一般財団法人グルテンフリー協会の代表理事を務める著者が書いた、グルテンフリーのすすめ本。
小麦アレルギーじゃなくても、グルテン不耐症やセリアック病という遅延型のアレルギーをもった人が、世の中の5人に1人くらいの割合でいて、粘着性のあるグルテンは、腸壁にとどまりやすく、腸に穴を開けたり、消化の邪魔をしたり、脳に霧がかかったように集中できなかったり、モヤモヤした感じや頭痛まで引き起こしてしまうことがある。
テニス選手のノバク・ジョコビッチ選手がグルテンフリーをはじめ、書籍を発表したことで日本でもブームとなり、グルテンフリーは一般的なものとなった。
特定の食材だけを取り上げて、悪者にしようと考えているわけではないけど、少なくとも日本人には小麦は合っていないとも思える。
元来、米中心で過ごしてきた日本人には、グルテンの耐性がなく、遅延型のアレルギーのせいだと言えばつじつまが合う気がする。
和食中心の食事をして、ビールを我慢すれば、ブームや健康志向の高まりのおかげか、代替えの食材はかなり豊富になってきた。
普段使いのスーパーにもグルテンフリーコーナーがあるほどだ。
我が家は下の子が小麦アレルギーがあるので、もともと小麦を少なくした食事をとっているけど、その子以外は完全に小麦を除去しているわけではない。それでも、腸の調子は抜群だし、風邪もひくこともない。悩みのひとつだった偏頭痛も、小麦を減らしてから症状が出ていない。
それだけが理由だとは思わないけど、小麦粉に水を入れて混ぜたときの粘着具合を想像すると、あれが食道や胃、腸や脳に張り付いたら嫌だなと思える。
健康で自分で考えて動き続けられるように、自分を形作り、思考の元となる食事にはこれからも気をつけていきたい。