くりたゆきのレビュー一覧

  • 学校に行かない僕の学校

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    不登校から全寮制のフリースクールに入所することにした中学2年生の主人公がの1年半にわたる生活を描いた小説です。

    「学校に通う」ということだけがすべてではない。相手がどのように感じ、考えているかは決してわからないのだから、思い悩んで苦しむのではなく、自分の気持ちに正直に生きればいい。他人から指示されたことや望まれることに従うのではなく、自分が何をしたいのか、自分はどう考えたいのかということにじっくりと向き合うことがよい。

    そんな、「ありのままでいること」の価値を改めて感じさせてくれる物語でした。

    ぎくしゃくしていたり、どうしてもわかり合えずに反発している家族であっても、しばらく距離を置いて

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    2025年09月20日
  • 学校に行かない僕の学校

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     ブク友さんの本棚にお邪魔した際に、見つけました。
    タイトルにまず食いついてしまいました。
     うるっとしました。
    色々な経験から、思うことが色々ありました。
     たくさんの経験をして逞しくなった主人公達は、自分の居場所ややりたいことを見つけることができて良かったな。
    実際の私の周りの中高生も、色々悩み考え色々なことを選択しているんだろうな。応援したくなる。
     実際、自分の居場所を探していたり、やりたいことを探している子ども達のための場所が、たくさん増えたらいいなと思います。

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    2024年12月15日
  • 学校に行かない僕の学校

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    親友兼弟分のセアの死に責任を感じる薫。
    離婚した母と再婚者と2人の間に生まれた弟との関係に行き詰まりを感じたイズミ。
    育児放棄され養父母の元可愛がられて育った銀河。
    森の中のフリースクールに通う子どもたちの話。
    「話すっていうのは離すって意味にもなるんだって。だから嫌なことは話した方がいいって」が印象に残った。

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    2024年10月24日
  • 学校に行かない僕の学校

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    森の近くの全寮制フリースクール。そこで過ごした日々。
    中2の薫を中心に、そこにいる子どもらの想いや願いや変化が丁寧に描かれる。
    学校に行かない理由。親元を離れる理由。乗り越えるというよりは、自分の気持ちに向き合う。そんな余地が森にはある。

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    2024年07月25日
  • 10代から身につけたい「伝える力」

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    「伝える力」のジュニア版。内容はほとんど底本と同じなのですが、小学生にも想像しやすい場面や言葉に置き換えたり、ネット社会においての今どきの「新・伝える力」の説明もあり、大人の読者でも学びが多い1冊に仕上がっていると思う。

    昨今、ズバズバ持論を展開する人がネットやテレビなどではもてはやされがちですが、この本では相手の意見や反応にも耳を傾ける「聞く力」も重視しているのは、賛同できた。

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    2024年03月10日
  • 10代から身につけたい「伝える力」

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    大人が読んでも勉強になる内容です。漫画や可愛らしい絵が多用されているので子供にも手に取りやすそう。難しい内容を平易な言葉で分かりやすく説明することがどんなに難しいかと大人になると身に染みるよなと改めて感じました。

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    2024年02月14日
  • 学校に行かない僕の学校

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    中学2年生の夏、学校に行けなくなってから引きこもり気味だった主人公の少年が、東京の山の中にある寮制のフリースクールに入る話。小中学生向けかな。

    そこにいる子供たちは、皆心のどこかに傷を抱えている。
    最初は心を開けず、ぶつかり合っていた子供たちが、そこで共に過ごすことによって心の内を打ち明け合うことが出来るようになり、少しずつ心の傷を癒していく。

    主人公の抱えていた傷が痛くて、スタバで涙してしまい、慌てて読むのを止めた。そして家に帰って続きを読んで号泣した…。
    スタンド・バイ・ミー(そばにいて)より、スタンド・バイ・ユー(そばにいるよ)。
    とても心に響いた。

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    2025年11月18日
  • おはなし日本文化 短歌・俳句 月曜倶楽部へようこそ!

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    4.5年から。柊は、気になる女の子詩音の不思議な言葉から、短歌や俳句に興味を持っていく。ある時クラスで人気のカンナの恋愛の悩みに、友達と共に短歌に挑戦することに。
    小学生向けとして、上手く生活に交えながら短歌を程よく深めることができるところが◎少し解釈やニュアンスの理解が難しいので、6年におすすめ。

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    2024年12月18日
  • 10代から身につけたい「伝える力」

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    ネタバレ

    伝える力の身につけ方が平易な文章で分かりやすく説明されている。
    ネットばかりではなく、信用性の高い新聞も摂取するよう心がけよう。
    語彙や教養を蓄えるべく、読書もしよう。
    how to本よりも小説がおすすめ。わからない言葉や漢字があったら 逐一 辞書を開く。
    わからないままにしておくと、将来恥をかくかもしれない。

    相手に興味を持って話を聞いてもらうためには、質問されても淀みなく答えられるよう、伝えたいことについてできるだけ詳しく知っておかなければならない。
    背景や根本まで深掘りする癖をつけ、知識を蓄えていこう。

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    2024年12月16日
  • 学校に行かない僕の学校

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    舞台は、森と川の近くにあるフリースクール。

    主人公、14歳夏、薫がフリースクールに来てから15歳冬までの出来事。それぞれの理由でここに来た子ども達と、それぞれの理由でここに関わる大人達。
    少しずつ、お互いが自身のことを話せるようになる。そんな自分たちの関係は友人でもなく家族でもないが、なんだか心地よく感じる薫。



    友人の死、親の再婚、ネグレクト、重そうなワードが並ぶ。森の中の風景描写に癒される。
    現実こんなに甘くない、理想すぎるのかもしれない。それでも良いと思う。
    学校は好きだったがそれでも、こんな場所が当時あれば生活したかったなあ。

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    2024年10月26日
  • 学校に行かない僕の学校

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    こんなフリースクールがあったらいいなぁ。
    でもきっと、家や学校から遠く離れた場所に一人で飛び込むのは相当な勇気がいるだろう。

    そうまでして主人公薫が選んだのは森にある寮付きのフリースクール。
    何を学ぶかは自分次第。
    これまでの生活や勉強との違いに戸惑うが、やがて自分なりのペースを掴み、同い年の仲間とも友情以上のものを築いていく。
    そしてここに来ることになった、自分の心の中の傷にもゆっくりと向き合えるようになっていく...

    そう、今の時代は何でも速すぎるのだ。
    流れ作業のように短期間で課題の答えを出さなければならない。
    でも人生はそう簡単に答えが見つかることばかりではない。
    本当はちょっと立

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    2024年08月27日
  • 学校に行かない僕の学校

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    中学。中二の薫は、ある出来事から学校に行けなくなる。家から離れるため寮付きのフリースクールに行き、同年代の子どもたちと生活しながら、自分と向き合う時間を過ごす。
    主人公の僕の悩みに向き合う場面の終わりからが、他の友人達の悩みに寄り添ったり、出会った人との別れがあったりと、大人っぽい落ち着いた読後感が味わえる。

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    2024年07月20日
  • 学校に行かない僕の学校

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    だれにも言えなくて、自分で抱え込んで苦しんでしまうこと。そこまでではなくても、言いづらいな、とか、もし自分の言葉でだれかが傷ついてしまったら…とか、ふと考えてしまうことは結構あると思う。
    そんな時、斉藤さんの言葉を思い出したい。

    「話すことは、離すこと。嫌なことは話したほうがいい」
     
    時には逃げたっていい。
    相手がどう思っているかなんて分からないから、自分が思うようにしたらいい。

    自分にはどうにもできなくて、でも何とかしなきゃいけない、と思っている人を励ましてくれる本。

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    2024年04月16日
  • 10代から身につけたい「伝える力」

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    話す時は、削ぎ落としてシンプルに。愛をもって。
    書くときは、5W1Hなどフォーマットを持っておくとよい 
    聞くときは、謙虚に相手の話を膨らませる

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    2025年04月12日
  • 学校に行かない僕の学校

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    不登校になった薫、山の中の全寮制のフリースクールに入ることになる。
    そこには色々な事情を抱えた子ども達がいた。
    そこで生活しているうちに同じ学年のイズミと銀河と心を通わせるようになる。
    薫が抱えている心の闇は親友の死に原因がある。
    他の2人は家庭に問題があるようだ。
    このフリースクールは、学習をするところではなく、生活する力をつけ、元の社会へ戻っていく。
    理想的な環境のようだ。
    学校へ行けなくなった子どもだけでなく、みんなこんなところでは成長できれば、なんて思う。
    生きづらい世の中、ここはきっと理想郷だ。
    近所の一人暮らしのおばあさんの最期に偶然にも出会ってしまうのだが、今の社会、こんな風に人

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    2025年01月25日
  • 学校に行かない僕の学校

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    児童書

    あることで学校に行けなくなり、寮付きのフリースクールへ行くことになった薫。そこで出会った同じように悩みを抱えたフリースクールの仲間と過ごすかけがえのない時間。

    Stand by you.
    友達の言った、どんな時も、何があってもあなたの味方。
    という言葉がすごくかっこよかった。こう言える人に、言ってもらえる人になりたい。

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    2024年10月10日
  • 学校に行かない僕の学校

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    森の中の寮付きのフリースクールを舞台としたYA小説。このくらいの年頃だと世界が狭いけど、学校だけが居場所じゃないということに気づけたら。

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    2024年09月17日