ティム・デン・ハイヤーのレビュー一覧
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「論理」よりも「情熱」よりも、「認知バイアス」によって私たちは動かされる、と言う。では「認知バイアス」とは「勘違いで人間の先入観や偏見で人を動かす」ことで、「人は面倒を避ける」、「視覚に騙されやすい」(視覚誘導)、「周囲(環境)に同調する」などとある。特に気になった(騙されやすい)実例としては、
・人は自分が思ているほど自分自身のことを知らない(私だけがと思い違い)
・無知な人より、知識が豊富な人の方が自信が持てない(過信し分からなかったことに気づく)
・何かを信じ込むには自分に嘘をつく(自己欺瞞):偽薬など(ノシーボ効果)
・「美味しいものは高い」のではなく「高い」だけで美味しく感じる(プラ -
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行動経済学入門として、様々なハウスフライ効果や認知バイアスを軽快な語り口で紹介してくれている一冊。
オランダで刊行された本だが、オランダだけでなく世界中の事例や実験が取り上げられていて、各国の特徴なども垣間見れて面白かった。
どの認知バイアスも興味深かったが、一度読んだだけではすぐ忘れてしまいそうなので時折読み返したい。
[覚えておきたいこと]
☆ 性格診断や占いで使われるフォアラー効果(バーナム効果)、「ほかの人には当てはまらないが、自分には当てはまる」と受け止める。
人間は自分が思っているほど自分自身のことを知らない。
☆人は自分自身を過大評価しがちで、自信過剰な考えを物事全般の判 -
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この本…面白い。
認知バイアスのことやハウスフライ効果(一見すると小さなことが人の行動に大きな影響を及ぼす)について書かれてる本だけど、知っておくとためになる。
カジノで現金をチップに変えて賭けをすると、現金を使った場合よりも負けたときに苦痛を感じにくくなる。その辺りをカジノ側は熟知している。
プラシーボ(偽薬)についてはよく聞くけど、プラシーボを投入された人が、本物の薬剤の副作用を起こす、ノシーボ効果は初めて知った。まさに本末転倒。
人間の脳は将来得られる報酬よりも、今、目の前にある報酬をはるかに高く評価するようにできている。
味で例えるのもどうかとおもうけど、噛めば噛むほど味が出 -
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とても、読みやすい行動経済学の本でした。
必ずしも、合理的な行動をする訳ではなく、何でと言う行動をすることがある。
読んでいて思ったのが、未来の利益よりも目の前の利益が大切。人の脳はマルチタスクに向いていないということがよく分かりました。
家電量販店だと、現金値引きかポイント還元かといった具合?
必ずしも、全ての考え方が合っている訳ではないけど、興味深く読めました。
以下は、途中まで書き留めていた本書の気になる箇所
トイレの小便器の蝿のマーク(ハウスフライ効果)
ナッジは、「望ましい行動を簡単に、楽しく、自然に促す環境の小さな変化」
認知バイアスは、人間の先入観や偏見といった勘違い
「あ -
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ネタバレあるテーマについて少しだけ知識がある人は、自らの専門性を過大に評価しやすいことをダニング・クルーガー効果という。なお、テーマを学ぶに従い、過信の度合いは下がっていく。
自己紹介をすることで互いを知ることにより、共通点を見つけ、連携しやすくなる。すなわち、自己紹介の目的は「共通点」を探すことである。
認知バイアスを用いて人を動かすには
1.達成したい結果を明確にする
2.必要な行動を図式化する
3.行動の生か・事態が改善したことをどう測定するかを決める
4.相手の立場になってみる
5.一見すると小さなことが人の行動に大きな影響を及ぼす現象であるハウスフライ効果を用いる
6.試してみる
7.成 -
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行動経済学が面白く読める本。
生活の中にある身近な「認知バイアス」をこれでもか、といういうくらい紹介。
400ページを超える本だが、楽しく気楽に読むことができた。
認知バイアスとは、物事の判断が、直感やこれまでの経験に基づく先入観によって非合理的になる心理現象だが、身の回りをよーく見渡してみると、実はいろんなところに潜んでいる。自分はそんなものには騙されないぞ、と思っていても、どうやら人間の脳は、不思議なことに騙されやすいようにできているようだ。
あまりにも多くの事例が紹介されているので、例を挙げることもできないが、本の巻末に付録として71個の認知バイアスが紹介されている。しかも使って見たいも -
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イエバエ効果 男子トイレのハエの絵
認知バイアス
過信そのものが直観から生まれている 脳が処理しやすい過去のパターン
自己欺瞞 脳が自分はそういう特性だと言い聞かせる
精神を鍛えるより環境を変える
プラシーボ・ボタン 何も起こさず効果をもたらす
押しても押さなくて変わらないが勘違いして落ち着かせる
ナッジ かんたん わかりやすく 楽しく 行動を誘導 ↔ スラッジ
思考=あえてしたくはないこと 認知流暢性=一目でわかることに快感
複雑バイアス
人は選択肢を示されることを好むが、選択するのは好きではない
デフォルト 何もしないことが一番楽 習慣を壊さない
フックモデル