〉
無理をしていないかな。
そんな心配をしてしまう。
思春期の娘が元父親の家に居候する
第2話「毎日のグミ」も好き。
久しぶりに2人で過ごす時間が愛おしい。
第3話「避難訓練」
男3人のルームシェアの様子が書かれているが
第1話の遙とは違う面も見られて楽しい。
アパートの隣人同 -
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人と暮らすことで見えてくるものはいろいろあって…。
人と暮らすのは不自由なことだけではないはずで、だけど自分の時間を優先したい、気儘に暮らしたい人には窮屈さを感じるかもしれなくて…。
[愛が一位]
〜分かり合えないカップルのこと。価値観の違い。
[毎日のグミ]
〜距離感のある父と娘。両親の離婚後からの生活。
[避難訓練]
〜友人同士のルームシェア。いつまで成立するもの。
[ピンクちゃん]
〜アパートの隣人同士。おばあちゃんと短大生との不思議な関係。
[荷ほどき]
〜ひとり暮らしの青年のこと。
5編の連作短編集。
それぞれに悩ましい…。
誰かと暮らすということ…温かさだけではないものがあるの -
Posted by ブクログ
シェアハウス、同棲、一人暮らし、実家。
色んな住み方があって、どんな住み方にも、それ特有の楽しさと寂しさがある。
実家暮らし時代、一人暮らし時代、同棲時代…その時々の楽しさ寂しさを思い出させてくれた本でした。
生活をする中で、些細なことで同居人や隣人とモヤモヤすることがあったり、勘違いされてしまったりもする。
でも、そんな事情に関わらず、時間は進んでいく。
それに流されて忘れていく記憶、ずっと覚えている記憶、忘れないように頑張って覚えている記憶。
全部をずっと覚えることはできなくて、逆に全部を忘れることもできなくて、そんな感じでぼんやり楽しかったことや寂しかったことを残していくのもいいかもな