リンデ・ファースのレビュー一覧
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作家のラヴィニアの家には、謎めいたドアがある。ドアの向こうには多くの国があり、パスポートとビザをもつ人だけが開けることができるらしい。トム先生のクラスのラウレンゾーたちは、作家からの課題に取り組みながら、自分と仲間たちを深く知っていく。
「本を読むのは、ドアを開けるのと似てるの。いま、この本を開いたら、あなたをまっているのはなにかしら?」
「物語を読むこと・きくこと」の喜びや力強さがすごく伝わってきた。本を開けばどんなところへも行くことができるというメッセージはもちろん、先生の読み聞かせを「手のかかる子どもたち」がとても楽しみにしていたり、ラウレンゾーとパパを今でも繋いでいる思い出が『メネ -
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女の子 ソフィーの夢。
クリスマスには、きらきらした 心が躍るような そんな時間を…。
雪が降る町、どの 家も 明るく楽しげな時間を過ごしているような時、女の子の家はとても静かでお父さんは仕事に大忙し。
翌日、クリスマスの朝、北欧の夜明け前のまだ暗い朝。
外なら、素敵なことに出会えるかもしれない☆+*
そんな期待を持って、ソフィーはひとり家を抜け出し、不思議で特別な時間を体験することになる。
北欧のまだ暗い朝、不安を煽る白い雪が激しく降って、その後特別な時間が始まって、少しずつ白が光の役割になって、ソフィーの心が、色と反映してる状態から、一転して対照的な状態になったところが、とても面白く感 -
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わたしにはとても面白かったが、子どもウケするかというと、なんとも…。
子供にはちょっと肩透かしの印象になりそう。
冒険ではなく、冒険に辿り着くまでを冒険にした物語。
やや不思議な小学校についてもあんまり説明はない。
日本でいえば、フリースクールみたいなものか。
あのトンケ氏がこんな不思議なガイド役の女性になって、物語に登場しているということが、私には大きなことだった。
主人公とパパのことも、一応は好転してホッとしたけど、日本社会から見ればこれってけっこう酷い状況なのは変わりないし、モヤモヤしないとは言えない。
それでも、こういう小さなものを積み重ねる物語が私は好きだし、物語は良いものだ -
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しずくさんのレビューからこの絵本を知りました。クリスマスに間に合いましたっ!!しずくさん、ありがとうございます。
この絵本はソフィーという少女が主人公です。舞台は冬の北欧、明日がクリスマス!なのに、大好きなパパは忙しくて…ソフィーは自分のための素敵なことが外にあるかもしれないとコートを着て出かけます。そこで出会ったのは、優しい目をしたヘラジカと動物たち、そして湖のほとりにひとりぼっちでたたずむ小さなモミの木…。
とっても自然豊かな北欧のクリスマス、雪、氷、星、オーロラが丁寧に描かれています。そしてソフィーが、また可愛い!!ソフィーの小さな冒険っ!思いやりと優しさを感じさせてくれるスト -
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5歳孫娘にクリスマスプレゼントする絵本を探す。
以前は恐竜大好きだったのに、最近はすっかりプリキュアに入れ込んでしまった孫娘。久しぶりに会った彼女は髪も長く伸ばし当世風の女の子、いわゆる可愛い女の子に変身しつつありました。ばぁばとしては嬉しさの反面残念な気持ちもあり複雑な心境。
静謐な雪の世界が描かれた絵本。明日はクリスマスなのにパパは仕事で大いそがし。単身世帯なのだろう、ひとりぼっちのソフィーはすてきなことを探しにでかけると、吹雪の中でやさしいヘラジカに出会い、大きな森へたどりつく。ソフィーは、青く凍った湖のほとりにぽつんと立つ小さなもみの木を見つけます。かざりも光もなく一人ぼっちで立って -
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2024年読書感想文課題図書 高学年
このお話は、実話を元に作られています。
1978年、作家を夢見る19歳のリンデルトは、有名な児童文学作家だったトンケの家を訪ねます。
トンケは児童養護施設で過ごしたことがあり、また、教育に困難を伴う子どものための学校に通った経験がありました。
また、1982年にパスポートそっくりの本が社会問題となって、法務省が本の回収に乗り出したとき、二人は実におもしろい対応をしたのです。
さあ、現実と空想とユーモアが入り混じる本の世界へ行ってみてください。
普通の異世界へ行くお話とは一線を画す設定がよかった。あとは、このお話のもとになった実話のエピソードがすごく楽しか -
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子どもが読んで面白いかな?(特に翻訳ものとして)
とい疑問があるが、大人は読んで面白かった。
先生がとてもよい先生だということがわかるし、渡し舟の船頭さんがお父さんというのもよかった。
しかし、最後の解説のパスポート事件のあらましがわかり、作者の人となりを知ると、この本の面白さがわかる。
ファンタジーと思って手にとる子にとってはがっかりする内容かもしれない。最後までドアの向こうを楽しみにしてきたのに、クラスをまとめる手段(?)だったのか、とがっかりするかもしれない。
オランダの教育事情がわからない子どもからしたら、特別な学校というニュアンスも微妙かもしれない。 -